読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
タデカレ 深瀬アカネ
2017年05月14日 (日) | 編集 |


表題作ほか身勝手なカラダ・ヒミツのリーマンくん・暗闇でキッス・君が恋人ほかを収録したボーイズラブ作品集。
タデカレ!は、題名からわかるとおり、容姿が今ひとつの主人公と主人公にベタぼれイケメンの話。冒頭から恋人同士なのだが自分に自信がない?主人公が疑心暗鬼ぽくなってすれ違いみたいな展開。短編なのですぐ問題解決するのでストレスもなくエピソードの手数も多いように思う。
身勝手なカラダは教師同士のBL。こちらも冒頭から恋人同士。浮気体質のゲスタイプの主人公センセイと昔の乙女タイプの受センセイという組み合わせ。浮気がばれても相手の態度が変わらなくてもやもやという、現実だとうわあとなる展開だがBLだとほのぼのになるなあ。受センセイの気質もアレだしいいカップルかもしれない。
ヒミツのリーマンくんはリーマンBL。同僚のオナニーを目撃してしまって・・というはじまり。絵に描いたようなハッピーエンド。
暗闇でキッスは暗闇でのキスからはじまる話。そのまんまですな。君が恋人ともども、かわいい話だった。
話の最後のまとめにBL描写が出る、BL描写とドラマのバランスがいいタイプ。細くラフな線が好みの絵柄。キャラつくりも好みなので十二分に楽しめた。

深瀬アカネ
ガッシュコミックス全1巻 / 海王社
ジャンル:ボーイズラブ・ラブコメ / 好み度:★★★★☆
嵐の檻 松本蜜柑
2017年05月14日 (日) | 編集 |
嵐の檻
松本蜜柑
2012-12-27



小学校教諭の前に現れた青年。名門の家を舞台にした過去の人間模様、その決着をつけるべく現れた彼は、10年前の兄の死にまつわる事実と教諭の行動を問いに来たのだが・・。レトロな時代を舞台にした本格的なメロドラマBL。

物語はある精悍な青年が、おっとりした体の小学校教諭を訪ねてくる。彼らは既知の間柄であり、教諭は青年の家の住み込み書生だったがある出来事から出奔し行方が知れていなかった模様。そして青年は実兄の死に関して教諭を問い詰めるところから物語は始まり、一旦彼らの過去の話に移行する。
青年は、少年期に母が死亡し母の実家に引き取られる。駆け落ちした母の子ということで名家で君主の祖父をはじめとした敵ばかりの屋敷内で、味方なのは、病弱な実兄と兄の世話役の書生=現在の教諭だけだった。そんな中、青年は兄と教諭の仲を知り、その後兄の縁談が決まったあたりで兄はあることから死亡する経緯が語られる。
兄の死の真相、主人公と教諭が各々隠していたこと、彼らの思いなど、読み手に知らされる事柄がぐるぐると変わり、メロドラマでありちょっとミステリっぽい要素もあるように感じた。BLとしての艶もあるが物語として読み応えがあった。
時代設定は大正~昭和初期あたり。メロドラマを作りやすい時代背景だし蓋を開けてみればドラマとしては設定も展開も王道中の王道。このジャンルにありがちなドロドロな救いようのない要素はそぎ落とされているが、現代においてはこのほうが入りやすいと思う。丁寧な人物描写とわかりやすい話運びで良い内容だった。

<まつもとみかん>松本蜜柑
花恋コミックス全1巻 / 日本文芸社
ジャンル:ボーイズラブ・ドラマ / 好み度:★★★★☆