読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
感想はブログにある記事以外にも、タイトル・作者順の目次のある本舎の漫画感想にも多数あります
短文感想
2017年06月16日 (金) | 編集 |
2012-6
ペコロス(1) (ビッグガンガンコミックス)
シバ ユウスケ
幼馴染みで同じ高校のクラスメイトの女子二人。なんと彼女たちの家も地下で繋がっていて双方の両親は不在だが兄弟ぐるみでシェアハウスのような暮らしをしているという設定のほのぼのコメディ。家屋の設定はまんま出オチで正直冒頭以外はあまり活かされていないような気もするが、二つの家庭のこどもたちが共同生活をするという環境を活かしたエピソードはそれなりにあるからこれでいいのか。言い方はアレだが毒にも薬にもならぬタイプの作品。だがそれがいい。絵はかわいくほっこりするし、明るくほのぼのな雰囲気は好みだった。複数巻。★★★☆☆


妹のジンテーゼ 1 (ヤングジャンプコミックス)
十全 文博 紺野 比奈子
絵が今時の可愛く丸い親しみやすい絵柄なので美少女コメディものかと思ったら原作ありの論理を主題にした青春ものだった。ちょい変態が入った兄から論理的思考術をたたき込まれた女子が主人公。客観的出来事自体は青春コメディなのだがその切り口が主題らしい緻密さなのが特徴。絵は可愛いし読みやすいし興味をそそる内容ではあるのだが・・ごめん、頭悪いのでほんと話が入ってこないorz。初見のころは流し読みばかりだったせいもあるのだが。じっくり読める時間があるならコスパ最強、楽しめる内容かと。複数巻。


輻輳のマーグメルド 第1巻
さびし うろあき 柳瀬 敬之
異例の抜擢で総司令官に祭り上げられた青年の孤軍奮闘を描いた本格的スペースオペラ。緻密かつ王道なSF設定と作画デザインと戦闘描写、往年のSFファンにはたまらない作品だと感じる。ただこのジャンルになじみのない読み手にはちょっと敷居が高いかも。というのも初巻で話があまり進んでいないから。壮大な舞台設定から大河的に展開され巻数を重ねる作品を感じさせるので数巻はまとめて読みたいところだが今時のセールス的には厳しい構成かも?複数巻。


コハエース (カドカワデジタルコミックス)
TYPE-MOON
月姫などを手がけるタイプムーン公式ギャグコメディ、でいいのか?つか描き手もスタッフ?の一員なのか。ごめんよく知らなくて;タイプムーンの内情とかキャラクターたちのいろいろなネタをちりばめたギャグコメディ。タイプムーンについて知らない人間でも楽しめるかついろいろ知ることができるお得な内容だなと感じた。デフォルトなちびキャラはともかく片目という特徴には軽く衝撃を覚えた。巻数表記でなくシリーズ的な題名の付け方で続刊が出ている。複数巻。


ロンジコーン 1 (ヤングジャンプコミックス)
吉村 拓也
ある出会いから美容師をめざすことになった青年の話。主人公が美容師の世界を知り入る経緯はちょっと無理があるように感じるが主題はそこではないので。劇画系青年の職業漫画に見られる大仰な演出もあるがわりと地に足がついた要素も多い。ある時代の世相から煌びやかなイメージもある美容師業界の現実も描かれているのが印象的だった。絵は確かに既知の絵柄に似ているが読みやすく好感が持てる。複数巻。


人類は衰退しました ようせい、しますか? 1 (コミックアライブ)
吉祥 寺笑 田中 ロミオ
同名ラノベコミカライズ。アニメ視聴の後読了。人類の緩やかな衰退と共に台頭してきた新人類・妖精さんとの交流・研究を目的とした職についたヒロインのお話。おそらくはほぼ原作通りの内容だと思う。アニメ(とか原作小説挿絵)のデザインと同じだし絵柄も雰囲気も似ているので読みやすい内容。アニメでは時系列が逆回しだったのでわかりづらいところもこちらで解消できた。新人類のようせいさんたちはやっぱりかわええのう。ゆるい雰囲気と嫌悪まで至らぬ世知辛さの兼ね合いは見事。複数巻。


新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 (KCデラックス BE LOVE)
おざわ ゆき
太平洋戦争中シベリアに抑留された経験を持つ著者の実父の話を元に描かれたシベリア抑留記。絵本に適した牧歌的な絵柄ゆえに若干マイルドになっているもののやはり内容は厳しく辛い。しかし目を背けてず歴史の事実であると受け止められ様々な思いが伝わる内容だった。身内にもシベリアを体験した人間がいたのだがそのことをあまり聞くことはなかったなあ。聞いとけばよかったかな。話したがらなかったかもしれないが。★★★★★


ガキ教室 1 (少年チャンピオン・コミックス)
小沢としお
最初に入った会社は倒産、ホストに転身するも借金を負わされた青年は、世話になったらしい女性が校長になった学校の教師として働くことになる。主人公は理由があるのか教免はあるが教師になりたくないのだが借金のこともあり条件付きで教師になったので当然やる気はない。そのゆるさと生来の気質で四角四面の教師よりも生徒の心をつかんでいくという展開のよう。あとまがりなりにも社会人の経験があるというのも要因かなあ。どうだろう。ある意味熱い教師ものともとれるがいい案配に力が抜けているのもあって読みやすい。にしても校長先生のフォルムがなんか歪な気がするんだけど気のせい?複数巻。


ゲート 1―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
竿尾 悟
同名小説コミカライズ。突如異世界に行き来できる扉が東京に出現し異世界の軍勢が押し寄せるが陸自がこれを撃退、さらに異世界側に赴くことが決まり、かの地への派遣が決まった主人公のオタクの青年自衛官と同僚たちの物語。ファンタジーの話ではあるのだろうが、政治・文化・生活面からも自衛隊活動面からもかなりガチというかリアリティのある骨太な内容。ゆえにけっこうエグい展開も続くのだが、ものすごく読み応えがある。しっかりした原作とうのもあろうが作画の描写の力も秀逸だと感じる。複数巻。★★★★☆


魔法少年の育て方(1) (角川コミックス・エース)
森 悠
魔法が存在し魔法が展開されると猫耳が出るというファンタジー世界観における魔法学校の男子生徒達の学園もの。デッサンはしっかりとした可愛い絵柄。魔法行使時のみ猫耳が生えるって設定は地味にツボ。座学は完璧だが魔法展開がさっぱりで耳が生えない特待生と、当人も知らない謎があるみたいな脳天気キャラの孤児のコンビを中心に個性豊かな面々による明るいファンタジー学園ものといったかんじ。どのキャラも馴染みやすく楽しく読めるのだが1巻の間に主格が変わりすぎて主題が定まっていない印象も。まあトリを飾る伏線以外は主題などないのかもしれないが。学園舞台はあの児童文学、ある擬人化漫画のキャラ設定をどことなく彷彿させる。複数巻。★★★★☆


青とグランドワーカーほか短文感想
2017年05月31日 (水) | 編集 |
2014-03
青とグランドワーカー (HARTA COMIX)
犬童 千絵
訳あり案件を請け負う解体屋のお話。現場を仕切る男気があり確かな腕を持つリーダーとリーダーにぞっこんの元気娘をはじめとした面々。古い建物や岩など解体する仕事を描く中で、重機などの蘊蓄と解体にまつわる人間ドラマが展開されていく。どちらかというとドラマ重視なのだがキャラ設定が突き抜けすぎていてバランスがちょっと悪いかも。重機蘊蓄については本編よりも幕間にあるコラムレポートが濃い。精密な写実系の質の高い作画が繰り出す解体の描写は迫力があり見応えがある。★★★☆☆



2014-12
三角サンド (HARTA COMIX)
高橋 拡那
授業中だろうがなんだろうが場所も時もお構いなしに勝負しあう男子二人とそのとばっちりをくらって辟易する女子による幼馴染みラブコメ。他作品の名を出すのもアレだがとなりの関くんに三角関係ラブコメ(一応主題)を組み込んだような内容。相変わらず細かい仕草や行動を一コマずつじっくり描く手法。今回はラブコメらしい人物同士のやりとりも多分に見られるが。いろんな要素を盛り込んではいるがごちゃつかず楽しめる構成にまとめているのは見事。★★★☆☆



2013-7
放課後おわらいぶ : 1 (アクションコミックス)
高嶋ひろみ
はがき職人の男子とお笑い芸人志望の女子がコンビを組む話。はがきを投稿しては採用されるものの家族も周囲も無関心、そんな中一人男子を褒めた女子は漫才コンビの片割れあった。彼女らの芸は面白くないがその女子が自分の能力を出し切れていないためだった。人を沸かせる能力を持つ二人のタッグなので話が進めば面白くなる。著者の人物描写はどんな場合でもわくわくとさせる秀逸さがある。お笑いものは微妙に話に入り込めない場合が多いのだがこちらは楽しめた。一生懸命さで突き抜けた行動も展開されてもそれが愛おしく感じられる。複数巻。★★★☆☆



2015-06
魔法少女育成計画 (1) (カドカワコミックス・エース)
江戸屋 ぽち マルイノ 遠藤 浅蜊
アニメ視聴後購読。魔法少女アバター育成アプリで本物の魔法少女になった少女たちの残酷な戦い。当初は善行によりポイントをためる仕様だったが、運営側のきゅうべえ・・もとい案内人の画策により生き残るための殺し合いを余儀なくされる。魔法少女としての戦いと交流、現実社会での各々の状況など身につまる展開が続く。作画は超美麗、表現力も高い。アニメや原作を見た後でも読み応えのある質の高いコミカライズだと感じる。★★★☆☆複数巻。


短文感想
2017年05月26日 (金) | 編集 |
2013-5
マジメ彼女(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
ほんだ ありま
地方都市のボンボン男子高校生が主人公。自分の恵まれた環境に育まれた甘い認識と、いわゆる無自覚なお坊ちゃん気質と客観的な見解の乖離を、ヒロインであるマジメな女子に真っ正面から諭され目が覚める。ヒロインはマジメというか堅物っぽい。周囲の学生たちは嫌悪を覚えるタイプのクズキャラで、一応学園モノの体だが劇画モノの毒々しいテンションに近いノリなので読み手を選ぶタイプのタイトルかなと思う。複数巻。



空拳乙女 : 1 (アクションコミックス)
湯浅ヒトシ
空手少女の話。空手に憧れ同好会を作りたい普通の少女は、クラスメイトの独特の空気を持つクラスメイトの女子を誘うも断られる。彼女は親の仕事絡みで隠していたが実は空手の実践タイプの達人で・・というはじまり。空手達人のヒロインのいざこざから二人は友人となりともに空手を極める話かと思ったら空手をやる場の維持のために女子限定K-1に参戦する展開に。殺陣やアクション描写、空手蘊蓄には惹かれるが、スクリュードライバーみたいな展開ゆえ少々読みづらいところも。この著者の作風ってメインぽい要素が複数あるのも特徴なんだけどね。複数巻。★★★☆☆



2012-9
恋闇~流行り神アナザーストーリー~ (Flex Comix フレア)
千鳥ぺこ 百乃モト 三星めがね なかはら★ももた 梶谷志乃
ADVゲーム流行り神のシナリオライターが書き下ろしたシナリオに基づいて複数の漫画家が描いたオムニパス作品集。世界観と恐怖の対象は共通、ラストエピソードで決着がつく構成。ケータイアバターゲームの特殊なアバターを巡るホラー学園モノ。ゲーム媒体にすれば面白味もでてきそうだとは思うが漫画で見ると少女漫画系でよく見られるホラーものとしかいいようがない可もなく不可もなくな印象。作画担当を複数にした意味もよくわからない。



2016-12
華子さんとメリーさん (リラクトコミックス Hugピクシブシリーズ)
夢野 翼
トイレの華子さんやメリーさんなど都市伝説の妖怪・幽霊が、コミケに向けて漫画や小説を制作するなどのオタ活動を行うコメディ。原稿あげなきゃならないのにゲームやったり通販にはまったりとオタクあるあるネタ満載。華子さんがダメキャラでメリーさんは出来るキャラのよう。うーん個人的にはオタ活ネタは少々食傷気味に加え設定以外にこれといった特徴が見られなかった。読み手がいかに共感できるか、オタク活動の知識や経験の深さによって面白さが変わってくる話だと感じる。巻数ないけど続きあるのかな?



2015-1
墨たんですよ! (1) (ぶんか社コミックス)
師走 冬子
表紙の猫耳萌えキャラから美少女系コメディ四コマかと思ったら蓋を開けてみたら著者と著者の飼い猫リアルエッセイだった。要するに自身の飼い猫を擬人化して猫との日常を描いているわけで。ありそうで初めて見た。絵面的に華やかだし擬人化することにより表現の幅も広いように思う。とはいえ実際のエピソードを元にしても内容なので、数多ある飼い猫漫画との差別化はなくよく見るネタばかりなのは致し方なしか。著者の猫バカっぷりと幸せっぷりは良く出ている。個人的には黒猫ちゃんて他種よりアクティブという認識がそのままなエピソードが多くてちょっと笑ってしまった。複数巻。



2014-4
冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
丸戸史明 武者サブ 深崎暮人
同名ラノベシリーズスピンオフコミカライズ。原作者書き下ろしストーリーらしい?消費型オタ男子が同校の女生徒で人気ラノベ作家のアルバイト編集担当をすることになる話。オタ男子はファンサイトをつくるほどの女子の作品のファン、女子はツンデレ系だが男子が好き、という構図らしい。ライトなノリや萌え展開も多分にあるが、作品作りの展開はかなり真面目というか芯の通った内容になっていると感じる。作画はとても綺麗でキラキラしているけど読みづらくない、人物の表情も仕草も表現が豊かで魅せるものがある。スピンオフというと流し読んでしまうのだがこちらは独立した話として読めると思った。本編ではメインヒロインは別という前知識があるだけにちと切ない気もする。



2014-05
勝利の女神だって野球したい! 1 (アース・スターコミックス)
松本 ミトヒ。
少子化に伴い高校野球の公式試合に女子も参加できるようになった時代。ヒロインは野球をやりたいが試合に出るとアクシデントが発生するジンクスもちでありベンチにいればチームを勝利に導く女神でもあった。しかし当人は自身も野球がやりたい・・という設定で始まる美少女要素ありの野球漫画。女子が野球をする設定や人物相関はドラマとしてうまく出来ている。スポーツ漫画としてもごく普通。野球漫画の王道である技術を磨く、勝つための試行錯誤の過程描写よりも、ヒロインの身内であり伝説級の女子ピッチャーがヒロインの体質?を失いたくないがための悪い画策とかめんどくさい人間関係とか展開とかが目立つような。作画方面では、キャラは可愛いしアクティブな描写も上手いと思う。



2014-5
突撃奉仕暴ランティア部 (1) (バンブーコミックス WINセレクション)
東屋めめ
転校生でぼっちのヒロインが担任に紹介されたのはボランティア部。そこで任された仕事は他部の女子マネをコスプレで行うなどソフトSMの羞恥プレイのような仕事ばかり。S気質な男子に翻弄されるヒロイン巻き込まれ型の受難コメディ4コマ。次々と個性的なキャラも登場しエンタメとしての質は高いと思うしヒロインがボランティア部に入った経緯もわりと図々しいので似たもの同士という要素はあるが・・。ネタが極端すぎてどうにも読後感が悪く、個人的に読み進めづらい作品だった。複数巻。



2013-03
のぞみのまんま (アクションコミックス)
みき姫
人妻不倫エロ漫画。幼馴染の夫との夫婦生活は順風満帆。夫にぞっこんで夫しか知らない、ドジ属性というか隙が多いタイプの主婦の主人公。だがあることから夫の友人と関係をもってしまい、というかんじ。旦那の友人は学生時代から主人公に片恋だった、一方旦那は当時のマドンナと一旦結婚するも離婚し主人公と再婚という経緯があり、人物関係や経緯が興味深い。いろいろともやっとしたりメロドラマ的だな~と思う展開も多かったが数多のエロ漫画よりも人物描写が丁寧だったのか読み応えはあった。えろ描写の含有率も多く、というかレーベル的にほとんどっす。ラストのオチは下世話な心配をしてしまう・・。

短文感想
2017年05月19日 (金) | 編集 |
2012-9
恋するみちるお嬢様 1巻
若林稔弥
ドS男性家庭教師とおこちゃまで素直になれないお嬢様による四コマ漫画。家庭教師に惚れているがツンツン態度を示すばかりのお嬢様と気質ゆえかお嬢様に手厳しい態度や発言ばかりの家庭教師のやりとりがメイン。年齢よりいろんな意味で幼いお嬢のうかつな行動とか空回りっぷりとか、自分に対する気持ちはバレバレのお嬢に接する家庭教師の態度とかが肝かな。お嬢様の恋する乙女っぷりも印象深い。二人の関係がらみでの伏線もちょっと見え隠れしている。1巻の引きも巧い。絵も読みやすく設定もしっかり作られておりラブコメとしても四コマものとしても質は高い。が、楽しめるかどうかは好みの問題。複数巻。




2012-3
後にも先にもキミだけ(1) (フラワーコミックス)
川上ちひろ
すでに両思いの相手がいるヒロイン。だがその相手はイケメンだが俺様気質。自分がいるのに他の女子からのアプローチを拒否しないし浮気性だしという気苦労が絶えないタイプ。実際1巻目で浮気しとるしなあ。そういうクズ男子に惚れているヒロインてのが主題なんだろうが読み手によって賛否両論になるタイプの話かも。まあ優しいとこもあるし惚れているから離れられない。少女漫画だから描写も展開もソフトで読めしその逆境もときめきになるのだろうが、現実だと一歩間違えばDV案件のような・・;後々あて馬キャラが多く出てくるのかな。漫画としては面白いと思う。複数巻。



2015-7
ハンドレッドゲーム(1) (バンブーコミックス COLORFULセレクト)
久遠ミチヨシ
非業の死を遂げた最愛の義妹。脳腫瘍に冒された青年は、三ヶ月ほどの余命を妹を殺した人物への復讐に費やすことを決め、対象の住む屋敷に潜入する。相手は社会的地位が高い人物で彼の屋敷に雇われ彼の家族へのアプローチから復讐を始める。奥方を魅了、息子や娘のやりとりや動向から屋敷内の状況を探るなど、昭和の土ワイのような展開が続く。復讐系サスペンスとしても興味深く、思ったより練られた内容だと感じた。絵も魅力的で話も読みやすい。ベッドシーンが多いのにはちょっと辟易するがレーベル的にはそちらがメインなので。★★★☆☆複数巻。



2015-08
この町がぼくらのセカイ (講談社コミックス別冊フレンド)
比乃 キオ
田舎町が舞台。農家の地元女子と転校してきた男子の出会いと交流を描いたお話。ヒロインは木登りが好きで男子とのファーストコンタクトでも木に登っていたゆえに猿と言われてしまうとか、少女漫画の初々しい恋愛ものの要素をあまさず使いかつそれらを自然に描写している。田舎の四季を通してゆったりとほのぼのとした雰囲気で素朴で清々しい恋愛模様が描かれている。話としては凡庸かもしれないがほっこりと癒やされる物語だった。※現在電子書籍のみ



2015-08
ふらら一人でできませんっ : 1 (アクションコミックス)
渡邉ポポ
日常生活のあらゆることがひとりでできない女子とその世話や手助けをする友人女子たち周囲の面々とのやりとりを描いた話。買い物や外食、宅配の受け取りなどなど・・読んでいると手帳が出る人なのでは・・と思ってしまう。できない女子の母親も娘ほどでないにしろちょっとズレててそのへん妙な納得感。友人女子の世話っぷりはほぼ介護状態な気もする。個人的には読み物として面白いとは思えなかったが、周囲を振り回す困ったキャラが主人公のナンセンスコメディのようでその主題は深いような気がする。複数巻。



2015-9
アプリトラップ: 1 (REXコミックス)
栗山 廉士 上山 弥彦
校内の行いにより得たポイントで学校内の評価ランクを出すアプリにまつわるサスペンス。ポイントを取るための画策合戦のような内容。デスゲームの亜種ぽい。主人公は家庭の事情から自分を守るためか観察眼が異様に高い冷静なタイプの男子。はじめは乗り気ではなかったが半ばなりゆきでゲームに参加するはじまり。いろいろ要素を入れすぎだしゲスな生徒や裏切りなど意表をつくどんでん返しが続きすぎておなかいっぱい。ゲーム条件の設定やゲーム展開自体は手を変え品を変えて作り込まれているわりに飲み込みやすくて面白いと感じたんだけどね。複数巻。

短文感想
2017年05月01日 (月) | 編集 |
2012-05
赫焉のヒナギク : 1 (アクションコミックス)
砂原真琴
主人公の女子の薙刀による退魔系アクションもの、かな。祖母に習った型が一般的ではないと言われ続け憤りを感じる主人公。その型は人間相手のものではなく、敵の天狗を屠るためのもので、狐、過去の僧の魂の出会いからそれが明らかになっていく。退魔ものだが複雑な人間模様というかドラマもあるよう。手数を増やして魅力を上げようとしているがどうもちぐはぐ感が否めなかった。個人的にめんどくさい人間関係とか策謀とかが好みではないのもあるのだが。アクション描写は美しい。複数巻。



黒猫DANCE(1) (月刊少年マガジンコミックス)
安田剛士
若き時代の沖田総司を主人公にした新撰組もの・・なのだが、黒猫が物語の主視点のよう。幼少時の沖田に未来の記憶がある?どうも繰り返しの物語っぽい?話の流れは史実に沿ったかんじでSF要素が入った話なのかな~。どう続きが転ぶのかは気になるところだが・・。にしても沖田の幼名の漢字ってわりといろんなパターンがあるんですな。知らなかったよ。複数巻。



ヤング ブラック・ジャック 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
大熊ゆうご 田畑由秋 手塚治虫
題名通り若き日のブラックジャックを描いた物語。1960年代、当時の世相を絡め、医大生時代の彼を描く。医大生だが神の手はすでに在り、しかし立場・状況的に周囲に翻弄されていくかんじ。無免許医の礎を築く展開は胸熱。そして作画が超美麗で黒男さん無駄に色気満載。えー・・(笑)ただ、当時の風潮というか空気というかをよく知らない読み手には少々難解でとっつきにくいかもしれない。複数巻。



まんがーる! 1 (アース・スターコミックス)
玉岡かがり ヤス
創刊される漫画雑誌の編集部を舞台にしたゆるゆるコメディ。ちなみに編集部も連載作家も女子ばかり・・かな。素人同然な編集者たち、遊んでばかりのだらしない編集長、編集長とくされ縁でひとりてきぱきと切り盛りする苦労性の副編集長が織りなすドタバタ。お仕事業界モノかと思ったが編集部を舞台にしただけのギャグ漫画と言って良いと思う。作画担当がキャラを見せる能力が高いのでそれなりに楽しめるが、編集長の仕事ナメすぎテンションが気になって話に入れず個人的にいまひとつ。複数巻。



2013-9
鎮守の森のユニコーン (ヴァルキリーコミックス)
武礼堂
神獣が多く存在する鎮守の森。その真ん中にある高校の生物教師と都会から越してきたばかりの女子生徒と森に住む神獣たちのドタバタハートフルコメディ。神獣といっても可愛らしい風貌。彼女たちは駄菓子が大好きで生物教師の生態調査目的の餌にかかったり、おやつですったもんだあったり、神獣同士のドタバタがあったり、高校のイベントに神獣が参戦したり・・。テンション高めのファンタジックな現代日常もの、といったところか。ほのぼのと可愛いさのなかにドタバタ演出が迫力と躍動感があって良い。話のまとめには身も蓋もない背景やしんみりするシリアスでまとめられている。余談だが神獣たちのデザインは大昔の美少女オカルトバトルアクションを思い出すわあ。あれはもっとエグかったが。続編は電子書籍のみで発表されている。著者名は、はまむらとしきり&村正みかどの共著の名前のよう。



2014/5
暁の明星 1 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
きづきあきら サトウナンキ
革命前のフランス。優しい婚約者もいる貴族の令嬢は、兄の放蕩が原因で一旦修道院に入ることになる。実は令嬢はその実兄に秘かに恋慕しておりその罪から逃げるためでもあった。しかしその修道院の実体は貴族の娘をある過酷な状況に置かせる場所だった。神への信仰でもって自身を貫こうとする主人公、主人公に恋慕しつつ歪んだ行動にでる貴族の男性、主人公を奪還しようとする実兄と婚約者。著者らしい生々しくも眼が離せない展開が続く。信仰心の深い女性の描写は久々に見たので新鮮だったかも。主題以外では当時のドレス姿の絵面が見応えがあった。



2015-01
18歳にできること (あすかコミックスCL-DX)
さがのひを
17歳は夢見がち・18歳にできること・金曜日のhみつ・おまたせしました・19歳のないしょごとを収録したBL短編集。表題作シリーズは、関西が舞台のクラスメイト同士の高校生恋愛もの。夢の中では仲が良い、でも現実にはそうでもない男子同士。なんで地方舞台なのかなと思ったら主人公が地元が好きで進学も地元、という設定を活かすためのよう。クール系攻とごくごく普通系受。ふたりのやりとりとぎこちなくも互いの気持ち、自分の気持ちを自覚していく様が良い。二人の関係のあり方とか選択とか、定番ながらドラマとしての枠組みはしっかりしている。読み心地のよい作風。シリーズ以外では先輩と眼鏡リーマンの、主人公片想いから始まる話もよかった。



2015-10
アイツが王子で、俺が姫!? (アイズコミックス)
くろやまてる
表題作シリーズほか僕の嫁は上司です・恋愛オフサイド・お願い、おさわりは我慢してを収録したBL短編集。家庭の事情で幼馴染みの家に居候することになった主人公。主人公は幼馴染みは美少女姉妹だと思っていたらイケメン兄弟で、しかも彼らは主人公にベタぼれでなりふり構わないアプローチを受ける。主人公愛され3Pもの。話のパターンとしては王道で特筆すべきものはないがラブコメの質は高い。絵も線の処理が丁寧で読みやすく好み。攻が受にベタぼれで押せ押せ展開や描写多めの話などわりと多彩だったかな。



2011-8
らくせん 1―わが日本に王子系 (電撃コミックス)
蕗野 冬 芝村 裕吏
大陸で武仙の修業を終え世界征服も難なくできるようなイケメン青年が恋をしてみたいと日本にやってきて、後ろ向きな志向?の女子に一目惚れをして、あるトラブルを退けたことから女子の家に居候することになるというはじまりの話。現代日本を舞台に中華系ファンタジー活劇とラブコメを足したような話。公道を馬で移動とか突拍子もない絵面があったりするが武仙の純粋な気質というか人徳というかでその場違いな行動が帳消しになっているかんじ。ヒロインのキャラ設定とか正直微妙というか違和感を覚える部分もあるにはあるが総じて読後感は良し。複数巻。



2011-8
ベン・トー zero Road to witch (ジャンプコミックスDIGITAL)
柴乃櫂人 アサウラ
たぶんラノベコミカライズ。題名からわかるとおり本編より前の時系列の話。本編では二つ名を持つ狼だがこちらはごく普通の生活に若干の物足りなさを感じる一人暮らしの普通の女子。知らず弁当半額タイムのスーパーに入り、狼たちの戦いと遭遇、魔道士の男子と出会う。つまるところヒロインが狼になる経緯を描いた話。半額弁当争奪の中二的テンションとアクション、スーパーの弁当グルメっぽいネタが見所。作画の表現力が高めなので思ったより面白かった。

氷菓ほか短文感想
2017年04月16日 (日) | 編集 |
2012-4
氷菓(1) (角川コミックス・エース)
米澤 穂信 西屋太志(京都アニメーション)
やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら、手短に。を信条とする省エネ男子は、姉の命令で「古典部」に入部することに。そこで好奇心旺盛な名家の少女と出会い、気が進まないままに彼女の情熱に押され彼女の疑問の答えを探すことになる。学園+人が死なない推理サスペンス+青春物語。小説原作。アニメ化されアニメを先に視聴して読了。原作というよりアニメのコミカライズのよう。作画もアニメの絵柄に非常に近く、マンガとしてもかなり読みやすい。アニメでわかりずらかった部分の補完として大いに楽しめた。複数巻。★★★★☆



崖っぷち天使マジカルハンナちゃん1 (バンブーコミックス)
佐藤 両々
魔法少女のお約束・うさんくさいマスコットキャラにより魔法少女の力を与えられ、アラサーなのに魔法少女になってしまったOLを主人公にしたドタバタコメディ4コマ。魔法少女になったのはほぼ事故?ぽく、マスコットキャラにはばばあと罵られるわ、彼氏にはフラれるわ、生活状況も人間関係もグダグダな心労ばかりがかかる日常。涙なしには読めない・・。救いが全くない;;主人公が望んだわけでもないのにネコキャラの罵倒はほんと首を絞めたくなるっす。



私は利休 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
早川光 連打一人
お茶の世界の若き家元の茶道教室に訪れた茶の世界は素人の女性編集者と同僚の青年。女性は家元のみ関心があるのに対し青年には光るセンスがあり、家元はそこに目をつける。会社では使えない人材とされたが骨董の目利きの才がありそちらの道に進もうと想っている青年を、家元の弟子となった女性は茶の道に引き込もうとする。そうしているうちに青年は利休の生まれ変わり?という演出が。あらすじがまとめにくいが物語の流れはさほど難解でも突拍子がないわけでもなくさらりと読める。題名に関わる展開が1巻の最後に出てきて引きのよさも絶妙。主題からかちょい地味目な印象だがドラマチックな展開も期待できそうな内容。複数巻。★★★☆☆



2012-3
咲日和 (1) (ビッグガンガンコミックス)
木吉紗 小林立
麻雀美少女漫画・咲のスピンオフというかパロディ?的4コマ漫画。咲の登場人物たちのゆるくもほんわかとした日常を主題とした内容。ファン対象作品ではあろうが、原作を知らなくてもまあ読める内容だと思う。まあキャラが多いのでそれなりに予備知識があったほうがいいかな。キャラ描写にあざとさはわりと少なくてほのぼのとした気持ちで読める内容。逆に言うと印象に残りにくいおやつ的な内容とも言えるが。★★★☆☆



まおゆう4コマ 「向いてませんよ、魔王様」(1)(マジキューコミックス)
七積 ろんち 橙乃 ままれ 水玉螢之丞・toi8
まおゆうの4コマパロディコメディ。おそらくは本編のストーリーに沿った内容で、ただ魔王様は向いているようで向いていないキャラになっている。聡明そうでドジ要素が多分に含まれていたというかんじというか・・上手く言えないけど面白いタイトルなのは確か。特定の場面を切り取ってのパロディではなく物語の流れはわりと筋道だっているので本編はほんのり設定を知っている程度でも十分楽しめると思う。4コマ形式でとても読みやすい絵柄なのも好印象。★★★★☆



2013-4
ひよっこのーと (角川コミックス・エース・エクストラ)
陽菜子
看護学校に入学した主人公と学校で出会った友人達の学校生活や看護学校ならではの実習の様子などを描いた4コマコメディ。学校のカリキュラムの話はリアルだと思うけど作風は萌えというか漫画的メルヘンとかコミカルな設定が特化したかんじ。まるくかわいい絵柄と看護天使見習いの初々しさがツボの作品だった。医療系の知識はともかくベッドメイキングとかもするんだなあ。専門職なので覚えることがめっちゃあってびっくりする。尊敬。2年にあがったところで終了。ネタ切れか大人の事情なのか・・。



2014-4
ボク恋コンダクター 1 (バンブーコミックス)
坂巻あきむ
幼馴染の少女の恋を応援する事になった少年を主人公にした切なくも初々しい恋物語を描いた4コマ漫画。過去の自分の選択・行動とか、突如自覚した自分の恋心に揺れる主人公と、一途に自分の恋を育てる少女。自覚した恋を伝えられない立場となった主人公のせつなさがなんともかんとも。脇役を含め、どの子も良い子。そんな彼と彼女の、思春期のまっすぐな恋愛模様が見所。ただただゆるいお話もいいけど、こういうのも好み。複数巻。★★★☆☆



短文感想
2017年04月03日 (月) | 編集 |
2011-12
彼女はUXO (チャンピオンREDコミックス)
kashmir
恥ずかしがりな中学女子には股間にロケットがついています、という出オチ的なちょいエロ系コメディ。っていってたら転校生はミサイル2つついてた。とんでもねえナンセンス展開なんだけどキャラのかわいさで別ベクトルに進めるかんじの話だなあ。主人公はとてもかわいいのです、うん。可愛くもひどすぎるよい話(笑)いやほんとページが進むごとにとんでもねえ絵面に・・。



2012-3
おーがちゃん (1) (まんがタイムコミックス)
コンノ トヒロ
わりと長身・ナイスバディ(古語)で面倒見のよいポニーテール女子とこぶりな鬼っ子おーがちゃんによる4コマコメディ。4コマ目でネタを落とすスタンダードなタイプで、鬼絡みの故事やら熟語やらをネタにしたゆるめのやりとりコメディがほとんどかな。おーがちゃんは鬼だけに勝ち気な気質だがおこさまのような脆弱さもあるギャップが特徴。彼女の面倒を見る女子の素朴で面倒見の良さが光る。ぬきんでて面白いってほどじゃないけど何度ものんびりと読んじゃうお話だった。★★★☆☆



2012-8
ジャッジメント・オーバーマン~放課後の結社~(1)(ドラゴンコミックスエイジ)
九二枝 東出 祐一郎 中央東口
ある現象が原因で人間の中に怪人と呼ばれる異能を持つ者が現れた世界を舞台にした話。実験体だった少女を保護し彼女を宿すことにより得る超人的な力でもって怪人の組織統一を目指す少年とその仲間たちの話のよう。昭和初期のようなちょいレトロな時代設定というか雰囲気がある。キャラの見せ方はうまいなと感じるが話とか舞台設定とかはありきたりというかこれといった魅力を感じなかった。絵は見やすいかな。複数巻。



2014-4
甘露に肩想い : 1 (アクションコミックス)
黄島点心
好きになった相手は居たがたいてい親友が恋人になるパターンだった女子。進路が決まらぬまま高校を卒業した際、新たに好きな男性が出来その男性を追ってバイトを始めるがここでも親友が絡む。一方で卒業間際のバス内での出来事がきっかけで主人公にストーカーする醜男がいて・・。うーん題名に絡む人面そが1巻の終わりにやっとくる構成。なのはいかがなものか。主人公の恋の行方を中心とした人間恋愛群像劇が主題で、ストーカー男を密に絡ませるための設定なのかもしれないが。作品としての質というかめんどくさい人間模様の描写は秀逸だと感じる。のだが、大人向けの絵柄も相まってやるせねえ人間模様だなあと感じるだけ話で個人的には一度読めばいい系の話だった。まあ好みの問題。複数巻。



それでも僕は君が好き(1) (週刊少年マガジンコミックス)
徐譽庭 絵本奈央
学生時代、恋愛の選択で失敗した弁護士の卵の青年。交通事故を起こし救急車を呼んでくれた女性がかつての恋愛相手・・のはずなのだが相手が名乗らなかったために誰かわからない。そう、青年が失敗した恋愛の相手は複数いるから。なんじゃそら(笑)序盤の高校時代のヒロインとの話かと想ったら社会人に至る現在までに主人公が様々な恋愛の失敗、というか相手を傷つけて終わり、ということを繰り返してきたというのがわかり、救急車を呼んだ彼女が誰なのかを探す流れで各々のヒロインとの思い出についてフィーチャーする構成のよう。普段は気弱そうというか周囲に流されるタイプ見えるがスイッチが入ると俺様に変わる主人公のキャラが肝なのか。ぶっちゃけ胸が悪くなるタイプだがリアリティがあるってことなん?絵はとても綺麗で表現力も高く感じる。質感の描写が特にリアルで眼福。複数巻。



トモダチゲーム(1) (週刊少年マガジンコミックス)
山口ミコト 佐藤友生
苦学生の男子には4人の友人が居る。クラスで修学旅行費用が盗まれた事件の直後、主人公を含めた5人は気がつけば白い部屋に隔離されていた。5人のうちの誰かが負った多額の借金を軸に特定のルールで行われるゲームが開始するという典型的な不条理ゲームもの。友情か金かどちらかを重視・選択するか、信用と疑心暗鬼のせめぎ合いが肝なのかな。ただ借金の理由は不明だしゲームに参加せざるを得ない状況に至る過程の説得力が乏しいせいもあって、またこの手の話か~と少々食傷気味。ゲームに入ればけっこう読み進めてしまう質の高さはあるのだが。複数巻。

ぴっこりーな 他短文感想
2017年03月17日 (金) | 編集 |
2015-02
ぴっこりーな!
季野このき
冒険家の両親の伝手で、就活がままならない男子大学生の元にインディアン・イヌイット・モンゴル遊牧民の幼い少女たちがやってくることになる。主人公男子と3人の少女の同居から展開される異文化交流コメディ。新大陸と北極と中央大陸の独特の生活様式を主軸としており、幕間にはわかりやすい解説がついている。外国の生活様式の紹介という意味では有意義と感じた。少女たちのキャラクターも可愛いと思う。話自体は主人公が3人の少女に振り回されるだけの典型的な無茶ぶりドタバタコメディで、可もなく不可もなく、正直印象が薄く話運びが好みの傾向ではなかった。



くあどら! (アーススターコミック)
とく村長
離島に住む、特殊能力を持つ4姉妹のほのぼの日常を描く4コマ漫画。超能力は持っているが能力の行使には代償が伴う。と書くとアレだが、内容は尿意がきたりHな気分になってしまうなどちょっと困った状況になるだけ。またそれがエピソードのオチに使われることが多い。基本ほのぼの離島暮らしの萌えコメディだが、父親が子供たちの能力を隠したがる・姉妹たちはいつか本土に行きたいなどちょっとだけシリアスな背景もあり、物語のラストがその背景設定を使って締められる構成。4姉妹の個性と能力設定とキャラ描写は秀逸。絵もうまいしかわいい。だが一方で超能力持ちという設定と日常描写を含めた作風のかみ合わせがしっくりこない印象も。



ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ : 1 (アクションコミックス)
影崎由那
幼馴染みで片思いの少女を、自分の告白が遠因の事故で失った少年。悲しみと後悔に暮れる彼の前に、宇宙人の少女が現れる。宇宙人女子の中には幼馴染み少女の意識(データ)が入っており、絶滅寸前の星から来た宇宙人女子当人は少年との子作りを希望している状況。勢いとはいえ子作りを了承した少年は、宇宙人女子と幼馴染み少女、宇宙人女子の同行者である宇宙人男子と関わることになる。著者らしいせつない要素を多分に含めた異色というか異文化ラブコメ。設定は全然違うけど物語の基軸は既作品と同じ印象。主人公の幼馴染みを失った経緯はいたたまれないなあ。物語のとっかかりの設定は秀逸だと感じるがそれからの展開にはあまり興味をそそられなかった。個人的にはまとめて読むタイプの話かな。複数巻。



深海獣 1 (アース・スターコミックス)
菅野 孝典
海上保安官の青年は連続船舶転覆事故現場で謎の巨大生物と遭遇、死にかけるも、女性の姿をした進化した深海生物の助けにより、深海生物と融合し生まれ変わり、巨大生物と戦う戦士となる。深海サバイバルパニック活劇かと思ったら深海ヒーローバトルアクションだった。件の巨大生物は当初ダイオウイカかと思ったけど他の生物を取り込み他の生態系を破壊する化け物となっており、殲滅するための戦士となる人間を探していた模様。ヒーローものかくあるべし的な、80~90年代OVAを彷彿とさせる展開が熱い。バトルアクションに向いている絵柄で線画の処理も丁寧で読みやすく読み応えがある。人物の表情や描写が印象的。それにしても展開が早いなあ。あまり多い巻数を予定していないのかな。なじみの少ない深海生物の種類や特性の説明が興味深かった。複数巻。