読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
刻待アパートメント  小川彌生
2017年02月28日 (火) | 編集 |
刻待アパートメント (KCx)
小川 彌生
2016-06-07



洋館・刻待アパートメントに訪れる人々の物語を描くオムニバス。
その洋館の名は刻待館。名前の通り「刻が来る」まで待つ人が滞在するアパート。
なぜそのアパートの前に来たのか、それまでの記憶があやふやな人たちが訪れ、各々のアパートに来るまでの経緯が紐解かれていき、人たちの状況とアパートメントの役割がわかる。
ネタバレになるがいわゆる生と死の間における人間ドラマオムニパス。とはいえ死ぬ人間ばかりでもないあたりが目新しいかも。一話完結形式で、一話ごとの冒頭四ページが印象的。
管理人ではないがアパートメントの古株であろう三つ編みの少女としゃべる狼?が案内人的な立ち位置になっている模様。題材としてはよくある話だが、構成のひねりと人物描写が秀逸で読み応えがある。
お約束としてこの少女自身の話が出るかなあと思っていたのだが、ある伏線が出ただけ。巻表記はないけど続刊があるのかな?一話目の登場人物のその後が最終話になっているのでこれはこれでまとまってはいるが。

小川彌生
KC×ハツキス 1巻 / 講談社
ジャンル:少女・ドラマ / 好み度:★★★★☆
ラブホの上野さん
2017年02月27日 (月) | 編集 |


ラブホテル・五反田キングダムのフロントを勤める上野さんが、恋愛関係で悩める男性・女性の傍らにさりげなく現れ、なし崩しに恋愛指南を展開していくお話。
女心がわからぬ男性への指摘、デートの誘い方、会話術、また彼氏が欲しい女性への助言など多岐に渡る。とはいえやはり男性に対してのアドバイス、というネタのほうが多めか。
言っていることは恋愛心理の初歩なのだろうし、某心理学ほどコアな内容ではないが、それなりにそれゆえにさらりと読めて適度な面白さがあり、気軽に読める内容だと感じる。
異性に対するテクニックがさっぱりわからない、という人には知識の一端として使えるのかなあ。本の通りにすれば思った結果が得られるかどうかはまた別の話だと思うが、説得力はあるかと。構成的にレクチャーぽい押しつけがありそうなのだが、キャラの性格付けが功を奏しているように思う。
なんでラブホのフロントが恋愛指南をするのか、というのは男女の恋愛関係がまとまればラブホ利用者も増えるから、ということなのか。まあ指南が一通り終わればきっちり自ホテルの宣伝をしているのでそういう設定なんだろうな。
無口で無愛想なホテル従業員とその彼氏のカップルはほんと理想だなあ。あと後々漫画やアニメのパロディがちょいちょい挟まってるのは原作・作画、どちらのご趣味か。

原案:上野 漫画:博士
MFコミックス1~ / メディアファクトリー
ジャンル:青年・コメディ / 好み度;★★★★★
残念博士 瀬野反人
2017年02月27日 (月) | 編集 |


女子高生がひょんなことから出会った、目が死んでる白衣の女性は、「博士」でした。なにを言っているのかわからないだろうがおれもわからん的なナンセンス系発明ギャグ。

車にひかれそうになった女子高生は、ある白衣を着た目が死んでる女性と出会う。その女性は「博士」と名乗り、科学的根拠はさっぱり不明瞭だが技術は素晴らしく、しかし実用性はいまひとつというびみょーな発明品を作ってしまうひとだった。
綾波某系の感情の起伏が乏しい博士、その助手の男性、冒頭で出会った女子高生とそのトモダチ、博士の旧友で同じく博士(発明家)な女性たちと、博士の発明品などで回すナンセンス系発明ギャグ。
何か困ったことが発生→博士が発明品を出す→発明品を使ってみる→オチという構成が多めかな。
珍妙な発明品を巡ってのボケツッコミ的な会話ややりとりのテンポが微妙で面白い。軽快さが際立っているわけでなくそこはかとなく脱力してしまう独特のノリが印象的だった。博
士のぼんやりズレた発言や女子高生のトモダチのメーターの振り切ったおバカキャラがボケ役で、女子高生と助手の男性がツッコミ役なんだろうけど、女子高生はまあともかく助手はきっちりツッコミ役と見せかけて実はけっこうズレているところが多々見受けられるという・・。博士の旧友も、博士をライバル視するけど実力は微妙でトラブルメーカーのようで実は常識人寄りというマルチタイプで、ボケツッコミがダブルスタンダード?に成っているところも特徴の1つのよう。
たぶん人を選ぶタイプのコメディなのだろうが私には大好物でした。しかし大判紙面では画面が白すぎる気がするなあ。

瀬野反人
角川コミックスエースエクストラ全3巻/ 角川書店
ジャンル:青年・ギャグ / 好み度:★★★★★
2015年12月発売分未読一覧1
2017年02月20日 (月) | 編集 |


2015年12月発売分未読一覧2
2017年02月20日 (月) | 編集 |


2015年12月発売分未読一覧3
2017年02月20日 (月) | 編集 |
アンゴルモア 元寇合戦記 たかぎ七彦
2017年02月19日 (日) | 編集 |


罪人として対馬に流刑された元御家人は、その地で元寇と対峙することになる。
時は1274年。元御家人の青年は小舟で流刑地の島に運ばれる罪人の中にいた。元鎌倉武士の彼がその状況に置かれたのは負けた側についていて謀反人として殺されるところを島流しになったということのよう。で、悪天候がきっかけでその舟の中で罪人による反乱が起き、主人公がそれを収め、対馬にたどりつく、というはじまり。
島に着いてみれば手厚い歓迎、その後元(モンゴル軍)が攻めてくるので島の守りを固めるための兵力として囚人が連れてこられたということがわかる。いわゆる巻き込まれ型の戦争参加だが、当人は元々武士ゆえか、なんのかのと参加していくながれ。
舟の中で出会った因縁の人間とも出会っており、彼らから伝わる主人公の姿や成り立ちの描写の手法が巧い。歴史をただなぞらえず、エンタメとしての仕掛けもいろいろとあるようで興味深い作品。
題名のアンゴルモア は、モンゴルの語源が恐怖の大王の意味のアンゴルモアからきている、という俗説からのよう。元が中世欧州にも手を広げたところからきたのかな。

たかぎ七彦
角川コミックスエース / 角川書店
ジャンル:青年・歴史・活劇 / 好み度:★★★☆☆
ざんねん!番長ちゃん 林雄一
2017年02月17日 (金) | 編集 |


中身はただのオタク少女だが名前と間の悪さで不良の怖い人だと思い込まれている女子高生の学園生活を描いた4コマコメディ。
「番長」という名字と、高い身長、間の悪い言動が重なり、周囲から不良の怖い人だと誤解され続けている女子高生が主人公。本来の気質と周囲の評価の乖離の激しさをネタにした4コマもの。登場人物は可愛い女子がほとんどだが絵柄のせいか萌え系というよりそのまま女子高生たちの学園生活ものという印象を受ける。
ギャップネタや誤解されやすいこと自体がオチになっている場合が多いが全体のノリはゆるっとしているし、ヒロインはオタクで若干の中二病要素ありの設定なのでオタクネタもけっこう挟まれている。オタク仲間の女子など理解者もそれなりにおり、さほど厳しい環境ではない模様。キャラ設定は良い意味で凡庸、ひまつぶし・箸休め的に読むには最適の作品かと。

林雄一
MFコミックスアライブシリーズ全2巻 / メディアファクトリー
ジャンル:4コマ・学園・コメディ / 好み度:★★★☆☆