読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
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応天の門 灰原薬
2017年04月14日 (金) | 編集 |


藤原氏の勢力が大きい平安時代。在原業平と菅原道真による、宮中で起こる様々な事件を解決する探偵サスペンス。
藤原一族が宮廷の権力を掌握せんとした平安の世。京の都では、女官の行方不明事件が起きていた。鬼の仕業とする帝から事件調査を依頼された在原業平は、引きこもり学生・菅原道真と出会い、彼を巻き込んで事件に挑む。
つまるところ、平安時代を舞台にしたバディ探偵もの。事件解決が主軸なので明快で読みやすい。むろん平安時代特有の世情やら風俗やらもきちんとあり、平安時代ドラマとしても堪能出来る。歴史上の人物を使っての物語としては面白い構成だと思うし読み応えはある。著者の絵も話の切り口が独特だけどこちらも期待を裏切らない面白さを堪能できたし、既作品よりライトなノリで気軽に読める方向性なのも良かった。ただ話が進むにつれやはり歴史の通りに二人の周辺は不穏になっていくんだろうなあ・・・。

灰原薬
バンチコミックス / 新潮社
ジャンル:青年・サスペンス・歴史 / 好み度:★★★★★
カンタンキス 六道神士
2017年04月14日 (金) | 編集 |


仕事にしか夢中になれない天才プログラマーの女性は自分宛の荷物に入っていた謎の装着器具を興味本位でつける。すると仮想現実に巻き込まれHなシチュエーションを疑似体験する羽目に・・?
主人公の女性は仕事大好き、というより仕事にしか夢中になれない天才プログラマー。普段というか仕事以外はぽやーっとした雰囲気、スイッチが入れば異様なスピードでプログラムを組みだし、他の凡人の仕事が愚行に見えてしまう、まさに天才肌タイプ。そんな主人公が自分宛の荷物に入っていた謎の装着器具をつけてみると突然Hなシチュエーションを疑似体験する仮想現実に入ってしまう。どうもその器具は自社の別部署の別の男性に送られたもので、自社の開発チームがある目的のための研究成果らしい。事故だったが器具の相性が良いということで、チームの長である女性に丸め込まれ実験体?になることに・・、というはじまり。
研究の完成を目的に、本来の荷物受取人たる男性所員と主人公のラブコメのよう。著者の主題たる、エッチシチュエーション、仮想現実、ちょっとベクトルが斜め向いている面々による、コメディ一辺倒に見せかけてなかなかにシリアスなストーリー展開は興味深かった。
主人公の友人で真面目・常識人間の脇役女性もいいアクセントとなっている印象。ヒロインの相手である男性が常に咳を帯びていたのにもちゃんと理由がある、というか重大な伏線だったのが印象的だった。なんのかのとこういう天才肌なヒロインは好きなので楽しく読めた。

六道神士
ヤングキングコミックス全2巻 / 少年画報社
ジャンル:青年・コメディ・ドラマ / 好み度:★★★★☆
姫さま狸の恋算用 水瀬マユ
2017年04月14日 (金) | 編集 |


徳島を舞台にした狸と人間のラブコメ。
舞台は徳島のとある街。藍染め稼業の長男である主人公は、県外の学校に進学したいのだが、跡取り息子のため両親からは反対されている。そして秘かに恋心を抱いている幼馴染みの少女の希望する京都の学校に行きたいとも思っていた。
そんな希望がままならない中、主人公は時期が来たと両親から、婚約者として狸の少女を紹介され・・。
狸と人の関係が近しい土地、狸の種が様々な理由で途絶えようとしているため主人公と狸の姫の婚儀が進められている模様。元々片恋の幼馴染みとの関係、狸の姫との運命の関係などを絡めたファンタジー要素込みの三角関係ラブコメといったところか。当然主人公は反発するのだが、両親や狸一族の押せ押せテンション、狸ゆえに人の形に化けることが出来る姫は可愛らしく純朴で一途で・・というかんじで。あと幼馴染みの言動もそこはかとなく印象的でどう話が転ぶのか続きが見たくなる。
狸の一族の絡みと主軸のラブコメを巧みに組み込んだ構成、絵もデッサンがしっかりしたタイプで見応えがある。可愛いというかラブコメの基本をきっちり抑えているというか、万人にあうタイプの話だと感じた。

水瀬マユ
アクションコミックス / 双葉社
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★☆☆