読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
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Good night! Angel 柊ゆたか
2017年07月17日 (月) | 編集 |


親元を離れ念願の一人暮らし、普通の高校生活に期待に胸を躍らせる少女の正体はプロの殺し屋。可愛くスタイリッシュだけどちょっと残念なヒロインと周囲の面々の日常を描いたコメディ4コマ。

主人公は親元を離れて念願の一人暮らしを始めた女子高校生、その正体はクールなプロの殺し屋。仕事ぶりはクールで業界でも優秀さは有名、なのだが日常生活ではドジっ娘属性の残念女子、という設定。お仕事完了時に決め台詞が題名になっている模様。
トモダチゼロから脱却するため高校デビューを望み、新しい一般人の友人が出来る一方で、母親から送られた仕事の相棒や同業者がやってきて、てんやわんやの大騒ぎ、というかんじ。
同級の女子との交流、仕事絡みのゴタゴタとエピソードには暇がない。人物描写の切り口、絵柄と全体的にシャープな独特の作風。主人公のオンオフのギャップと百合なノリが特徴かな。個々の人物の絵面は綺麗なんだけど、全体で見ると若干画面がごたついている印象も受ける。ストーリーものでもいけそうな構成なのと登場人物が多いためかも。

柊ゆたか
まんがタイムKRコミックス全3巻 / 芳文社
ジャンル;4コマ・コメディ / 好み度:★★★☆☆
くだみみの猫 中山幸
2017年07月11日 (火) | 編集 |


ある理由で引きこもりの対人恐怖症だった巫女の少女は、巫女としての修業と引きこもりの原因を取り除くため、式神の男子とともに巫女による魔物退治?を担う診療所に住むことになる。巫女と魔物を巡るファンタジードラマ。

この話では巫女という魔物を祓う能力を持つ人間が存在し、巫女はパートーナーとも言える式神がいる。巫女は言霊という名の特定の文言を式神に発し、式神は言霊により力を得る、つまり巫女が式神を使役して魔を祓うという構図。
それを踏まえて、主人公の少女も巫女。なのだが災厄をもたらすというクダの耳が生えたため、人目を避け引きこもり生活を続けてきたが、その状況を打開するため、診療所という名の施設に向かう。主人公は、その施設で巫女としての段階を高め、巫女として働き、自分の中のクダを祓おうという目的がわかる。
完璧に快適な住環境、特殊な存在とのバディ活動、主人公と同じ境遇のコンビたちとの共同生活といった設定のいくつかには他作品を彷彿とさせるのは否めないが、個人的にはさほど気にならないというか、そういう定型なのだと思えば違和感はなかった。
主人公と式神の男性の関係は、引きこもり時代からずっと一緒、式神はやたら主人公をいろんな意味で縛りたがる、ので式神の力(やる気といっていいかも)を引き出すのは、自分を拘束して良いと言うことという・・。
契約により式神が主人公にいろんな衣装を着せ、顔を真っ赤にしてあたふたする主人公を堪能するというマニアックな図式ができている。主人公の難儀さを鑑みればあ個人的にはまり好ましくないパターンなのだがこの場合は可愛いなあという感想。まあ羞恥といってもバカップルのプレイぽいからなのだろうか。うーん上手く言えない。
同居コンビと仲良くなったり学校に通ったりと危なっかしいけど楽しい学園生活と、巫女としての退魔の仕事と成長を描きつつ、クダ耳に関わる伏線や、頻繁に発生する魔の元凶も登場する。構成は悪くない。個人的には絵柄やキャラ描写が愛らしく好みだった。

中山幸
MFコミックス アライブシリーズ / メディアファクトリー
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆
恋は光 秋★枝
2017年07月08日 (土) | 編集 |


恋をする女子がキラキラと光って見える男子大学生は恋を探求する女子に恋をする。恋とはなんぞやを主題にしたキャンパス青春恋愛群像劇。
主人公の男子大学生は、昔から特定の女子の周辺にキラキラしたものが見える体質。昔はそのキラキラがなんなのかわからなかったのだが、現在は恋する女子が光って見えることがわかっている。そんな中、主人公は同じ大学の生徒で恋を探求しているという女性に惚れるのだが・・というはじまりかな。
片恋の相手は、現代人らしからぬ、昔の深窓の令嬢もしくは二世代前の淑女といった風情。恋というもの知りたいという彼女に惹かれて交流を始めるがその方法はアナログってのが妙にツボだった。相手との成就が主題かと思ったがどうもそれだけではない模様。
昔なじみで主人公の体質を知り、かつ主人公に片思いをしているはずの女子は、気さくに主人公と語る相手であり、主人公の体質というか光る条件の考察やら主人公の恋愛もろもろの相談のやりとりが印象的。また恋多きタイプで人の彼氏を奪いたがる女子にアプローチされたりもしている。
話が進むうちに、光っている女子の条件は、単純に恋をする女子というわけではなく明確な条件が不明瞭になってくる。いや条件は恋をする女子で合ってはいるのだろうが、恋の形ってのは一通りじゃないし様々なきっかけで始まるだろうしということなのだろうか。にしても、主人公が好きな幼馴染み女子は光らず、打算で主人公に近づく女子は光る・・うーむ。
複数のヒロインを登場させ、各々違うパターンの恋愛観やらやりとりやらを描く青春群像劇みたいな構成になるのかな。
ゆえにわりと複数の要素が混在で展開されていてなかなかに読み応えがあるし、恋愛ものなのにかなり理詰めっぽい著者のカラーが健在なのも良かった。続きが気になって次が読みたくなるし、1巻1巻丁寧に読みたい話でもあると思う。

秋★枝
ヤングジャンプコミックス / 集英社
ジャンル:青年・恋愛 ・ドラマ / 好み度:★★★★☆
からかい上手の高木さん 山本崇一朗
2017年07月07日 (金) | 編集 |


からかう女子とからかわれる男子のやりとりを中心とした思春期学園コメディ。
中学生くらいの男子と女子を描いた学園もの。このあたりの年頃って精神面においては、女子は早熟で男子はまだまだお子様という印象があるのだが、それを体現したような話。
主人公の男子は同じクラスで隣の席の可愛い女子にからかわれてばかりで見返して自分も女子をからかってやろうとするもいつも相手が一枚上手でやられっぱなし。たまに勝ったと思ってもそれは実は女子がゆずっている、というのも女子は男子が好き、という。
好きだからからかっちゃう、かまっちゃう、相手の好意がくみ取れずからかわれてむきになる、思春期あたりの、甘酸っぱく、当人達は真剣だけど端から見るとほのぼのする心情の描写がリアル。
特殊な設定もなくどこまでもリアリティのある構成や演出は秀逸。

山本崇一朗
ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル / 小学館
ジャンル:少年・青春 / 好み度:★★★☆☆
グレイロマンス 楠田夏子
2017年07月05日 (水) | 編集 |


別れのセレナーデ・甘い呪い・日常系演技派女優・眠れる銀河・エイリアンママ・colorfulを収録した薔薇色ではない恋愛模様を綴ったオムニバス作品集。
題名通り、といっていいのか、ちょっと辛いというか物憂げというか低空飛行な女性の恋愛模様や心情を描いた作品が多い。さほど長くない頁数の中に描かれる女性の心持ちはいろんな意味でリアルだった。
別れのセレナーデは、妻帯者で遠方に転勤が決まった同僚に、かつて自分が好きだったと告白される女性と、男性を秘かに思っていた男子の複雑な心情を描いた話。主人公は相手を友人としか見えてなかったけどその告白で気づく感情、ってところかな。なんというか男女のというか人間同士の恋愛と友情のラインの微妙さを感じる展開が秀逸。
甘い呪いは、好みの男子で恋愛妄想が楽しい女子が、その妄想の対象の一人に告白されその相手に対する気持ちの変化を描いた話。戸惑いから定番の展開にならずアカン方向にいってしまい、そこで初めて自分を知るみたいなかんじか。ちょっとしょっぱい体験から恋愛経験値を上げた展開でいいのか。
日常系演技派女優は、彼氏に不満があったり疑惑があったり決定的な場面を視ても心の中でもやっとしてても感情を荒ぶらない、表に出さない女性の話。物語自体は好きだけどこのヒロインはなんだかわらかんけど見ていて辛い;
眠れる銀河は50代バツイチ課長と30代女性の話。過去の出来事からいまだ未経験、箱入り娘のように扱われる。望まぬベクトルというか立ち位置になってる自分に悶々とするってかんじかなあ。いろいろ折り合いつけていってるみたいな。
エイリアンママは里帰り出産で実家にいる妊婦のお話。兄の子供の様子を見て、こどもに対して、あとちょっとで生まれてくる自分の子にすら尻込みしてしまう話。完全な正解はあるのかないのかわからんけど探し続けていくということか。
colorfulは、思い人がいる人間に恋する女子の話。好きな相手がいるキラキラした人間に惹かれるということか?転校が決まった美しい女友達の、別れる間際に彼女の自分に対する気持ちを知った女子の感情の描写はインパクトがあった。
複雑微妙なヒロインの心の動きはなんとなく共感というかわかる、と感じるけど、うまく言語化できないorz。どの話もあさっての方向的な説明なんで本編を読んでください・・。微妙な女性の心情の描写は絶品です。

<くすだなつこ>楠田夏子
KCデラックス Kiss全1巻 / 講談社
ジャンル:女性・ドラマ・恋愛 / 好み度:★★★☆☆
九泉之島 東田裕介
2017年06月28日 (水) | 編集 |


母を亡くした男子中学生は十年ぶりに母の故郷の離島に赴く。そして後継者に指名されるのだが・・。妖艶と伝奇に彩られた離島サスペンス。

主人公の男子中学生は母を亡くし、十年ぶりに母の実家である離島の旧家に赴くと、家の頭首の祖母から次期頭首に指名されてしまう。当人はその気がなく辞退しようといたところ祖母が急死してしまう。
離島という閉鎖された環境からか異様な儀式や因習があったり陰惨な事件が起きたり島の住人の反応の奇異、表紙にもある牛のかぶり物をかぶった半裸の女性の暗躍など、横溝を彷彿とさせる伝奇ホラーサスペンス。
隔離された環境における異様な状況サスペンスとしてはお膳立ても構成もソツがなく十分楽しめる。ただなんかわかんないけどエロスが強調されてるなあという印象。とはいえとってつけたというわけでもなくインパクトを強めるためだったのかなと。表紙の絵の女性が物語の肝だろうし。
ただ絵の癖が強いというのもあって若干話に入りづらかったかも。表紙の絵はかっこいいんだけどなあ。

東田裕介
アフタヌーンコミックス全2巻 / 講談社
ジャンル:青年・サスペンス / 好み度:★★★☆☆
(仮)メイド喫茶マンドリル
2017年06月23日 (金) | 編集 |


元ヤンでマイウェイな女子高生が女友達やその身内などを巻き込んで、祖父の経営する喫茶店を盛り上げようとするのだが・・というドタバタコメディ青春?4コマ。
主人公格の三人娘は地元で有名な元ヤン。快活バカ系とクール眼鏡系と可憐な小悪魔系。快活バカ女子の祖父が経営する喫茶店があるのだが祖父の代わりに孫である女子が自由に運営することになり、友人二人と、ほぼ三人の舎弟的な立ち位置の男子やその他を巻き込んで喫茶店を盛り上げようとする、というのが一応の主題。なのだが、メイド喫茶にしようと勝手に内装を変えたりメイド服そろえたり舎弟の男子をいじりまわして女装させたりとまさに行き当たりばったりのグダグダっぷり。
いちおう主目的があるだけ構成がわかりやすいのだがただただ強い女子たちが手を変え品を変え舎弟の男子達を翻弄しているだけのような展開が続く。だがそこが面白い。
キャラがちょっと多めだがその分人間関係というか様々な力関係の構図が出来ていて退屈しない。三人娘の一人の実弟でヤンキーに憧れて実践してる男子は小悪魔女子に惚れちゃって三人娘に良いようにいじられる様は可愛いなあ(笑)
一話のまとめで喫茶店の営業成績が出るがたいていいらん出費が発生したり客を逃がしたりというマイナスばかりなのはお約束なのだろうがちょっと辛い(笑)テンポが良く頭を空っぽにしたいときに読みたくなる話(褒めてますよ)

碓井尻尾
バンブーコミックス WIN SELECTION / 竹書房
ジャンル:コメディ・4コマ / 好み度:★★★★★
ギンダラとキンメダイ 渡辺伊織
2017年06月19日 (月) | 編集 |


美人で人当たりもよく成績優秀で人気者の姉と地味で成績もいまいちな妹。家では転じて共稼ぎの両親に変わり家事全般をこなす妹と家事下手な姉。そんな姉妹と彼女らの幼馴染み男子をはじめとした面々が織りなす日常コメディ4コマ。
姉妹だが全くベクトルが違うキャラ設定をきっちりエピソードに組み込みソツのない仕上がりのほのぼのコメディ。
こういう設定だと妹がわりを喰っちゃう系かなと思ったけどそうでもなかった。鉄板として妹が姉をうらやむエピソードや姉のファンの女子がめんどくさかったりとかある一方で、おっとり天然気質な姉は妹が大好きで頼りにしていて妹の悪口を言う人間には秘かに制裁というところとか、幼馴染み男子は妹が好きとか、という設定もあり、バランスがとれているところが良かった。なにより姉妹の仲の良さがほっこりする。

渡辺伊織
バンブーコミックス4コマセレクション / 竹書房
ジャンル:4コマ・コメディ / 好み度:★★★★☆