読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
短文感想
2017年09月19日 (火) | 編集 |
2012-9
市場クロガネは稼ぎたい(1) (裏少年サンデーコミックス)
梧桐柾木
自分の力で稼ぐ人物を尊敬する財閥の御曹司は、彼自身は自分で稼いだことがあるのかという問いをきっかけに、稼いだ金の総額で成績や進路が決まる学園に入学する。学園ものとマネーゲームを融合させた話。主人公は他者の才能を見抜くという超常能力設定があり奇策と人使いが卓越しているが学園内ルールを把握していなかったため借金からの学園生活がスタートする。マイナスからの成長譚のお手本的展開。理論と情熱のバランスがいい案配。複数巻。



光圀伝(一) (カドカワデジタルコミックス)
冲方 丁 三宅乱丈
水戸光圀の半生を描いた歴史小説コミカライズ。時代劇ドラマの黄門さまか歴史書の著者くらいしか知識がなかった人物。これを読む少し前にドラマのような公正な人物ではないっぽい?ってのが頭の隅にあったので意外とは感じず興味深く読めた。小難しくなく、でもドラマ性を感じる演出と構成。作画は迫力があり題材と合っている。予備知識亡く時代ドラマとして読んでも問題ないと思う。複数巻。



びーとれすっ (角川コミックス・エース・エクストラ)
長谷 敏司 redjuice
SF小説BEATLESSコミカライズ・・というかパロディ。主人公の青年とと主人公と契約した謎の少女と妹たちとの同居生活を描く話。正直コミカライズのほうより面白かったかも。パロディだとキャラがミニマム化すると同時にキャラも状況設定も冒頭からコメディに合うよう突き抜けるパターンが多いが、こちらは若干原作に寄せているように思う。登場人物のノリは可愛い。が、まあやっぱり原作読むなりして予備知識があったほうがいいかな・・?



2013/9
フイチン再見!(1) (ビッグコミックス)
村上もとか
昭和30年代小学生の「僕」が少女雑誌で「フイチンさん」という漫画と出会う語りから始まり、その漫画の著者である女性漫画家を主人公にした物語が展開される。売れっ子作家のころから話がはじまり、当時の世相や初の女性漫画家であることの様々な思うことや目標などが綴られていく。伝記ものでいいのかな。綿密な作画と確かな描写は見応えがある。複数巻。

BL漫画の短文感想
2017年09月08日 (金) | 編集 |
2013-02
甘くないのがかわいくて (あすかコミックスCL-DX)
志々藤からり
表題作他、こんなに近くで・いまさらだけど言わせてよ・君の花が咲くまでを収録した短編集。表題作は父親がオーナーの喫茶店で働く青年と、超無愛想な雇われ店長の話。店長の愛想のない接客にハラハラするが実は不器用で照れ屋なだけとわかりそのギャップに惹かれる、というはじまり。積んで崩して離れて近づいてな王道BL展開。考えるより動くタイプの年下攻と普段無表情だけど相手と対峙するときは表情が顕著な受というシチュが萌え所か。メリハリがないともとれるけど安心感があるというかほんわかとした気持ちで読める。他作品は、酔った勢いで致した後から始まる恋の話、淡い相思相愛だったの幼馴染みと再会する話、初恋の家庭教師と再会する話など。同時収録作も王道で読みやすかった。やっぱ変に凝らない設定の話のほうが好みなのかな~。



2013-01
恋は育って愛になる (あすかコミックスCL-DX)
木下けい子
何年かぶりに田舎の故郷で肥料の営業活動をすることになったリーマンは、立派な農家になった幼馴染みと再会する話。東京から2時間通っての営業、久方ぶりの田舎のノリについて行けないものの、農家青年と交流しながら徐々に馴染んでいく。元ヤンキーの農業青年と、かつて美少年今は凡人の営業マン。設定も展開も物語として読みやすかった。農業ネタや嫁取りなどリアルな設定の元、BL世界ならではの展開も多くいろんな意味で楽しめた。著者のキャラ描写はなんか柔らかくて好き。悪役な立ち位置のキャラもなんか憎めないところが良い。


BL漫画短文感想
2017年09月08日 (金) | 編集 |

2014-09
ふぁみりーしゅみれーしょん!! (バンブーコミックス Qpaコレクション)
松吉アコ
海外出張の姉の息子を一時預かることになった大学院生と、数年ぶりに再会した幼馴染みのリーマンの話。家計など諸々の理由で、大学院生とその甥っ子の家にリーマンも同居することになる疑似家族系BL。学生時代にぬきっこしたりしたりもした二人が子育てに四苦八苦するうちにふたりの距離も縮まりってかんじかな。甥っ子が可愛くて子は鎹的立ち位置、親代わりの二人が仲良すぎてちょっとさみしくなっちゃうエピソードがたまらん(笑)全体的にほのぼのと明るいお話で好みだった。同時収録はミクロ単位でキミがスキ!!理系男子ものだが好きな相手の細胞が挟まれたプレパラートが宝物って・・フェチすぎるだろう・・。面白可愛いけど。等身は高めで裸の絵の均整も上手いかな。キャラの表情が可愛い。BL描写のほうも好みっす。


いとしの絶対君主さま (バンブーコミックス Qpaコレクション)
加村カロ
家出少年の主人公は男前男子小学生に拾われる。小学生の保護者の青年が経営するホストクラブのホストとして働き、自分を拾ってくれた男子小学生を慕うもののある事件から避けられ続け出会わなくなった。そして七年後、成長し高校生となった相手は潔癖症となり主人公を覚えて居らずそっけない。だが変わらず主人公は再会を喜び慕い続ける。うーん・・主人公が最初っからブレずに絶対的な好きを貫く話・・なのか?著者が描きたい場面を描きたい気持ちが一人歩きしてその前後の場面構成が適当すぎてものすごく読みづらい。絵柄も線画も好みだしBL描写は魅力あるしシチュエーション的には萌えるところもある。がそれを相殺するほどに物語としての体がなさすぎる。著者の初作品と言うことで次はもうちょい精査した内容を望む。



2013-11
アンタの犬になってやる! (あすかコミックスCL-DX)
真山ジュン
アンタの犬になってやる!・好きすぎてどうしよう・見つめないでください・花の名は、君を収録したBL作品集。表題作は目つきが悪いのが災いして鳴かず飛ばずのモデルが、有名アパレルのモデルに抜擢され社長の専属モデルのためのスパルタ教育を受ける話。社長の事情を知り奮起するモデルが可愛い。他は建設現場の従業員いわゆるガテン設定の話や大学生同士の話、庭師と坊ちゃまの話など。等身の高い怜悧系な絵柄だがコミカルなノリが存外多くデフォルメキャラ描写も多い。愚直で愚鈍なところがあるがそこが愛おしいキャラが見所。



2013-07
なんでお前とキスしてるんだ? (あすかコミックスCL-DX)
南条つぐみ
表題作ほか理想の恋じゃないけれど・それは愛のせい・虜にさせて・レンアイツインズを収録したBL短編集。表題作は、若干おバカなリーマンと彼が敵対心を持ち常に勝負を挑むクールで有能なリーマンの話。キャラは魅力があるが社会人設定のわりに学生みたいな稚拙な行動に若干引っかかる。このジャンルでそれを言ってはおしまいだろうが。誘い受けだったり、攻側が悶々としているけど受側も好き好きな態度で読み手側からは相思相愛そのものだったりする話ばかりかな。短編かつ最後にBL描写を入れる関係で終始順当な流れのものばかり。とはいえ素直に楽しめる内容ばかりなので好みが合えば良い作品集。個人的には著者の作風は好み。



2011/9
背中にキス (あすかコミックスCL-DX)
梅太郎
背中にキス・汗と吐息と夏休み・抱いてサヨナラを収録したBL作品集。表題作は、目的のためにはかっこわるいことも平然とする先輩と彼に憧れる主人公のリーマンBL。他は、中退した学校が募集したバイトに入り、かつて片恋だった教師にきちんとフラれようとする男子の話、姉を弄んだ男性に復讐するため相手の職場に入り込むが相手はとてもそんな人物に見えず逆に惹かれて・・という話。そこそこ頁数があるからかドラマ性というかストーリー性がわりとあって読み応えがあった。主人公が受側でいろいろと思い悩むモノローグが見所かな。絵柄は面長の等身が高いタイプ。



2012-6
育メンだって恋します。 (あすかコミックスCL-DX)
三島 一彦
生真面目保育士と朗らか育メンBLの子は鎹系BL。一見チャラく見える父親が実はしっかり者というギャップに保育士が惹かれ、その父親が熱で倒れたのをきっかけに距離が縮まる展開。育メンがリーマンだろうけど可愛い系キャラなのはBLならではか。全体的にほわっとファンシーな雰囲気。育メンのほうが攻なのか・・。この著者は攻のほうがキャラが立っている。同時収録は、かつて相思相愛なのだが教師と教え子の関係で世間体を気にして振った相手が新任教師として同僚になる話。わりとシリアスめかな。登場人物の心情の停滞描写は好みが分れるかも。



2012-02
そして僕らは恋をする (あすかコミックスCL-DX)
おおやかずみ
天涯孤独の便利屋の青年は、生前懇意にしていた顧客で占い師の老女の「居場所をあげる」という遺言から彼女の死後の住まいの管理をしていた。そんな中、その家を購入したという青年が現れる。正体不明のその青年と主人公は同居することになるが。亡き占い師がつなぐ縁から始まるBL恋愛もの。同居する中で互いを知り気持ちを育んだりあて馬的な男性が登場したりとお手本のような恋愛もの。美麗な絵柄。ちょっと間抜けな主人公と、謎があるけど基本柔らかい気質のイケメンのやりとりは萌える(笑)なんのかのと優しいお話だった。PNはひらがなオンリーになってるなあ。ジャンルによって変えてるのか全部変えたのか・・。★★☆☆☆



2012-05
泣キ顔ミマン (バンブーコミックス 麗人セレクション)
猫田リコ
中学時代の野球部先輩と再会する新任教師の話。先輩とは同僚ということになる。中学時代に部でいじめを受けていた主人公。先輩はいじめに荷担していなかったが、先輩に自分のみっともないところを見られた気恥ずかしさなど当時を思い出すため避けていた。だがそれでも徐々に打ち解けていき、その中で先輩の心情を知る、という展開。センシティブな文法で描かれる不器用者同士のBL。情景描写の多用と静かな会話場面、じわっとくる雰囲気が好み。余談だが人物の姿勢がリアルな猫背っぽいのは珍しいなと思った。長い長い旅を経て、そして朝が来るは、7年前1年間先代の愛人だった青年が先代の七回忌で、現当主の青年と再会する話。愛人の青年は当時の記憶が曖昧で当主は当時少年で、という状況。ぼやーっとしたせつない系BLかな。こちらも妙な色気というか雰囲気がある。親族達の、愛人の青年に対する現在の態度というかオチがものすごく印象的だった。多分作品中一番の印象の深さ(笑)★★★☆☆



2015-02
ゼロ距離 (あすかコミックスCL-DX)
高城 リョウ
学生時代に常にキスされ絡まれ周囲から誤解を受けるなど散々な目にあった先輩の結婚式の招待状を受けた主人公が事故に遭いタイムスリップする。で自分はコビトサイズになり過去の自分と出会い先輩に関わらないよう助言するが・・。オカルトとタイムスリップとスイーツといろんな設定のごった煮。相思相愛だったけど1周目は選択間違ってたよ的な話でいいのか?BL的には萌え所満載なのかもだが話運びや設定が稚拙過ぎて個人的にいまいち。絵は美麗。巻末の4コマ漫画を見るに、オカルト部というシリーズの話の1つ・・なのかな・・??



2014-05
青春偏差値 (あすかコミックスCL-DX)
高城 リョウ
美形過ぎて恋愛対象外に認定され続けてきた教諭は、男子生徒に告白されるも信じられず返事をせずうやむやにしたことがあった。時がたち、校内の恋愛成就の祠に祈ったところ、同僚の教師となったかつての男子生徒との運命の出会いが起こる。相手と面と向かうと制御できない主人公に相手は迫ってくる・・・というかんじの教師同士同僚BLもの。BLのトレンドなのかもしれないが作風が全く合わなかった。等身の高い美麗な絵柄なだけに余計にギャップが激しい。主人公の幼ない思考展開と行動はどうしても興ざめる;主人公の設定も相手との再会シチュエーションも好みなんだけどなあ。じたばたする様子はちょっと可愛いけど。まああくまで嗜好の問題なので;

コミカライズ短文感想
2017年09月07日 (木) | 編集 |
2015-03
魔法科高校の劣等生 よんこま編(1) (電撃コミックスNEXT)
佐島 勤 石田 可奈
魔法科高校の劣等生の4コマパロディ漫画。デフォルメした絵柄で4コマ向き、構図も単調ではなくかつ読みやすい。表紙絵よりも本文の絵の方が魅力を感じる。キャラの表情も豊かで楽しい。パロディらしい、原作にはないテンションの高さとコミカルさが良い。パロディ4コマ作品の中では良質のタイトル。ある程度は原作の予備知識があったほうが良いタイプの内容だが原作の登場人物のキャラとは別物のキャラ描写。複数巻。★★☆☆☆



2012/3
トワノクオン(1) (角川コミックス・エース)
BONES 根元 歳三
肉体の形も変化する超常能力を有する人間が存在し、その人間達を狩る組織と護り保護する組織がある世界観。主人公クオンをはじめとした面々は保護する側で、家庭環境が複雑で能力に目覚めていない少年が主人公と出会うところから始まる構成。アニメ映画が原作のコミカライズかな。シリアスかつハード、バトルアクションが目立つ。原作が未読なのでなんとも言えないが物語自体は王道かな~。原作補填タイプのコミカライズっぽくはある。複数巻。



2014-3
棺姫のチャイカっか (角川コミックス・エース)
榊 一郎 なまにくATK(ニトロプラス) かにかま
アニメ化もされたファンタジーラノベ・棺姫のチャイカの4コマパロディ。主要人物によるドタバタのんびりな日常コメディといったところか。原作準拠の貧乏ネタから日本文化ネタまでなんでもあり。可愛いんだけどのっぺりした絵柄だしネタも似たようなかんじで原作愛がないと途中で飽きてくる。それにしても連載期間が長かったのか作者の性分か、絵柄と画力がバラバラすぎる。時間と共に上手くなっているようなそうでないような・・。わけがわからぬ・・。



2014-5
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 The Animation(1) (角川コミックス・エース)
鳳乃 一真 赤りんご
原作はラノベだが題名から察するにアニメ版のコミカライズのよう。アニメしか見てないけど原作とは展開が違うのかな。さアニメ視聴から読了したがほぼアニメの展開をトレースした内容。絵は抜群に綺麗で上手い。今まで読んだコミカライズの中でも上位の気がする。内容は、天才女子高生が自ら探り当てた財宝を元手に作られた島が舞台で、感動された男子が島での住処は、件の女子高生の幽霊が棲み着く部屋だったという話。女子高生が生前掘り当て埋蔵金とされる特殊な遺物と女子高生が誰に殺されたかという謎が軸となるアドベンチャーもの。複数巻。

箱庭のソレイユほか短文感想
2017年09月04日 (月) | 編集 |
2016-6
箱庭のソレイユ 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
川端志季
その日は小学生のときヒロインが通っていた美術教室の先生の命日。先生は他殺で犯人は当時ヒロインの親友の少年とされた。事件から5年後、ヒロインが墓参りした際亡き先生の弟の青年と出会い、刑期を終え出所した少年と再会したところから物語は始まる。姉を殺した少年の動機と事によっては復讐したい青年、青年に惹かれつつ少年が犯人ではないと信じるヒロイン、ヒロインを護りたいと思う少年。恋愛要素とは別に過去の事件の真実が大きな伏線らしいサスペンス要素とシビアな人間模様が興味深い。人物相関と各々の立ち位置の設定を上手く活かし人間描写と物語を深くさせているように思う。少年の言動からどうも事件にはヒロインが知らず関与してるっぽそう・・?アールヌーボー風の表紙絵が個人的に好き。複数巻。★★★☆☆



2015-11
魔法使いと星降る庭(1) (あすかコミックスDX)
湖住 ふじこ
魔法が存在する現代社会。魔法使い適性がある人間は専門教育機関に入ることが義務づけられている。ヒロインは魔法適性ありと認められ魔法学校に入学するも最初の試験に四苦八苦、試験中に出会った学園住み込みの庭師の青年に惹かれる。そして西の魔女から逃げた悪魔の青年を成り行きで使い魔にしたため、怒った魔女に、好きな相手の前では男子になってしまう呪いを受けるという展開に。ファンタジー設定の学園恋愛成長モノかな。絵は美麗。魔法の在る世界観や魔法使いの諸々設定は興味深い。要素詰め込みで話の進め方がけっこうめまぐるしい印象。正直な所いまひとつ物語に入れなかったのは、ヒロインが乙女ゲーの主人公のようなキャラ設定だからかなあ。受難続きの状況に健気に頑張る姿は好ましいんだけど。複数巻。



2014/3
シェイクスピアの歴史劇をベースに中世イングランドの薔薇戦争を描くダークロマン。白薔薇・ヨーク家と赤薔薇・ランカスター家の両家の繰り返される王位争奪戦の話で、主人公はヨーク家の三男。他の兄弟と違う黒髪と両性具有の身体ゆえ母にとことん疎まれ自分を見てくれる相手、特に父にかなり傾倒してるみたい。美麗な絵柄による劇作のアレンジを加えた歴史ドラマは読み応えがある。予備知識がなくとももちろん楽しめる構成なのだが、あればより楽しめると思う。複数巻。★★★☆☆


2014-6
はぐみの庭 (コミックアヴァルス)
不二森千花
はぐみの庭・雨の日クローバー・隠恋慕を収録した恋愛短編集。表題作は人当たりの良い男子と無愛想な女子が園芸部の庭をきっかけに親しくなる話。といっても以前に二人は出会っていて女子は男子を気になってはいたという背景があるが。雨の日クローバーはこどもっぽいと言われがちな女子中学生がバス亭で出会った男子高校生に淡い恋心を抱く話、隠恋慕は、参拝者の少ない寂れた神社の神と神社に通っては願いを唱える人間の少女の話。恋愛モノだが両思いになったなど明確な描写はなく爽やかな雰囲気でゆるやかに物語が閉じる構成。ヒロインの笑顔など表情の描写が好ましい。★★☆☆☆



2013-12
ラストノーツ(1) (フラワーコミックス)
桜小路かのこ
不遇だった少女は、亡き祖父の縁から、死者に会える「反魂香」を扱う二人の青年の店に身を寄せることになる。北の雪国で母親の所業から村八分を受けていたヒロインは、東南アジアで死亡した祖父の遺言で香木を扱う青年ふたりと出会う。反魂香を巡るドラマが主題かな。初巻では恋愛要素はほぼなくどちらかというと疑似家族ものに近い内容。不遇なヒロインの拠り所が青年達のところに固まるところかな。恋愛要素はある・・のか?花ゆめ系でわりと見る展開に近い。反魂香というファンタジー要素はあるがドラマはリアルで続きが気になる作品。周囲の大人のふるまいが世知辛いなあ・・。複数巻。★★★☆☆

BL漫画短文感想
2017年09月04日 (月) | 編集 |
2014-08
店長、恋です。 (あすかコミックスCL-DX)
中田アキラ
新米雇われコンビニ店長と古株バイト青年・SVリーマンの三角関係ラブコメといったところか。SVってスーパーバイザーの略でコンビニにおけるマネージャーみたいなもん?店長だが新米のため古株バイトに文句を言われ続けあまり関わりたくないが夜勤で一緒になって以来バイトくんの調書が見えて気になる存在になるも、この仕事を紹介してくれた恩人であり高校の先輩で過去関係を持ったこともあるSVの青年に迫られる場面を目撃される。三角関係展開は定番ながら秀逸だし舞台であるコンビニの経営側のネタもわりとあって読み応えがあった。無愛想気味の古株バイトの言動、SV青年の微妙な心情の揺らぎが萌える。同じ世界観でSV青年の話や脇だったコンビニ店員の話もある。美麗で体つきが若干がっちりタイプの絵柄、繊細で余分なものがない線画。★★★☆☆☆



2014-02
オレ様のヨメになれ! (あすかコミックスCL-DX)
三尾じゅん太
獣医師として新生活を始めようと田舎の故郷に戻った青年は、子供の頃に遊んだシロと再会する。獣医師の青年×人間に顕現できる狼BL。幼少期は子犬だと思っていたが実は狼で人の姿になることが出来る相手は、主人公に自分のヨメになれとアタックをするという展開。狼少年の人間の俗世と無縁ゆえの無邪気さと天然気質と、職業柄か生来の気質か面倒見の良い獣医師の関係が見所。ほのぼのな雰囲気と種族の違い系シリアスを経てラブラブなふたり、といったかんじ。可愛らしいBLを堪能したい人向け。本編に登場する脇役の黒狼のラブ話もある。絵は上手く柔らかい印象の絵柄で好感が持てる。



2013-06
正しい先輩のオトし方 (あすかコミックスCL-DX)
砧菜々
表題作他オモチャじゃありません。・ふつつか者ですが。・おためしください・キモチよくて困る!・ごほうびくださいを収録したBL短編集。表題作は技術畑出身の新米営業とその教育係の敏腕営業の、新米×眼鏡上司リーマンもの。まっすぐ気質とクール系のやりとりが見所。短編集だがどの話も存外エピソードの手数は多かったように思う。ただ個人的にちょっと気恥ずかしい展開も多かったかな。総体的に片方が片想いなどでグルグルと空回りするも、実は相思相愛だったというオチ。今時のお手本BLといったかんじ。絵は達者で長・等身高めの絵柄。線の処理も無駄がなく丁寧で安定感がある。



2013-05
大好きだからイジメたいっ! (あすかコミックスCL-DX)
碧本さり
表題作ほか今日からコイビト・くやしいけど、好き。・夜は意地悪させて・やらしーことしたいほかを収録したBL短編集。表題作は朝目覚めると友人に全裸で抱きしめられていた大学生の話。その日から天然S気質の友人に猛アタックを掛けられる展開。他は同様に学生の話が多いが男性服飾店のリーマン同僚の話もある。絵柄は万人向けで繊細な筆致を含め絵は上手い。キャラの表情も豊か。受が主格で攻からのアプローチの後相手を意識した末結ばれる展開が多いかな。似たパターンが多めだがとっかかりから結末までの流れがスムーズだし読みやすい構成。絡みの描写も上手いと思う。



2013-04
君が大人になる前に (あすかコミックスCL-DX)
サガミワカ
表題作の他いい男には秘密がある・世界で一番長い夜の旅などを収録したBL作品集。表題作は片思いの予備校講師の秘密を偶然知ってしまった受験生の話。。秘密とは塾側の意向で年齢詐称しており29の既婚者と公言していたが実は大学生というもの。受験生の気持ちを知っていた講師は秘密を守る代わりにつきあおうと持ちかける。塾講師×受験生の契約恋愛モノと行ったところか。狡い講師と、つきあえるけど本心ではない空しさに悩む主人公。主人公の素直さは結果的に良い方向にいく結末なので読後感は良い。他は対立する課に所属するリーマン同士のBL。ロミジュリ的な展開のような・・。頁数的に展開が早くてちと戸惑う。最後は新幹線で元彼と再会したリーマンの話。なんか性格の悪い攻が多い気がする。著者のカラーなのかその傾向を集めた作品集なのか、どっちだ。



2013-10
とじこめたいっ! (あすかコミックスCL-DX)
山田 パピコ
表題作他アクマな親友・惚れたら負け!・めちゃくちゃに愛されてます。を収録したBL作品集。表題作は片思いの先輩を自分の部屋に閉じ込めた主人公の話。監禁っつってるけど軟禁だし先輩はオレ様で監禁した側がこき使われているというコメディ・・?展開は早いがツンからデレの変化を楽しむ話か。他は女子研究にエロDVDを借りたらゲイモノで、それ以来意識してしまう話、女性の人気をさらった同僚にライバル意識を持つリーマンの話など。めちゃくちゃに~は、同性にやっかまれがちなモテ男大学生が学内でも有名な野生児に告られる話で、頁数がある分物語として一番楽しめた。天真爛漫にアタックするキャラは微笑ましい。絵柄は等身の高いタイプ。勢いのある筆致・デッサン力は高い作画。活き活きしたキャラ描写が好ましい。


僕とその続きを (あすかコミックスCL-DX)
嶋二
表題作ほか押せないチャイム・恋一夜を収録した作品集。表題作は、酔いの勢いでか男に乗っかかられていたノンケの大学生の話。相手は准教授だった。Hはするけど恋愛はしない准教授相手に恋愛感情が芽生えてアタックするながれかな。押せないチャイムは8年ぶりに再会した友人を泊めることになったリーマンの話で、実は当時から相思相愛だったけど遠回りしちゃったよ的な内容。恋一夜は電車の運行停止からたまたま乗り合わせた他人のふたりが旅館に泊まったところから始まる恋愛もの。描き込みは少ないが魅力を感じる絵柄。お手本のような流れるように進むBL話で読みやすくはあった。



2013-08
ボクと上司と彼の恋人 (バンブーコミックス 麗人uno!コミックス)
赤根晴
表題作ほか坊っちゃんと、夢の中・熱砂の黒い王・樹海のマヨイガほかを収録したBL作品集。表題作は新人MRとその上司と元営業で現在は資料室所属のリーマンのオフィス内?三角関係BL。上司に叱られてばかりの主人公は愚痴をこぼしに資料室所属の時枝のところにいくのが日課だっだけどある日上司と時枝の濡れ場に遭遇しそのまま上司の挑発にのって3Pになるが・・。頁数が少ないのもあるけどAV並のとっかかりが個人的に今ひとつ。心情描写はまあまあだけどやっぱり説得力が薄い。あと印象に残ったのは坊っちゃんと、夢の中かな。昔の日本で、心が壊れた坊ちゃんの相手に買われた少年の話。話自体は好みだけど坊ちゃんの過去話も含めてもうちょい長めの話にしてほしかった。あとは砂漠の部族と日本人青年の話と、自殺目的で入った樹海で迷い家に入った青年のおとぎ話チックな設定の話。どの話も人物同士のやりとりが舞台劇のような大仰さがあった印象。ドラマチックな雰囲気が好みの人向けか。



2013-12
こんな僕でも愛してくれる? (あすかコミックスCL-DX)
一城 れもん
表題作ほか、きみの全部が欲しいから・君だけを想ってる・愛してると伝えたい・きみがいちばん!ほか収録。表題作は、影で努力しをれを周囲に見せず天才風を吹かす主人公と主人公に常に屈託無い好意を示す幼馴染みの話。努力せず人気のある相手に嫉妬と独占欲を持つ主人公ってかんじか。他は潔癖症の恋人と触れあいたい主人公の話、表題作に似た相関でリーマンものなど。主人公側が悶々と悩んだ後に会話し結ばれるって流れが多いかな。どのキャラも女々しいタイプだし、人物の表情もナヨッとしたかんじ。ふたりのやりとりというか台詞のレトロ感が半端なくて個人的にいまひとつ。



人間でした他短文感想
2017年09月04日 (月) | 編集 |
2016-6
都会のトム&ソーヤ(1) (少年マガジンエッジコミックス)
はやみねかおる フクシマハルカ
平凡だが機転が利く元気印の中学生と天才的な頭脳を持つ御曹司。ある秘密と目的を持つ、気質が全く違う同級生凸凹コンビによる謎解き青春冒険譚。同名小説コミカライズ。原作はかなり人気のタイトルのよう。彼らの最大の目的はあるレアなゲームを見つけること?で、その手がかりを探す中で、殺伐としていない事件やトラブル解決をする、探偵冒険みたいな内容。コンビのキャラや得意分野の分担が上手くキャラ描写も面白い。時系列順でないので原作を知らないととっつきにくいかも知れないがすぐに馴染む。複数巻。★★☆☆☆



2014-6
人間でした
百雷 きこのみ
臓器移植ならぬ魂の移植技術が存在する世界。魂を脳死(のような魂が抜けた)別の人間に移植することも、魂を一旦別媒体に移植し元の肉体に戻すといったことも可能という設定。ヒロインはひょんなことで同校のサッカー少年と出会う。その後その少年が練習中に倒れ、治療のため一時的に少年の魂はハムスターに移植され、ヒロインがハムスターの少年と暮らすことになる。状況的には漫画ではわりと見られるがそれに至る過程とSF設定が秀逸。背景はSFだが主題は思春期の男子と女子の甘酸っぱい青春モノそのもの。夏のとある一週間くらいの物語、というところがさらに青春モノとしてよく出来ているなあと。切なくなる舞台設定も含め物語として骨組みがしっかりしているし少年少女の心理描写も読み応えがある。同じ世界観での続シリーズ有り。




2016-09
終末のハーレム 1 (ジャンプコミックス)
LINK 宵野コタロー
難病のため有効な薬が出来るまでコールドスリープした医療研究者の青年が数年後開発された特効薬で完治し目覚めるも世界は一変していた。あるウィルスのため男性がほぼ死滅、主人公を含めわずかに生き残った男性は大多数の女性の種付けを求められる。表題の通り人類末世のハーレム状態というわけ。主人公は男性致死のウィルスに抗体があり人工授精で生まれた男子は生存できないため性行為を求められるわけだが主人公はそれを拒否、ウィルスの特効薬を作り出す道を選ぶ。整合性のあるSF設定を下敷きにしたエロスとサスペンスもの。冬眠前に告白した片思いの女性がいるが現在その女性は行方不明、主人公と同様の生存男性は主人公と正反対に特権を謳歌という要素を組み込む。レーベル的に主人公が励む展開はアレなのだと思うがエロス担当を別にしたことで物語に没頭できる構成。グラマラスな女体の見栄えが良い絵柄。複数巻。



2015/4
強制ハーレム契約 1
望月 あづみ
予知夢能力を持つ男子高校生が主人公。夢の内容はいつも日常の些細な出来事ばかりだったのだがある日姉の運転で学園内アイドル5人が死亡する夢を見る。彼女らの死を回避するためにアイドル5人を自分が口説き落とし旅行に行かせないようにする方法をとる。ってところで題名に繋がるみたい。学園ラブコメものかと思ったらミステリ色が濃い内容。題名と内容のイメージの乖離、話の組み立てに稚拙さを感じる。主人公のキャラが真剣だけど間抜けってのが見所?にしても登場人物すべてに魅力が感じられず;自分の頭が悪いからか何度読んでもわけがわからず途中で投げ出したくなる話だった。雑味の多い絵で好みでなかったのも要因かも;複数巻。



2014/9
BOOSKA+ ブースカプラス1(ヒーローズコミックス)
JIMMY 金巻ともこ naopu@FOOM とくたけきょうこ
円谷特撮作品ブースカの後日談的内容。20年後くらいに戻るとされたブースカは70年後くらいに帰ってきたが、当時懇意の男子は老成し死去、男子の孫とブースカとチャメゴンの共同生活が始まる。大らかなかの時代だと大丈夫だったけど、今は人の形になってないと弊害が起きやすいってのには、物語の上とはいえ時の流れを感じる。現代に合わせた設定をとりつつ往年の雰囲気を醸し出すシチュエーション多数。原作特撮は見てないので感慨は薄いが少年特撮系青春ものの秀作といえる。絵は上手い。複数巻。



2012-9
ノゾ×キミ(1) (少年サンデーコミックス)
本名ワコウ
覗きを咎めようとしたら女子更衣室に閉じ込められミイラ取りがミイラになる崖っぷち状況に追い散る男子高校生。だが男子を見つけた女子は何も言わず窮地を脱する・・かと思いきや件の女子は同じマンションの住人で、彼女は自分見せ合いっこを提案し主人公は彼女に翻弄される・・というちょいエロもの。基本初心だが健全な男子を主人公に据え消極的な男子が誘われるシチュエーションを堪能する作品のよう。若干フェチっぽいがそこが良いのだろう。既作品ノ・ゾ・キ・ア・ナのスピンアウト作品らしい。


短文感想
2017年08月24日 (木) | 編集 |
2014-6
ハツ*ハル(1) (フラワーコミックス)
藤沢志月
モテるチャラ男は、恋愛トラブルを起こすたび鉄拳制裁をする苦手な女子に恋に堕ちる。そのきっかけは、その女子が幼馴染みのような関係の男性教諭に片想いをしていてその恋する表情を見たから。初めての恋を自覚した相手が他の相手を思っている状態で始まる、男子視点の恋愛物語。三角関係ものでいいのかな。ライバルの男性教諭はおっとり気質で現段階では女子のことは妹の認識のようだけど。丁寧でしっかりしたデッサンの絵柄。世界が変わるほどの胸の内の変化の描写や、ときめきの場面の構成が秀逸。少女漫画的な見せ場を作り物でなくリアルに魅せる技術がすごいと思う。ゆっくりとじっくりと恋愛模様を描く構成も見事。複数巻。★★☆☆☆


ひとりじめ~調教願望~ (フラワーコミックスアルファ)
響 あい
チャラ+モテ男子が主人公。親の再婚で、同じクラスの優等生女子が義妹になる。自分に辛辣な義妹にキレて襲い掛けたところ彼女は性欲が強く主人公に襲われたいとさえ思っていることを知る。要するにやりたがり男子のような脳内ということらしくそのリビドーに任せた言動はわりとガチ。だが自分を晒したいのは主人公のみという一途さ、かつ初心な面もあるのは少女漫画ならでは。翻弄される主人公もヒロインの言動も上手い。女子とて性欲はあるという主題を恋愛ものにうまく昇華させている。H込みの直球少女漫画の中では印象深い作品。あとヒロインの下着のデザインが異様に凝っていると思うのは私だけか。1巻のみかと思ったら続刊があった。複数巻。★★☆☆☆



2014-04
ぼくらは妻を愛してる : 1 (ジュールコミックス)
本田恵子
年齢も家庭状況も違う男性社員5人が女性社員をリーダーとする下着メーカーの既婚女性対象の新商品開発プロジェクトに参加することになる。社内で愛妻家という理由での抜擢だが彼らは何かしら問題を抱えている。婚約者の弟が小姑、一度の浮気で妻と冷戦状態、妻に先立たれた、妻の興味が子に移った、単身赴任で妻との関係が微妙・・といった具合。各々のプライベートの問題とプロジェクト進行を交互に描きつつよい方向に向かう構成かな。彼らのみならず女性リーダーの恋愛事情も複雑でそちらの展開も気になるところ。仕事と恋愛エピソードの絡め方が非常に秀逸。社会人の物語として読み応えがある。複数巻。


ブラッディ+メアリー 第1巻 (あすかコミックスDX)
サマミヤ アカザ
死にたがりの不死の吸血鬼と能力を持たないエクソシストの話。死にたい吸血鬼は自分を殺せるエクソシストの男子を見つけるが、人違いな上にエクソシストなのに能力を持っていなかった。吸血鬼を殺す方法を見つけることで協力体制?になるふたりだが、というはじまり。どうもエクソシスト男子の血は吸血鬼の能力を底上げするので常に狙われている状況、そして吸血鬼を殺す方法についてはエクソシスト男子が所属する機関が一枚噛んでいる模様。主人公たちが周囲の思惑に利用されているような背景があるパターン。血とゴシックの美麗系な絵柄。キャラ設定は記号重視だしつかみ所がなさすぎる。話運びも説明ばかりで曖昧。美麗なキャラと吸血鬼シチュエーションにハマれば萌える類の作品。複数巻。



2014-02
今夜、先生の腕の中(1) (フラワーコミックス)
真村ミオ
教師と生徒の恋愛もの。仕事優先で娘を邪魔者扱いする母親を持つ女子が男性教諭の元で暮らす話。当初は女子の不遇を教諭が自分の過去と重ねて放っておけないって気持ちからだったがいつの間にか恋愛対象に近くなったということか。社会通念的な横やりがほとんどなく、甲斐甲斐しくヒロインのために行動する王子との一線を越えない蜜月が展開。王子が悪い魔法使いに閉じ込められた姫を救うおとぎ話に近い。ヒロインの言動は良くも悪くも少女漫画的女子だなあ。正直リアリティは薄いが夢のような恋愛ものとして受けそうではある。複数巻。



2013-3
先生のいうとおり!! (あすかコミックスDX)
音中 さわき
表題作・どうせ未熟な子羊です・桜思い他を収録した作品集。表題作は、幼馴染み同士の数学教師と数学が苦手な優等生女子の恋愛もの。他は優秀なのに自分の教科だけが・・ということでガチの勉強会をするうちにヒロインが恋を自覚する展開かな。ゆるっと甘々。感情の起伏の少なめなヒロインの表情の変化が萌える(笑)あとは、元ヤンキー神父と彼の破天荒なキャラから追い出そうと試みる神父の師匠の娘の話、桜の精と少女の話。どちらも恋愛っ気もあるけどそれ以上に清廉な人間ドラマが見応えがあった。どの話も読みやすくするりと心に残る話だった。★★★☆☆



2013-2
ウソツキチョコレート(1) (別冊フレンドコミックス)
イアム 桜井まちこ
ケータイ小説原作?男性接触による蕁麻疹のため他者との交流が臆病になった女子は、ウソツキさんと呼ぶ青年と出会う。彼は女子が悩みを告げると心を癒やすというチョコを渡す。他者との交流に前向きになると落とされたり逆に避けていた方向から援護が来たりと塞翁が馬みたいな展開。実はすれ違ってたり誤解だったり勘違いだったり間が悪かったりってことが多く話してみたらわかったみたいな。同世代同士の恋愛を含めた交流から、ヒロインと青年の恋愛の話が進んで行くのかね。青春モノとしては読みやすい。複数巻。



2012-5
クジャクの教室 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
高梨みつば
慕っていた美人の母が家族を捨てたことから人間不信ならぬ美人不信の地味目女子は、転校先のクラスで目立つ美少女・イケメン3人組と知り合うことになる。天真爛漫でズレているところがありある思い込み?から主人公にグイグイ入ってくる隣の席になった美少女と不信感をぬぐえなかった主人公が友達になるエピソードから、地味な子が美形たちの輪に入り仲良くなる話。主人公の設定が巧く物語に活かされていてリアリティがあり読み応えがある。複数巻。★★★☆☆



2016-01
ピンポンドライブ(1) (なかよしコミックス)
吉田はるゆき
卓球青春少女漫画。自分をかばって怪我をした双子の兄の代わりに兄に成り代わり卓球部に入る女子の話。ヒロインも元々卓球をやっていたが周囲の女子と浮くため辞めていたが本当は卓球がやりたいという背景がある。兄には憧れの選手がおり、共に卓球をやりたいという兄の願いの繋ぎとして男装したヒロイン。早々に部員達に性別がバレるものの、部自体は部員の数が少なく崖っぷち状態ゆえに所属を認められる。卓球に関しては久々に見る直球なスポ根ものならではの熱い展開。これに兄の憧れの選手との恋愛が絡むのだろう。複数巻。



2016-08
君は、オレが好きだって言ったらどんな顔するだろう。(1) (フラワーコミックス)
白石ユキ
モテメンの主人公がときめいた初恋の相手は男子・・・と思いきや実は男装している女子だった。女子が男装しているのは片思いのバスケ男子を追いかけて男バス部に入るため。そして主人公はその女子を追いかけて男バス部に入る。男子視点の少女漫画。女子の男装設定は正直甘いが少女漫画的見せ場のためのよう。恋愛模様が主題なので冒頭の経緯はスルーしてもいいと思う。恋愛において追われる側だった男子が追う側の立場になるいうシチュエーションを楽しむ内容か。繊細な絵柄による見せ場の演出は巧い。様々な恋愛シチュときめきたい読み手には良作。複数巻。