読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
感想はブログにある記事以外にも、タイトル・作者順の目次のある本舎の漫画感想にも多数あります
短文感想
2017年05月01日 (月) | 編集 |
2012-05
赫焉のヒナギク : 1 (アクションコミックス)
砂原真琴
主人公の女子の薙刀による退魔系アクションもの、かな。祖母に習った型が一般的ではないと言われ続け憤りを感じる主人公。その型は人間相手のものではなく、敵の天狗を屠るためのもので、狐、過去の僧の魂の出会いからそれが明らかになっていく。退魔ものだが複雑な人間模様というかドラマもあるよう。手数を増やして魅力を上げようとしているがどうもちぐはぐ感が否めなかった。個人的にめんどくさい人間関係とか策謀とかが好みではないのもあるのだが。アクション描写は美しい。複数巻。



黒猫DANCE(1) (月刊少年マガジンコミックス)
安田剛士
若き時代の沖田総司を主人公にした新撰組もの・・なのだが、黒猫が物語の主視点のよう。幼少時の沖田に未来の記憶がある?どうも繰り返しの物語っぽい?話の流れは史実に沿ったかんじでSF要素が入った話なのかな~。どう続きが転ぶのかは気になるところだが・・。にしても沖田の幼名の漢字ってわりといろんなパターンがあるんですな。知らなかったよ。複数巻。



ヤング ブラック・ジャック 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
大熊ゆうご 田畑由秋 手塚治虫
題名通り若き日のブラックジャックを描いた物語。1960年代、当時の世相を絡め、医大生時代の彼を描く。医大生だが神の手はすでに在り、しかし立場・状況的に周囲に翻弄されていくかんじ。無免許医の礎を築く展開は胸熱。そして作画が超美麗で黒男さん無駄に色気満載。えー・・(笑)ただ、当時の風潮というか空気というかをよく知らない読み手には少々難解でとっつきにくいかもしれない。複数巻。



2013-9
鎮守の森のユニコーン (ヴァルキリーコミックス)
武礼堂
神獣が多く存在する鎮守の森。その真ん中にある高校の生物教師と都会から越してきたばかりの女子生徒と森に住む神獣たちのドタバタハートフルコメディ。神獣といっても可愛らしい風貌。彼女たちは駄菓子が大好きで生物教師の生態調査目的の餌にかかったり、おやつですったもんだあったり、神獣同士のドタバタがあったり、高校のイベントに神獣が参戦したり・・。テンション高めのファンタジックな現代日常もの、といったところか。ほのぼのと可愛いさのなかにドタバタ演出が迫力と躍動感があって良い。話のまとめには身も蓋もない背景やしんみりするシリアスでまとめられている。余談だが神獣たちのデザインは大昔の美少女オカルトバトルアクションを思い出すわあ。あれはもっとエグかったが。続編は電子書籍のみで発表されている。著者名は、はまむらとしきり&村正みかどの共著の名前のよう。



2014/5
暁の明星 1 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
きづきあきら サトウナンキ
革命前のフランス。優しい婚約者もいる貴族の令嬢は、兄の放蕩が原因で一旦修道院に入ることになる。実は令嬢はその実兄に秘かに恋慕しておりその罪から逃げるためでもあった。しかしその修道院の実体は貴族の娘をある過酷な状況に置かせる場所だった。神への信仰でもって自身を貫こうとする主人公、主人公に恋慕しつつ歪んだ行動にでる貴族の男性、主人公を奪還しようとする実兄と婚約者。著者らしい生々しくも眼が離せない展開が続く。信仰心の深い女性の描写は久々に見たので新鮮だったかも。主題以外では当時のドレス姿の絵面が見応えがあった。



2015-01
18歳にできること (あすかコミックスCL-DX)
さがのひを
17歳は夢見がち・18歳にできること・金曜日のhみつ・おまたせしました・19歳のないしょごとを収録したBL短編集。表題作シリーズは、関西が舞台のクラスメイト同士の高校生恋愛もの。夢の中では仲が良い、でも現実にはそうでもない男子同士。なんで地方舞台なのかなと思ったら主人公が地元が好きで進学も地元、という設定を活かすためのよう。クール系攻とごくごく普通系受。ふたりのやりとりとぎこちなくも互いの気持ち、自分の気持ちを自覚していく様が良い。二人の関係のあり方とか選択とか、定番ながらドラマとしての枠組みはしっかりしている。読み心地のよい作風。シリーズ以外では先輩と眼鏡リーマンの、主人公片想いから始まる話もよかった。



2015-10
アイツが王子で、俺が姫!? (アイズコミックス)
くろやまてる
表題作シリーズほか僕の嫁は上司です・恋愛オフサイド・お願い、おさわりは我慢してを収録したBL短編集。家庭の事情で幼馴染みの家に居候することになった主人公。主人公は幼馴染みは美少女姉妹だと思っていたらイケメン兄弟で、しかも彼らは主人公にベタぼれでなりふり構わないアプローチを受ける。主人公愛され3Pもの。話のパターンとしては王道で特筆すべきものはないがラブコメの質は高い。絵も線の処理が丁寧で読みやすく好み。攻が受にベタぼれで押せ押せ展開や描写多めの話などわりと多彩だったかな。



2011-8
らくせん 1―わが日本に王子系 (電撃コミックス)
蕗野 冬 芝村 裕吏
大陸で武仙の修業を終え世界征服も難なくできるようなイケメン青年が恋をしてみたいと日本にやってきて、後ろ向きな志向?の女子に一目惚れをして、あるトラブルを退けたことから女子の家に居候することになるというはじまりの話。現代日本を舞台に中華系ファンタジー活劇とラブコメを足したような話。公道を馬で移動とか突拍子もない絵面があったりするが武仙の純粋な気質というか人徳というかでその場違いな行動が帳消しになっているかんじ。ヒロインのキャラ設定とか正直微妙というか違和感を覚える部分もあるにはあるが総じて読後感は良し。複数巻。



2011-8
ベン・トー zero Road to witch (ジャンプコミックスDIGITAL)
柴乃櫂人 アサウラ
たぶんラノベコミカライズ。題名からわかるとおり本編より前の時系列の話。本編では二つ名を持つ狼だがこちらはごく普通の生活に若干の物足りなさを感じる一人暮らしの普通の女子。知らず弁当半額タイムのスーパーに入り、狼たちの戦いと遭遇、魔道士の男子と出会う。つまるところヒロインが狼になる経緯を描いた話。半額弁当争奪の中二的テンションとアクション、スーパーの弁当グルメっぽいネタが見所。作画の表現力が高めなので思ったより面白かった。

氷菓ほか短文感想
2017年04月16日 (日) | 編集 |
2012-4
氷菓(1) (角川コミックス・エース)
米澤 穂信 西屋太志(京都アニメーション)
やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら、手短に。を信条とする省エネ男子は、姉の命令で「古典部」に入部することに。そこで好奇心旺盛な名家の少女と出会い、気が進まないままに彼女の情熱に押され彼女の疑問の答えを探すことになる。学園+人が死なない推理サスペンス+青春物語。小説原作。アニメ化されアニメを先に視聴して読了。原作というよりアニメのコミカライズのよう。作画もアニメの絵柄に非常に近く、マンガとしてもかなり読みやすい。アニメでわかりずらかった部分の補完として大いに楽しめた。複数巻。★★★★☆



崖っぷち天使マジカルハンナちゃん1 (バンブーコミックス)
佐藤 両々
魔法少女のお約束・うさんくさいマスコットキャラにより魔法少女の力を与えられ、アラサーなのに魔法少女になってしまったOLを主人公にしたドタバタコメディ4コマ。魔法少女になったのはほぼ事故?ぽく、マスコットキャラにはばばあと罵られるわ、彼氏にはフラれるわ、生活状況も人間関係もグダグダな心労ばかりがかかる日常。涙なしには読めない・・。救いが全くない;;主人公が望んだわけでもないのにネコキャラの罵倒はほんと首を絞めたくなるっす。



私は利休 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
早川光 連打一人
お茶の世界の若き家元の茶道教室に訪れた茶の世界は素人の女性編集者と同僚の青年。女性は家元のみ関心があるのに対し青年には光るセンスがあり、家元はそこに目をつける。会社では使えない人材とされたが骨董の目利きの才がありそちらの道に進もうと想っている青年を、家元の弟子となった女性は茶の道に引き込もうとする。そうしているうちに青年は利休の生まれ変わり?という演出が。あらすじがまとめにくいが物語の流れはさほど難解でも突拍子がないわけでもなくさらりと読める。題名に関わる展開が1巻の最後に出てきて引きのよさも絶妙。主題からかちょい地味目な印象だがドラマチックな展開も期待できそうな内容。複数巻。★★★☆☆



2012-3
咲日和 (1) (ビッグガンガンコミックス)
木吉紗 小林立
麻雀美少女漫画・咲のスピンオフというかパロディ?的4コマ漫画。咲の登場人物たちのゆるくもほんわかとした日常を主題とした内容。ファン対象作品ではあろうが、原作を知らなくてもまあ読める内容だと思う。まあキャラが多いのでそれなりに予備知識があったほうがいいかな。キャラ描写にあざとさはわりと少なくてほのぼのとした気持ちで読める内容。逆に言うと印象に残りにくいおやつ的な内容とも言えるが。★★★☆☆



まおゆう4コマ 「向いてませんよ、魔王様」(1)(マジキューコミックス)
七積 ろんち 橙乃 ままれ 水玉螢之丞・toi8
まおゆうの4コマパロディコメディ。おそらくは本編のストーリーに沿った内容で、ただ魔王様は向いているようで向いていないキャラになっている。聡明そうでドジ要素が多分に含まれていたというかんじというか・・上手く言えないけど面白いタイトルなのは確か。特定の場面を切り取ってのパロディではなく物語の流れはわりと筋道だっているので本編はほんのり設定を知っている程度でも十分楽しめると思う。4コマ形式でとても読みやすい絵柄なのも好印象。★★★★☆



2013-4
ひよっこのーと (角川コミックス・エース・エクストラ)
陽菜子
看護学校に入学した主人公と学校で出会った友人達の学校生活や看護学校ならではの実習の様子などを描いた4コマコメディ。学校のカリキュラムの話はリアルだと思うけど作風は萌えというか漫画的メルヘンとかコミカルな設定が特化したかんじ。まるくかわいい絵柄と看護天使見習いの初々しさがツボの作品だった。医療系の知識はともかくベッドメイキングとかもするんだなあ。専門職なので覚えることがめっちゃあってびっくりする。尊敬。2年にあがったところで終了。ネタ切れか大人の事情なのか・・。



2014-4
ボク恋コンダクター 1 (バンブーコミックス)
坂巻あきむ
幼馴染の少女の恋を応援する事になった少年を主人公にした切なくも初々しい恋物語を描いた4コマ漫画。過去の自分の選択・行動とか、突如自覚した自分の恋心に揺れる主人公と、一途に自分の恋を育てる少女。自覚した恋を伝えられない立場となった主人公のせつなさがなんともかんとも。脇役を含め、どの子も良い子。そんな彼と彼女の、思春期のまっすぐな恋愛模様が見所。ただただゆるいお話もいいけど、こういうのも好み。複数巻。★★★☆☆



短文感想
2017年04月03日 (月) | 編集 |
2011-12
彼女はUXO (チャンピオンREDコミックス)
kashmir
恥ずかしがりな中学女子には股間にロケットがついています、という出オチ的なちょいエロ系コメディ。っていってたら転校生はミサイル2つついてた。とんでもねえナンセンス展開なんだけどキャラのかわいさで別ベクトルに進めるかんじの話だなあ。主人公はとてもかわいいのです、うん。可愛くもひどすぎるよい話(笑)いやほんとページが進むごとにとんでもねえ絵面に・・。



2012-3
おーがちゃん (1) (まんがタイムコミックス)
コンノ トヒロ
わりと長身・ナイスバディ(古語)で面倒見のよいポニーテール女子とこぶりな鬼っ子おーがちゃんによる4コマコメディ。4コマ目でネタを落とすスタンダードなタイプで、鬼絡みの故事やら熟語やらをネタにしたゆるめのやりとりコメディがほとんどかな。おーがちゃんは鬼だけに勝ち気な気質だがおこさまのような脆弱さもあるギャップが特徴。彼女の面倒を見る女子の素朴で面倒見の良さが光る。ぬきんでて面白いってほどじゃないけど何度ものんびりと読んじゃうお話だった。★★★☆☆



2012-8
ジャッジメント・オーバーマン~放課後の結社~(1)(ドラゴンコミックスエイジ)
九二枝 東出 祐一郎 中央東口
ある現象が原因で人間の中に怪人と呼ばれる異能を持つ者が現れた世界を舞台にした話。実験体だった少女を保護し彼女を宿すことにより得る超人的な力でもって怪人の組織統一を目指す少年とその仲間たちの話のよう。昭和初期のようなちょいレトロな時代設定というか雰囲気がある。キャラの見せ方はうまいなと感じるが話とか舞台設定とかはありきたりというかこれといった魅力を感じなかった。絵は見やすいかな。複数巻。



2014-4
甘露に肩想い : 1 (アクションコミックス)
黄島点心
好きになった相手は居たがたいてい親友が恋人になるパターンだった女子。進路が決まらぬまま高校を卒業した際、新たに好きな男性が出来その男性を追ってバイトを始めるがここでも親友が絡む。一方で卒業間際のバス内での出来事がきっかけで主人公にストーカーする醜男がいて・・。うーん題名に絡む人面そが1巻の終わりにやっとくる構成。なのはいかがなものか。主人公の恋の行方を中心とした人間恋愛群像劇が主題で、ストーカー男を密に絡ませるための設定なのかもしれないが。作品としての質というかめんどくさい人間模様の描写は秀逸だと感じる。のだが、大人向けの絵柄も相まってやるせねえ人間模様だなあと感じるだけ話で個人的には一度読めばいい系の話だった。まあ好みの問題。複数巻。



それでも僕は君が好き(1) (週刊少年マガジンコミックス)
徐譽庭 絵本奈央
学生時代、恋愛の選択で失敗した弁護士の卵の青年。交通事故を起こし救急車を呼んでくれた女性がかつての恋愛相手・・のはずなのだが相手が名乗らなかったために誰かわからない。そう、青年が失敗した恋愛の相手は複数いるから。なんじゃそら(笑)序盤の高校時代のヒロインとの話かと想ったら社会人に至る現在までに主人公が様々な恋愛の失敗、というか相手を傷つけて終わり、ということを繰り返してきたというのがわかり、救急車を呼んだ彼女が誰なのかを探す流れで各々のヒロインとの思い出についてフィーチャーする構成のよう。普段は気弱そうというか周囲に流されるタイプ見えるがスイッチが入ると俺様に変わる主人公のキャラが肝なのか。ぶっちゃけ胸が悪くなるタイプだがリアリティがあるってことなん?絵はとても綺麗で表現力も高く感じる。質感の描写が特にリアルで眼福。複数巻。



トモダチゲーム(1) (週刊少年マガジンコミックス)
山口ミコト 佐藤友生
苦学生の男子には4人の友人が居る。クラスで修学旅行費用が盗まれた事件の直後、主人公を含めた5人は気がつけば白い部屋に隔離されていた。5人のうちの誰かが負った多額の借金を軸に特定のルールで行われるゲームが開始するという典型的な不条理ゲームもの。友情か金かどちらかを重視・選択するか、信用と疑心暗鬼のせめぎ合いが肝なのかな。ただ借金の理由は不明だしゲームに参加せざるを得ない状況に至る過程の説得力が乏しいせいもあって、またこの手の話か~と少々食傷気味。ゲームに入ればけっこう読み進めてしまう質の高さはあるのだが。複数巻。

ぴっこりーな 他短文感想
2017年03月17日 (金) | 編集 |
2015-02
ぴっこりーな!
季野このき
冒険家の両親の伝手で、就活がままならない男子大学生の元にインディアン・イヌイット・モンゴル遊牧民の幼い少女たちがやってくることになる。主人公男子と3人の少女の同居から展開される異文化交流コメディ。新大陸と北極と中央大陸の独特の生活様式を主軸としており、幕間にはわかりやすい解説がついている。外国の生活様式の紹介という意味では有意義と感じた。少女たちのキャラクターも可愛いと思う。話自体は主人公が3人の少女に振り回されるだけの典型的な無茶ぶりドタバタコメディで、可もなく不可もなく、正直印象が薄く話運びが好みの傾向ではなかった。



くあどら! (アーススターコミック)
とく村長
離島に住む、特殊能力を持つ4姉妹のほのぼの日常を描く4コマ漫画。超能力は持っているが能力の行使には代償が伴う。と書くとアレだが、内容は尿意がきたりHな気分になってしまうなどちょっと困った状況になるだけ。またそれがエピソードのオチに使われることが多い。基本ほのぼの離島暮らしの萌えコメディだが、父親が子供たちの能力を隠したがる・姉妹たちはいつか本土に行きたいなどちょっとだけシリアスな背景もあり、物語のラストがその背景設定を使って締められる構成。4姉妹の個性と能力設定とキャラ描写は秀逸。絵もうまいしかわいい。だが一方で超能力持ちという設定と日常描写を含めた作風のかみ合わせがしっくりこない印象も。



ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ : 1 (アクションコミックス)
影崎由那
幼馴染みで片思いの少女を、自分の告白が遠因の事故で失った少年。悲しみと後悔に暮れる彼の前に、宇宙人の少女が現れる。宇宙人女子の中には幼馴染み少女の意識(データ)が入っており、絶滅寸前の星から来た宇宙人女子当人は少年との子作りを希望している状況。勢いとはいえ子作りを了承した少年は、宇宙人女子と幼馴染み少女、宇宙人女子の同行者である宇宙人男子と関わることになる。著者らしいせつない要素を多分に含めた異色というか異文化ラブコメ。設定は全然違うけど物語の基軸は既作品と同じ印象。主人公の幼馴染みを失った経緯はいたたまれないなあ。物語のとっかかりの設定は秀逸だと感じるがそれからの展開にはあまり興味をそそられなかった。個人的にはまとめて読むタイプの話かな。複数巻。



深海獣 1 (アース・スターコミックス)
菅野 孝典
海上保安官の青年は連続船舶転覆事故現場で謎の巨大生物と遭遇、死にかけるも、女性の姿をした進化した深海生物の助けにより、深海生物と融合し生まれ変わり、巨大生物と戦う戦士となる。深海サバイバルパニック活劇かと思ったら深海ヒーローバトルアクションだった。件の巨大生物は当初ダイオウイカかと思ったけど他の生物を取り込み他の生態系を破壊する化け物となっており、殲滅するための戦士となる人間を探していた模様。ヒーローものかくあるべし的な、80~90年代OVAを彷彿とさせる展開が熱い。バトルアクションに向いている絵柄で線画の処理も丁寧で読みやすく読み応えがある。人物の表情や描写が印象的。それにしても展開が早いなあ。あまり多い巻数を予定していないのかな。なじみの少ない深海生物の種類や特性の説明が興味深かった。複数巻。

短文感想
2017年03月01日 (水) | 編集 |
2016-10
幼馴染と子育てダイアリー (アイズコミックス)
桜巳 亞子
彼女持ちの幼馴染みで片思いの相手と、姉の娘の世話をすることになった男子の話。主人公は幼馴染みで気心の知れた幼馴染みに片思いをしているが、相手は彼女持ちのノーマル。そんな中、出戻った姉が職スキルアップのため海外修行する間、姉の娘の面倒を見ることになり、幼馴染もそれを手伝うことになる。その中で二人の関係に変化が、という展開。BL展開は段階を踏んで進んでいるので読みやすかった。片思いの相手は優しいタイプでウケくんが涙もろいタイプ。個人的には本筋よりも姪っ子の健気さのほうが印象的だったという。彼女さんの独占欲はうざさが良く出てた。BL界隈では悪者そのものだが気質的に納得できるシーンを挟んでいる。



2016-6
はちみつグラサージュ~執事、はじめました~ (アイズコミックス)
アオイ 冬子
就活が思わしくない青年は、ハローワークで突然執事喫茶の店長にスカウトされ、結局働くことになる。美形ぞろいの執事スタッフに囲まれての執事修行の話。レーベル的にはBLだし、BL要素もあるにはあるが、執事喫茶のお仕事もののほうが主軸みたい。煌びやかで丁寧な作画は眼福。このテの女子向けの美形キャラによるお仕事ものは苦手分野なのだが、スタッフがなんのかのと主人公に優しい展開だったのもあり読みやすかった。あとスタッフの個性に外連味が少なかったのも大きい。にしてもライバル店のプリンスカフェってすごいな。リアルでもあるんかな。



2015-12
恋愛クラブ (アイズコミックス)
桜巳亞子
高校生の「告り屋」の3人のオムニバス。告り屋とは告白とか別離の宣言などの代行のこと。告白代行はリサーチして確実と思われる相手のみ請け負う。あるリサーチ対象を調査中に対象に惚れる告り屋とか、別れ話専門の告り屋の男子の話とか。どの話もラストの描写の手法は余韻があっていいが、えっおわり?ってなる人もいそう。正直、画面構成力がうまいと言える域じゃないからかなと思ったり。キャラ描写は好みなんだけども。3話目の話は少々わかりづらかった。というかうけとせめのキャラの区別がつかなかった(汗)うーん後日談もある1年の話だけだと単行本には足りなかったのだろうか。余談も余談だが懐かしい感じのする絵柄。ひょっとしたら同人とかで見たことあるひとかも・・?



2015-10
臆病作家はそれを欲しがらない (アイズコミックス)
下條 水月
大学からの友人で現在は幻想作家と担当編集の間柄のふたりの話。大学時代、編集の男性が作家にやたら親しげに絡んでくるので自分はゲイだと告げた後も縁は続き、現在に至るという経緯がある。作家は編集が好きだが編集は彼女持ちのノンケで・・という関係なので、編集の男性が作家に対する感情の変化を自覚するまでの流れ、作家が頑なに恋愛感情を持つ相手に消極的な理由が見所のよう。1冊まるまる使っているのでドラマ展開の読み応えはあるのだが盛り上がりはちょっと少なめかも。



2015-12
服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
縞野やえ MB
両親が田舎に引っ越しし兄妹で暮らす家族。服のコーディネートがままならない兄に、妹がレクチャーする話。若干オタ属性がある服に全く興味がない兄が、ある出来事から妹の力を借りて見栄えのよい服を選ぶ展開。メンズファッションが主題なので、へーというしかないのだが、絵が巧いので読み物として良作だった。にしても今の若者は昔に比べりゃだいぶ足長になったと思うけどなあ。欧米人に比べりゃまだまだなのか。体型や顔立ちも千差万別だろうからすべてに当てはまるわけではないと思うのは素人考えなのか。見合う人の割合が大きいコーディネートの提案なのか。複数巻。



2016-10
可愛い上司を困らせたい(1) (まんがタイムコミックス)
タチバナロク
仕事は有能な美人先輩とお気楽気質な若者後輩男性のオフィスラブコメディ4コマ。美人先輩は酒癖があまりよろしくなく、先輩と後輩は酒が原因で「一夜を共」にし、かつ先輩は記憶にないが酒に酔った勢いでつきあう約束を交わしていた・・という経緯でつきあい始める二人の話。仕事中とプライベートでの関係とか言動とかのギャップを楽しむ内容のよう。絵の質は高いしキャラ描写は活き活きしていて巧い。4コマだけど4コマの体裁のストーリーラブコメと言っていい構成。正直なところ話自体は定番な展開としか感じないのだが、飽きずに一気に読める。複数巻。



2014-06
羽生センセイの寮生活 (DARIAコミックス)
いつきまこと
教師になるという熱意はあれど不採用ばかりの青年が、一度不採用の告知を受けた進学校にスカウトされる。学生にしか見えない風貌などの理由から、学生として寮で問題児と同室になることになる。教育者の熱意もあって件の問題児と接するうちに・・という展開。基本真面目なのだが感情表現が豊かすぎる主人公の描写、不良系(ともちょっと違うかも)な問題児くんとのやりとりが肝なのだろう。ラスト近くはシリアス展開もあるが基本的にゆるめのコメディ。主人公の一生懸命だけど空回りな展開は白けず楽しめる絶妙さだった。絵は綺麗で表現力も高いし、エピソードの手数も多い。年下攻×年上受。BL描写はがっつりめ。主人公、日常と違って積極的展開有。★★★☆☆



2013-04
短文感想
2017年02月15日 (水) | 編集 |
2015-02
サムライエッジ (1) (カドカワコミックス・エース)
三途河 ワタル
武芸の鍛錬に励む少年は怪異に襲われたことにより鬼の力を覚醒させる。オカルトバトルアクションの王道設定を詰めるだけ詰めたかんじだし手数も多いのだが、正直なところンパクトが薄いというか途中で退屈してしまうというか。絵は雑味が多い。設定上獣人タイプのキャラも登場するがそちらのほうが人間キャラよりデザイン的に魅力を感じる。王道すぎるほど王道ゆえに、過去このテの話を読んだ量により印象が変わる作品のような気がする。



2015-7
おふたりさま (フラワーコミックスα)
室たた
おふたりさま・唇に火をつけて・店長おすすめ!・唇から甘い毒を収録した短編集。表題作は、飲食店で偶然相席になった男女の恋愛物語。他は家庭科女性教諭と養護教諭の男性の話、求職中に面接した執事喫茶のバイトをすることになった女性の話、バーテンダーと客の話。短編ながらきちんと話がまとまっており万人向けというか読みやすいというか。穏やかな作風と微笑ましいヒロインの設定が印象的。結婚や就職が主題となっているが世知辛さは少なく恋愛展開を楽しめる。学校にぬか漬けを持ってくる設定にはちと驚いたが。★★★☆☆



2016-5
あした、仲直り (講談社コミックス別冊フレンド)
蒼井 まもる
家が向かい同士の幼なじみの男子と女子。ある些細な事から話さなくなって3年が立つ。そんな中、唐突に男子が女子にキャッチボールに誘う。甘酸っぱくもせつなくまっすぐな中学生の恋物語。この時期の少年少女ならではか、と思わせるやりとりとかモノローグが染み渡る良作。雰囲気とかモノローグの演出の柔らかさが好み。同時収録の七月七日・雪の断片は悲恋もの、かな。表題作よりせつないというかやるせない話。読後感は良い。★★★☆☆



2016ー7
邪神の花嫁(1) (フラワーコミックス)
冬織透真
孤児院育ちの勇者の女性と邪神の青年の話。勇者とされるヒロインは邪神を倒す旅に出るが邪神に出会うことなく生計をたてるために何でも屋をやっている状況。そんな中、身寄りのない少年と出会い行動をともにすることになったのだが、その少年が実は邪神で、という展開。花ゆめレーベルでよく見かける、このレーベルでは珍しいような気がするRPGファンタジー設定。とはいえ、ヒロインは神を倒したい一方で邪神はヒロインに何らかの思い入れがあり、かといって鬼畜モードというわけでなく・・というシチュエーションは少女漫画の恋愛展開はこのレーベルカラーだなと納得する。安定した作画と読みやすい画面構成・恋愛以外のエピソードも含めソツのない内容で面白いと思う。複数巻。★★★☆☆



2016-11
執事たちの沈黙 1 (フラワーコミックス)
桜田 雛
ワガママお嬢様の専属執事である従順な青年はプライベートでは女と博打(パチンコ)が好きなゲス青年。ある日プライベートで勤め先のお嬢様がひったくり被害に遭ったところに遭遇、成り行きで助けたところ、風貌が違いすぎるゆえか自分の執事だと気づかぬお嬢様に気に入られてしまい、という話ドタバタラブコメ。お嬢様の心を奪った(笑)となれば高給職の解雇どころか雇用主に殺されかねずお嬢様の興味を自分から逸らそう悪戦苦闘するが、お嬢様は、執事の時の自分への態度と違い、律儀で一途で可愛いばかりで・・つい手を出してみては我に返ってと、執事青年のぐるぐる迷いに迷う言動が滑稽で面白い。恋は盲目、勘違い、視野が狭まりとらわれる、そんな言葉が駆け巡る。著者の作品の男性はシリアスでもコメディでもベクトルは違えど個性が強烈だよなあ。いろんな意味で印象的を通り越して衝撃的という言葉が似合う。ほんと好き(笑)★★★★☆

短文感想
2017年02月09日 (木) | 編集 |
2013-2
エイト(1) (ヤングマガジンコミックス)
楠みちはる
15年前一枚のCDを出して他界したミュージシャンの息子を巡る音楽青春物語。おそらくは物語の主人公は題名にも成っている少年エイトだが、物語の視点はエイトの昔なじみで快活なタイプの少年。軽音学部に所属しているし音楽の熱意はあるがメンバーに不協和音を感じていた中、エイトと再会し、それまで音楽から遠ざかっていたエイトを誘い倒して自分の部に入れるはじまり。構成というか視点が独特かつ独りよがりでない丁寧は話運び。ふたりが動くことにより周囲も動いていく流れは自然で読みやすい。軽音楽・ロック・ギターなどの知識が皆無でも確かな吸引力のある作品。帯に本気で描いているとあるが納得する内容だった。にしても絵もいろんな意味で特徴あるなあ。この著者こんな絵柄だっったっけ?複数巻。★★★☆☆



2014-1
時忘の捨姫(1) (サンデーGXコミックス)
坂口いく 荒巻美由希
修学旅行で奈良に来ていた男子高校生は、高野山で大量の骨に蹲っていた少女を発見する。彼女は男子の先祖の僧・西行が造った人造人間だった。男子と同級生はその少女とともに山を下るが。主人公の男子高校生と彼の先祖が作った人造の少女を中心としたアクションドラマ・・でいいのか。ヒロインは無垢で幼児のような言動、生育した肉体と超人的な身体能力を有するので一般社会ではトラブルメーカーになりやすく今のところドタバタコメディが目立つものの、彼女の成り立ちや過去のエピソードに加え監視が続けられているなどシリアスかつハラハラする展開に。物語の出来とは関係なく、完全な個人的な好みなのだが、ヒロインを作った僧の行動の無責任さにイラッときてあまり話に入れなかったという;そういや表紙は原作者で本文は作画担当が描いているのかな。複数巻。



2015-1
ありすorありす1巻 ~シスコン兄さんと双子の妹~ (MFコミックス アライブシリーズ)
梱枝 りこ
副題通り愛らしい双子姉妹と彼女たちにメロメロ(古語)なお兄ちゃんの日常4コマ。双子なので姿はそっくりだが個性は違う姉妹とシスコンで甲斐甲斐しく世話を焼く兄。絵は可愛いんだけど、実際のコマ漫画ではデフォルメされ等身を下げた絵面が多かったり、身体や性格などの基本キャラ設定からのネタを延々と綴る構成だったりで退屈してくるというのが正直なところ。キャラや絵に萌えられれば魅力も感じられるんだろうとは思うが。個人的にはキャラデザとか挿絵などのイラスト向きの人かなと感じた。複数巻。


ノブナガ・ザ・フール(1)<ノブナガ・ザ・フール> (角川コミックス・エース)
河森正治+多次元プロジェクト“The Fool”
同名アニメコミカライズ。鎧武者のような巨大ロボットが合戦における要のような世界設定の織田信長を主人公にした戦国もの。東洋の国西洋の国ならぬ東西の星で別れてて西の星からジャンヌダルクが転移して蘭丸として信長の家臣になる。他にも実在する偉人をモチーフにしたキャラがいろいろ登場する話。おおむねアニメと同じだが若干設定が違う?のかな?なんとなく漫画のほうが話に入っていきやすかったが、場面場面の見せ方や迫力など構成が微妙でエンタメ作品に欲しいワクワク感は少ないかも。複数巻。



2015-2
放課後ラッキーガール(1)<放課後ラッキーガール> (ドラゴンコミックスエイジ)
菅原 健二
放蕩な経営の末失踪した父親の代わりに喫茶店経営を引き継ぐことになった理詰めタイプの男子。雇ったウェイトレスはドジっ娘にもほどがあったがそのキャラで客が増えるなどいい方向に回っていく。なので題名がラッキーガールということらしい。ドタバタカフェラブコメ、といったところか。茶店の切り盛りとラコメを主軸に男子向けサービスショットの応酬と絶え間ないコメディ展開が特徴。正直興味をそそらないタイプの主題なので個人的には面白いと言えないのだが、このジャンルが好きな人にはかなりの良作だろう。キャラの表情やサービス的アングルやアクションの描写など高い質を保つ作画と、読み手を退屈させない・楽しませようとする熱意が感じられる画面構成だと思う。複数巻。



魔砲少女四号ちゃん (1) (カドカワコミックス・エース)
丸川 トモヒロ
周囲に認められづらい弓道部の女子は、魔砲を手に入れ魔砲少女に変身できるようになるが。魔法少女+着ぐるみロボット系アクションもののよう。込み入った設定もあってエピソードが多く詰め込み感が半端ない。作画技術は高いのは確かだろうが線に雑味が多い絵柄。絵自体は悪くないのだが、メカ系デザインや戦闘描写が多いこのテーマでは画面がごちゃごちゃした印象が強くなるのは否めない。周囲が主人公に優しくない背景が必要とはいえその過程描写に説得力が薄いのも気になった。なんか成恵の世界の劇中劇、スピンオフ作品らしい。元作品を読めば印象も変わるかなあ。複数巻。



AKIBA’S TRIP2(1) (バンブーコミックス)
草壁レイ アクワイア
主人公の男子は、人造吸血鬼となる改造実験を受け処分される寸前に謎の少女により救出されることから始まるヴァンパイアアクションもの。脱衣アクションゲームのコミカライズらしい。ああ、それで敵である吸血鬼?を倒すのに素っ裸にして日光を肌に晒せば倒せるという設定なのか。コミカライズのエロ度は他の萌え系ラブコメと大差ない。吸血鬼を扱う主題のわりに舞台は秋葉原という地域に限定されているのが妙に目新しかった。物語自体はシリアス路線だが秋葉原が主な舞台なのでオタク文化ネタも満載なのも特徴か。表紙と本文の絵の印象の乖離がすごいタイプの作品。複数巻。


短文感想
2017年02月04日 (土) | 編集 |
2013-2
電脳アリスと因幡くん(1) (あすかコミックスDX)
草下 シンヤ
不思議の国のアリスをモチーフにした仮想電脳アプリにまつわるライトミステリといたところか。超高度なAIを駆使しゲーム内キャラと自然な会話が楽しめる電脳アプリに関連する事件に主人公が巻き込まれたり突進したりといったかんじで話が展開していく。絵は綺麗だし物語の背景や設定は一見ありがちながら細部が凝っていて興味深い。のだが話自体はいまひとつのめり込めなかった。ミステリとしての魅力が薄いからなのか。うーん。



2012-2
残念、ここは世界の裏側です。  (MFコミックス ジーンシリーズ)
青春
不憫な名前の高校生の前に突如現れたのは魔法の国の王子様を名乗る青年。王子に強引にトモダチ認定され、王子の婚約者に殺され欠けたり王子の部下?の腕が転がったりと訳のわからないまま次々と災難が主人公を襲う。冒頭から説得力のある説明がないままにノンストップで「王子」のペースで事件やら話やらが進み、荒唐無稽さが際立つ。といっても置いてけぼり感というマイナス面は少なく、いい意味で唖然としてしまう話だった。本当に奇妙な、現代設定で起こすファンタジー活劇といったかんじ。風呂敷がたたみきれるのか若干の不安は感じたが面白いことは面白い。複数巻。


シュガー・ソルジャー 1 (りぼんマスコットコミックス)
酒井 まゆ
有名モデルの姉と常に比べられてきたため日陰者気質が身についてしまった主人公の少女の話。高校デビューして可愛くなろうと努力するもなかなか実が結ばず。そんな中、クラス一のイケメンと出会うというはじまり。主人公が己を高める過程と恋愛と姉との関係などが主軸となる青春ものといったところか。エピソードの軸となる設定や伏線がいろいろあるし低年齢層向けとはいえこのレーベルも著者自身のカラーも地に足がついているタイプなので読み応えがある。個人的には姉と主人公の関係をどう描写していくのかがとても気になる。複数巻。★★★★☆



2012-2
アイドルプリテンダー 1 (チャンピオンREDコミックス)
晴瀬ひろき
硬派な?男子が怪しいお薬によって女子になってしまい、元にもどるためにアイドルを目指すことになるというTSコメディ。アイドル・TS・百合・ラブコメという王道な設定と萌え系絵柄とくると記号だけ抑えた話・・・かと思いきやかなり面白かった作品。人物が活き活きしていて心情描写も巧いし、解決すべき事案の手数が多く話運びも退屈しない作りなのが良かった。主人公が秘かに憧れていた先輩が性転換後の主人公に好意を抱いたようで百合だかなんだかよくわからなくなっている状況が見所のようだ。絵の質は高くこちらも読みやすい。複数巻。★★★☆☆


GAN☆KON 1 (少年サンデーコミックス)
菅原 健二
題名は漢字だと願婚。恋愛願望が強く努力を続けるが実を結ばずかえってダメな方向に行ってしまう男子は偶然見つけた祠に願ったことからその神が男子の嫁になるという展開に。神は顕現?して可愛い女子だが元は未来日記のアレに似ていると思うのは気のせいか。出オチで終わりそうかなと思ったがその後の設定もちゃんとあった。とにかくテンポが良くて人物同士のやりとりの軽快さが面白いと感じた。いい意味で少年漫画らしいラブコメという印象を受けた。複数巻。★★★☆☆



2014-2
先生の白い嘘(1) (モーニング KC)
鳥飼 茜
性の生の不平等を主題としたドラマのよう。日常における取り分の少ない人間と多い人間。その差を生み出すのは性別・外見・性格など多岐にわたる。自分は取り分の少ない方、と思っている女性教諭が主人公。主人公を見下している友人女性・女性のパートーナーでありながら主人公と不貞行為を続ける男性、結果的に不倫行為をした主人公の担当の男子生徒などが登場し、沼で身動きができないような停滞というかほの暗さを感じる。個人的には超展開をさっ引いたリアリティを増した昭和の濃い昼ドラのような印象。主人公のモノローグには一理あるかもしれんと思う一方で共感は少ないし主題がとっつきにくいのもあって評価しづらい。どの人物に焦点を当てるかで見方が変わる話なのかも。長編における1巻目を思わせる構成なので数巻は読んでみようとは思うが。



2015-04
ボーイフレンドの条件 (マーガレットコミックス)
松本 かおり
主人公の女子は憧れの高校生活に高揚するも所属するクラスはヤンキーばかり。そんなクラスで眼帯をした強面の男子を怒らせてしまったり委員に抜擢されてしまったりと前途多難な高校生活がスタートする。そんな中、同中の友人に彼氏を見せる約束をしてしまい、ピンチに陥るも眼帯男子が助け船を・・という展開。眼帯男子との恋愛展開のほか新しい環境でなんとかやっていこうとする主人公の青春ものとも言えるか。1巻未満の頁数ながら上手くまとまっている。ぶっきらぼうだがここというところで救いの手を出す男子は理想なのかも。同時収録はあんなちゃんの罠・いろはにあいを。



2014-09
ホイクメン! (マーガレットコミックス)
上田 倫子
ヘッドハンティングされるほど有能なサラリーマンは祖母が入院したことから祖母が運営する保育園を切り盛りすることになる話。畑違いの就労環境で、それまで周囲の評価が高かっただけにプライドが弊害となり下手を打ったり失敗したりする主人公の奮戦が見所の1つか。その後元カノが登場し女性漫画らしい恋愛展開の盛り上がりも見られる。うーん主人公のキャラが馴染めなくて個人的にはいまひとつ。園の運営においての(当人の心の中でのご)褒美が美人未亡人と親しくなることって設定は違和感を覚えた。こどもと接するエピソードや描写は秀逸。