読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
デストロ246
2017年11月13日 (月) | 編集 |


ある実業家に雇われた外国人女性の殺し屋二人、横浜の女子高生ヤクザと懐刀の二人の女子、冷静沈着なある組織の殺し屋・・と、様々な壊れたアンダーグラウンドの女子たちの戦いの物語。
どこか壊れてたり突き抜けてたりする危ない女子高生たちの刺激の強いクライムアクションストーリーといったところか。
超人的な身体能力をもって繰り出されるアクション、女子らしい危うさと無邪気さと狡猾さが十二分に描写された内容。容赦のない対応、マフィアものらしい会話ややりとりを女子高生たちの絵面で堪能出来る。
メインキャラたちはいうに及ばず脇女性キャラもなかなかに曲者ぞろいかもしれない。
刺激的でシビアな展開が連綿と続くがメインキャラたちの死亡とか辛い展開ってのはあまりないようで、その点では個人的に好みなんだな。

高橋慶太郎
サンデーGXコミックス / 小学館
ジャンル:青年・アクション・クライムサスペンス / 好み度:★★★★☆
トウキョウ・D 祀木円
2017年11月12日 (日) | 編集 |


過去の内戦下で製造され、終結後も未だ都内に潜伏する戦闘用ロボットの回収を任務とする警視庁内の極秘チームが存在する。その部署に配属された刑事は、自分を護る人間型警備ロボットの青年とリスの着ぐるみを着たマスコットのような小ぶりなロボットSHIMAと出会う。
内戦終結後にロボットのマスターが都内に潜伏せよという命令を未だ守るロボットたちが回収されていない現状。見目が麗しいなどの理由から金持ちの好事家などに匿われている場合がほとんどということでなかなか居場所が特定できないのが理由のよう。
表紙にいるリス着ぐるみを着たロボットSHIMAを見るに、「しゅんにゃん」のスピンオフ作品といっていいのかな?ロボット製作会社も同じ企業みたいだし。先にしゅんにゃんを見るとちょっとギャップに驚くとともにマスコットみたいなロボットがハードボイルドなキャラにしっくりきているのも驚く。
設定だけ見るとハードボイルドだけど絵柄と作風とロボットはみな美形とかマスコット的なキャラもいたりで若干ゆるめなノリ。アクションや陰謀とかというよりロボットたちの存在意義とか、それを見るちょっと間の抜けたというか裏表のない感のあるキャラの主人公との関わりなどを含めたドラマのほうが肝だからか。
思ったより構成とか設定はよく出来ていると思う。主人公の捜査における役どころとか当人がそれをよくわかってなかったところとか。まあSHIMAが可愛いの一言に尽きる話でもあるかもしれない(笑)

祀木円
KCITAN(KCx)全2巻 / 講談社
ジャンル:少女・ドラマ・ハードボイルド / 好み度:★★★★☆
強くてカッコイイ女子は好きですか? 川村一真
2017年10月10日 (火) | 編集 |


女子プロレス練習生4コマ。強くてカッコイイ女子を目指す主人公をはじめとして、悪役レスラー志望の女子、外見幼女の先輩、空手出身の打撃系でシャイな女子と個性的な面々と、どこかベクトルがずれてる眼鏡コーチが織りなすコメディ。
勢いのある軽快なノリときっちりとした個性を付けたキャラたちのやりとりは面白い。プロレスは身体を強靭に作ることが必須なのでトレーニングメニューネタがわりとためになる。あと女子プロの現状ネタもちらほら。正直興味のない分野が舞台なので期待していなかったが思ったより面白かった、というのが正直な感想。

川村一真
星海社コミックス / 星海社
ジャンル:4コマ・スポーツ・コメディ / 好み度:★★★☆☆
トド彼 高嶋あがさ
2017年09月26日 (火) | 編集 |


トドの彼とヒトの彼女。同じ会社に勤める二人は、周囲に秘密で同棲中。そんな二人のゆるっとした日常4コマ+ストーリー。

ヒト以外の種族も二足歩行で知性・言語を持ち、現代一般社会に普通に存在するゆるファンタジー世界観。そのまんまトド、若干横柄で言いたいこというキャラだけど悪い人じゃない彼、メガネで真面目で地味目のヒトの彼女の同棲物語。
馴れ初めは、彼女が彼の会社に新入社員?で入ってきて、以後なんとなく彼氏彼女の関係になり、同棲に至る。
社内恋愛で部署も同じというのもあってか会社の面子には秘密だが、双方の身内には知らせているかんじ。彼氏がトドなのでその生態に絡んだネタもあるが、基本はごくごくありふれた同棲生活の一コマを描いたかんじ。生活すると出てくるちょっとした喧嘩、双方の身内との交流、二人の生活のあり方、結婚のこと。
4コマ形式が主体だが、ストーリー漫画もある。彼の甥っ子のキャラがいいなあ。彼氏側の父親の話は泣ける。この寂寥感というかジワッとくる感覚は妙に懐かしさを覚える。トドの彼は昭和のおっさんぽいなあ、いいとこも悪いとこも含めて。彼女側の心情が地味にリアルだ。
シンプルな絵柄に、伝えたいであろう主題が明瞭に描かれている。読みやすくじんわりと来る作風。

高嶋あがさ
ビッグコミックス / 小学館
ジャンル:青年・4コマ / 好み度:★★★☆☆
とっかぶ 桑原太矩
2017年09月24日 (日) | 編集 |


学校内の問題児を集め地域の奉仕活動を通して更正を図る部活・特別課外活動部、略してとっかぶの面々による青春部活コメディドラマ。
奉仕活動を目的とした部、部員は問題を起こした生徒という背景。元々は喫煙した生徒をかばって教師などからにらまれた女子生徒を、ある教師がその経緯から彼女のための救済措置の目的に作られた部。
そこにスパイ系機械を駆使してテスト問題を売買していた男子と、問題を起こしていないが奉仕活動を主とした部ということから入部した女子が入る。
まず、アマチュアスパイを自称する飄々とした男子が強制加入、次に自主的に入る、悪をくじくのではなく困った人間を救うヒーローを目指す女子、そして部の設立の元である、とんがってるけど正義感のある女子の順で登場する。
萌えものでよく見られる変型部活もの、かと思ったがレーベル的にドラマとしてかなり良い仕上がりの物語。渋々入る者と自主的に入る者で更正されているため物語がスムーズに動くし、各々の現在の個性や考え方の方向性の理由もきっちりと描かれているため人物に移入しやすい。
狭い世界でのトラブル解決請負というライトミステリ要素とアクティブな青春ものと人情コメディの要素が旨く合わさっている秀作。

<くわばらたく>桑原太矩
アフタヌーンコミックス / 講談社
ジャンル:青年・ドラマ・青春 / 好み度:★★★★☆
タイガー&バニーちゃん
2017年09月20日 (水) | 編集 |


サンライズ制作のサイキックシティバトルアクションアニメ・タイガー&バニーのコミカライズ4コマ漫画。
原作の設定での気軽なパロディ単発ネタと、原作準拠でオリジナル展開のシリアスな継続エピソードを織り交ぜた内容。
原作アニメも大好きなのだが、こちらのタイトルはむしろ著者買い。久々に見る著者の作品だったのでそちらの意義が大きかった。
パロディは定番ながらミニキャラの造形もライトなノリも好みで楽しかった。パロディものとしてはかなり面白かった。
ただ、シリアスの方のエピソードが続き物なのに、単発パロディの合間に挟まれている構成が個人的にいまいち。
シリアスエピソードの続きが気になって単発パロディを楽しみづらかったという。すぐ慣れたけど。
前半はパロディばかり、後半にシリアス続き物エピソードにしてくれたら良かったのになあとは思う。

原作:サンライズ 漫画:白石琴似
角川コミックスエース全2巻 / 角川書店
ジャンル:4コマ・パロディ / 好み度:★★★★☆
ドルメンX 高木ユーナ
2017年09月05日 (火) | 編集 |


戦争を起こさず地球人に気づかれないように侵略しようとする異星人5人組がトップアイドルになって地球侵略を目指す芸能界ストーリー。
主人公たちは、戦争を起こさず地球人に気付かれないまま侵略しようとする異星人の若者5人組。いろいろ試みるも失敗に終わっていたところ、紅一点の仲間がハマっているアイドルのトップを取れば地球人を操れるのでは、と思いつく。芸能界がなんたるか、をそれなりに知るアイドルオタクの女子の知識から、オーディションを受ける面々だが・・。
アイドルメンズでドルメンか、なるほど・・。異星人がアイドルを目指すという設定から軽いノリの芸能ドタバタ劇かと思ったらなかなかどうして夢を追う若者の熱血で直球なドラマ仕様だった。
キャラが違うのでゆくゆくはグループとして覇者になるを目標としつつも、芸能界に入ることすらなかなかの狭き門だし各々受けたオーディションでの成果もバラバラという現実。仲間内では一番株の男子が結果を出せず悶々としたり、トントン進んでいくリーダーは戸惑いが多かったり。芸能界を全く知らない面々が、芸能界の様々なシビアな現実を目の当たりにする描写はインパクトがある。
ご都合主義的にトントンと話は進まず重い展開も多々あるドラマ性・キャラの心情描写もシリアスで深い。あと絶望で身が割かれる思い、とか心臓をわしづかみにされるって心情表現が物理的リアルな絵面で描写されているのも特徴か。この描写と主人公たちが宇宙人という設定に妙な親和性を覚えてしまう。
テニミュをモデルとした舞台劇が彼らの芸能界へのとっかかりになってるのが面白い。リキミュって力士か!と思わず突っ込んでしまった(笑)今時のスポ根ってこんな感じなんかな~とある種の感慨のある話だった。

高木ユーナ
ビッグコミックス / 講談社
ジャンル:青年・業界  / 好み度:★★☆☆☆
惰性67パーセント  紙魚丸
2017年08月23日 (水) | 編集 |


美術系大学の女子大生の部屋には同じ大学の友人男子2人と女子1人がけっこう入り浸る。男女4人の惰性と艶と理詰めの残念なやりとりを描いたキャンパスライフ?コメディ。
主人公は美術系大学に通う一人暮らしの女子大生。基本的に主人公の部屋が舞台で、友人の女子・男子2人が入り浸ってグダグダと話をしたりしょうもないことをはじめたりといった内容。大学時代ならではの惰性と下ネタ満載のノリを見所とした、大学生活の日常を切り取ったエピソードが連作のように綴られる構成のよう。
最初の話は漫研に所属し自分が描いたエロ漫画の監修を女友達に相談したら男子二人を連れてきて・・という話。で、主人公が男性の性器の形がわからんという話から男女の性器の話になるという・・。エロとか下ネタの熱心な探求や談義やトラブル回避のための間抜けな行動といったエピソードが多く、ある意味ストレートな話よりエロいかもしれぬ。
美人でグラマラスだが地味め、ズボラというかがさつというか残念な女子という主人公。悪友ってかんじの女友達のキャラとか、最初の話以来よく来る男子二人といい仲になる様子もないような関係性とかはリアルだとわりとあるっちゃある気がするのだが。
絵のほうは画力が高いというかデッサンがしっかりしていて、万人に受け入れられやすい絵柄。バカ展開にしても大仰なギャグ演出を抑えつつも面白く見せる案配が好み。エロネタ込みであんま深く考えず読める話としてお勧めする。

紙魚丸
ヤングジャンプコミックス / 集英社
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★★☆