読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
感想はブログにある記事以外にも、タイトル・作者順の目次のある本舎の漫画感想にも多数あります
御伽の檻 しぐま太朗
2017年04月02日 (日) | 編集 |


自身を闇の皇子と認識する男子は、彼が自分の野望のために必要な聖天使と認識する少女との出会いを果たすのだが。中二病?男子とぽっちゃり純真無垢女子の傍目にはほんわかなラブコメディ。
黒マントを纏う目つきの悪い主人公の男子。風貌もしょっぱなの台詞も一見ファンタジー世界の悪役そのものだが彼の住む世界はごく普通の現代社会。ごく普通の母親にどやされお文句をたれつつもおつかいに行く・・というはじまり。
当人は闇の皇子で、覚醒の鍵を握る聖天使の少女を探している、という認識。そして覚えのある公園に赴き、そこで一人の少女と出会う。背に羽根が見え、主人公は間違いなく探していた聖天使と確信するのだが、当の少女はすでに主人公を知っているように駆け寄ってくる。というのも少女にしてみれば主人公はある約束を交わした幼馴染みだったわけで。
主人公は聖天使を得るという目的で、少女は大好きな幼馴染みと再会し昔の返事として、ふたりは恋人同士となるが・・というかんじ。
主人公はどうみても中二病だ、と当初は思うのだが、その言動の徹底ぶりというか闇の皇子という認識のブレなさに、え?本物の設定?と惑い、1巻終わりまでどちらか明確な答えが出ない構成。まあ主軸は、双方の認識というかつきあう意味の微妙なズレがあるカップルの話だと思うのだけど。ちょい変化球なラブコメという認識でいいのだろうか。
ヒロインはたしかにちょいぽちゃだがとても愛らしいし、一途な気質は男性が好みそうなキャラだなあと。私も好きだが(笑)ふたりのエピソード自体はほのぼのとしたものだし好ましいものだった。あとはやはり伏線がとても気になる、次巻でどう話を展開させるのか気になる、作品だった。

しぐま太朗
アクションコミックスコミックハイ!全2巻 / 双葉社
ジャンル:青年・青春 / 好み度:★★★★☆
ろんぐらいだぁす! 三宅大志
2017年04月02日 (日) | 編集 |
ろんぐらいだぁす!: 1 (REXコミックス)
三宅 大志 LONGRIDERS
2013/3/27



店で見かけた折りたたみ自転車にひとめぼれをしてしまった女子大生は、自転車の世界へと入ることになる。
主人公は小柄で取り柄がなく鈍いというかとろいと自覚する大学1年生。街で見かけた折りたたみ自転車に一目惚れし、自転車乗りの親友のアドバイスなどから、お店で自転車探しを始めるところから始まる。女子大生、自転車デビュー漫画。
ちょこちょこ出てきている自転車×美少女もの、といっていいのか。主人公が初心者なので段階を踏んで自転車の世界がわかる構成。他作品よりも自転車乗りの世界がわかりやすい内容だったように思うのは、主人公の親友がすでに自転車乗りですぐに行動を起こせる展開だったからなのかも。
しかし車輪が小さい折りたたみ自転車で、本格長距離用?自転車についていく展開は、ちょっとびっくりした。土地勘がないのだけど別段無茶でもないのか・・?体力ない人間なので未知の世界だった;
主人公と友人二人に加え、熟練域の先輩二人を加え、話がゆっくりひろがっていく。ツーリングの描写は辛くも楽しそうな雰囲気がよく出ているように思う。

<みやけたいし>三宅大志
REXコミックス / 一迅社
ジャンル:青年・スポーツ / 好み度:★★★☆☆
地獄恋LOVE in the HELL 鈴丸れいじ
2017年04月02日 (日) | 編集 |


酔っ払って死亡した青年の魂は地獄へ。そして彼の担当の獄卒はドジっ娘気質の女子だったのだが。獄卒女子と助平男性の地獄ライフを描いたドタバタHコメディ。
酔っ払ってうっかり死んでしまい、まあ天国に行くかと当人は思っていたが気がついたら裸で地獄に送られていた、というはじまり。自分の上京を説明する獄卒の少女にいたずらする青年。そら地獄にもおちるわ(笑)
この話での地獄に送られた咎人は、地獄内での町で現世のように暮らす。衣食住に必要な物資はとある通貨と交換されるのだが、その通貨は咎人自身の苦行の量に見合った額が支払われる仕組み。地獄の苦しみでもって罪を購うのとセットで、担当の獄卒が咎人に苦しみを与える役割、ということらしい。苦しめば苦しむほど対価が支払われ罪も贖われていくのだが、主人公の担当であるヒロインはあまり有能なほうではなく、それゆえに主人公は逆に幸福な気持ちになることさえあり・・。
某撲殺天使みたいな展開とか、主人公が調子に乗って助平行動を起こしてえらいことになったりと、バカ系Hコメディと地獄世界のスプラッタコメディを足したかんじの内容。
しっかり作られている世界観で見せたい主題をブレさせずコメディ展開に徹しているところは好みだった。こんなバカシチュエーションよく思いつくなあと感心する(褒めてます)。
主人公が己の愚行であかん方向に行く展開はあまり好みではないがこちらは素直に面白かった。

鈴丸れいじ
アクションコミックス全3巻 / 双葉社
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★☆☆
重版出来! 松田奈緒子
2017年04月02日 (日) | 編集 |


出版社の漫画編集に入った新入社員の女性を主人公とした漫画出版業界物語。
いわゆるお仕事漫画、でいいのか。出版業界、の中の漫画編集部が舞台なので漫画読みにとっても興味津々の題材。ほぼ何も知らない新入社員の主人公の視点から描かれるので業界の、というか漫画が原稿から本になる流れが興味深かった。
主人公の経歴も体育会系というところがいろんな意味でミソなのだろう。力持ちなので書店で役に立つ、性格も良く漫画も好きな彼女が周囲に与える影響の描写が好ましい。
清々しい面もやるせない面もきちんと描いた社会人の話であり、かといって落ち込むばかりの話でもないバランスのとれた良作だと感じる。
余談だけど私もこの作品の題名で正しい読み方を知ったクチです。

松田奈緒子
ビッグコミックス / 小学館
ジャンル:青年・業界 / 好み度:★★★☆☆