読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
感想はブログにある記事以外にも、タイトル・作者順の目次のある本舎の漫画感想にも多数あります
はっちぽっち他短文感想
2017年08月05日 (土) | 編集 |
2012/3
はっち・ぽっち (1) (まんがタイムコミックス)
高野 うい
犬が大好きで時には興奮しすぎて鼻血を出すほどの女子はペットショップで働くことが決まる。飼い犬ハッチとともにショップのお仕事をがんばる主人公を描いた4コマわんこコメディ。天職ともいえるペットショップ勤務での出来事が主軸で、とにかく主人公の犬愛の飽和っぷりが面白く微笑ましい。彼女の飼い犬は大型犬でとても賢く優しく、暴走しがちな飼い主をフォローする姿がものすごく萌える。お客さんも店のオーナーもみな犬好きでどのエピソードもほっこりとする。複数巻・・・のはずだったが商業誌での続刊はない模様。とても好きなタイトルだっただけに残念。多分続刊は同人で買えるはず。★★★★☆


とでんか 少年探偵団 とでんか 少年探偵団 (角川コミックス・エース)
大塚 英志
とでんかスピンオフ。UMA・都市伝説・UFO+宇宙人という不思議現象とガチャガチャのカードシリーズを絡めたオカルト活劇。田村をはじめとした少年探偵団・本編で登場する大人達が謎に迫るってかんじかな。相変わらず独特の切り口というか話運びで唖然とすることもあるがなんのかのと面白い。人の話を聞かなさすぎる主人公も天真爛漫すぎて一周回って愛おしい(笑)あとト書きの文言にちょっと笑ってしまった。1巻完結というのもあるだろうが、本編より若干取っつきやすかったと同時にばバタバタと話が進んでいった印象も。ラストのオチの薄ら寒さも良い。★★★★☆


さつきコンプレックス 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
シュガー
もろ男の娘の兄と、ごく普通の弟を中心としたドタバタコメディ4コマ。男の娘の兄は可憐な容姿と自然な女装で周囲の人気者。1つ下の弟が兄の学校に入学したところからはじまる。兄は弟大好きのブラコンで、弟の方もなんのかんのとブラコンというある意味両思いな関係。まああくまで仲の良い兄弟であってアブノーマルな方向にまでは至っていないのだが(兄のアプローチはともかく)、兄が男の娘ゆえに端から見るとちょっと危ない絵面だし、兄の雰囲気にどきどきしてしまうこともままある弟といったかんじ。父はロリ娘系、母はグラマラスな肉食系、勘違いで暴走する兄の友人や兄に傾倒する弟の悪友や弟が好きで兄にそこはかとなくライバル心を持つ女子など個性豊かな面々による、面白い相関を作り上げ、萌え4コマコメディとして読ませる内容となっている。複数巻。★★★☆☆



2012-3
僕と君とで虹になる(1) (フラワーコミックス)
藤沢志月
家族のだらしなさのため、安定した人生を望み無駄を嫌う女子は、学校で一番の人気者の男子の作った部に強引に入部させられる。部活内容は放課後全力で遊ぶという女子の信条とは真逆のものだが男子のペースに引きづられ部に所属したことから主人公の世界が変わり開ける・・という展開のよう。自然な流れとして恋愛に発展するのだろうが、男子側になにか複雑な事情があるっぽそう。画力(デッサン)が高く、柔らかい筆致が好き。特に見せ場の心情描写や演出が良い。複数巻。★★★☆☆



2012-4
リーゼロッテと魔女の森 1 (花とゆめCOMICS)
高屋 奈月
次期当主の兄への謀反という冤罪で辺境へと追放された少女。彼女の住む土地には魔女が住むという森があるのだが・・。切なくも優しいファンタジードラマ。主人公は心優しい少女だが身内に無体を受けたり過酷な状況を強いられてという著者らしい設定がこの作品にも。トラブル→解決→再びやっかいごとが舞い込むというパターン。辛い展開は苦手なんだけどこの著者の作品は目が離せないんですよね。主人公がものすごく健気だからなんだろうなあ。優しいのにさみしい、でもあたたかい。複数巻。★★★★★


エキストラストラ★(1) (あすかコミックスDX)
ひむか 透留
人材派遣事務所に所属するエキストラ俳優たちの話。エキストラといっても舞台や映画やドラマで、ではなく一般人の依頼で演技をするというもの。探偵とトラブル解決業務を足したようなかんじ。元天才子役だが現在は舞台恐怖症で芸能界で活動しにくくなっている主人公の青年は新人とコンビを組んで仕事をすることになる。新人のどんでん返しな設定や主人公の恐怖症の原因など少女漫画的なドラマはしっかり押さえてあり、依頼エピソードもわりとしっかり作られていてライトなサスペンスドラマ的にも読み応えがある。作画も質が高く安定している。筆致は違うが絵柄が影木さんと似ているような・・。複数巻。★★★★☆


王子とヒーロー(1) (なかよしコミックス)
山田デイジー
お嬢様学校に通う田舎育ちの主人公の女子は周囲からは空気扱いでぼっちな日々を送る。そんな中、陸上部のヒーローで秘かな人気者の男子と友達になったことで学園の王子と慕われ主人公も憧れていた男子とも接近する。しかしそれによって周囲の嫉妬を買うことになる。ある種のシンデレラストーリーとも言えるが主人公に接近したふたりは何かしら個人的な思惑があるようなないようなな雰囲気。純朴な主人公と腹黒い周囲の対比が肝なのか、これ。完結してからまとめて読みたいタイプのタイトルだった。複数巻。



2012-5
Unknown(アンノウン)の魔導書 (花とゆめコミックス)
師走ゆき
人間世界に不可思議な現象を起こす未知の存在・悪魔。現代悪魔学教授の青年とその研究室に棲み着く悪魔の少年が、悪魔による不可思議な現象に悩む依頼人を助ける話。ファンタジー設定で主人公たちが狂言回しとなるタイプの人間ドラマ模様。4話のオムニバスから成りドラマと感動が素直に楽しめる。ソツのない構成と魅力的なキャラが良い。★★★☆☆


ろっぱん!! 第1巻 (花とゆめCOMICS)
トビナトウヤ
ハラダカケル原作。悪ガキ・・もとい個性豊かな男子小学生たちのハイテンションドタバタ学園コメディ。題名のろっぱんて何ぞやと思っていたが主人公たちが所属するクラス内班の六班だった。ひらがなで書くとなんか違うもののように見えるね。容姿も気質もベクトルがバラバラの男子小学生たちの言動はテンション高すぎてまぶしいわ(笑)随所にちりばめられる名言(迷言)が地味にツボだった。ネット用語のダンスィという生き物はこれか・・!と思わせる内容だった。複数巻。


鈴木さんのお仕事 (コミックアヴァルス)
小野寺サイカ
人材派遣協会の敏腕エージェント・鈴木が不思議な力で依頼人の問題を解決するファンタジーミステリ。美麗でミステリアスな容姿に反して庶民的な名前と人当たりの良い青年が、一見手品と見せて実はマジな魔法的な能力で事件解決という構成。現代社会が舞台だが依頼される事件でも妖精とかが登場し、あまり知られていないがファンタジーな存在がいる世界観のよう。話としてはファンタジー設定があるだけに何でもありで謎の解決という面では満足度はいまひとつ。主人公の見た目と名前や気質のギャップだけはそれなりのインパクトがあった。


ペン先にシロップ(1) (フラワーコミックス)
七尾美緒
人気の男子高校生の漫画家は偉人の言葉の影響から、恋をしたことがない自分は未完成であり、恋をしてみたいと思うようになる。そんな中、担当漫画家が続かないお荷物な女性編集者を自分の担当に指名して恋の相手とすることを決める。ハイスペック年下男子とダメ年上女子のちょい普通でない始まりの恋愛譚というところか。話の切り口は斬新で興味深く、定番に飽きた人には新鮮かも知れない。ただ女性編集者の設定が極端すぎて主題に集中できないきらいがある。一番やっかいなのは勤勉な無能という言葉が思い出されてなあ。この設定が話のとっかかりのためだけならいいのだけど。複数巻。

短文感想
2017年08月05日 (土) | 編集 |
2015-10
第3のギデオン(1) (ビッグコミックス)
乃木坂太郎
フランス革命前のフランスを舞台にした人間歴史ドラマ。三部会の議員となり国を救いたいと望む平民のギデオンは、幼少期に身を寄せていた貴族の家の御曹司ジョルジュと再会する。二人は目的は同じなのだが、議論や講釈など言葉で訴え合法的に進めたいギデオンに対し、ジョルジュは手段を選ばず、要するに殺人も厭わないタイプ。身分と立場、そしてなにより目的を達成するための手段や方法が真逆というところが話の肝なのだろう。当時の血生臭くやっかいな世情もきっちり描かれているし、人間の清濁併せた様々な感情や意思や関係の描写が秀逸。史料・文献提供者あり。複数巻。★★☆☆☆


2015-9
カーグラフィティJK 1 (コミックアライブ)
さきしまえのき
普通免許取得が16歳から出来るようになった社会。自動車部の女子高生3人によるJKカーライフコメディ。自動車に関する濃くも熱くマニアックな蘊蓄と、けいおんのような可愛い女子達のゆるくも可愛い会話劇というふたつの要素を合わせた内容。そのための架空の法改正設定。自動車蘊蓄と可愛い女子を描きたいと思ったらこうなったみたいな印象だった。このパターンて昨今よく見かけるようになったなあ。自動車以外のじゃれあいのノリも楽しい。彼女らが語る自動車への情熱が印象的だった。絵は可愛くて上手い。表紙の絵よりも本文の絵のほうが魅力があった。車に関してはほとんど素人なのだが蘊蓄部分を読み流してもわりと楽しめるところは良かった。複数巻。★★★☆☆


2015-7
あかぼし俳句帖 1 (ビッグコミックス)
奥山 直
かつてメーカーの宣伝部で活躍したが今では閑職のシニアサラリーマンは行きつけの居酒屋で出会った女性がきっかけで俳句を始める。広報宣伝という元々言葉を扱う仕事の主人公が俳句に傾倒するという構図は良い。俳句のノウハウを描くとともに俳句を作ることで周囲が見えてくるといったドラマも展開されていくのだろう。この年代のおじさんらしい面倒くささのあるキャラも主人公が俳句を始めるきっかけもリアルを感じるなあ。俳句に興味があるなら読み応えはあると思う。複数巻。


となりのヴァンパイアさん 1
高畠りょうこ
社会勉強のため人間社会にやってきた吸血鬼三姉妹のお話。気位の高い浪費家の長女、快楽主義で楽しいことしかしないだらしない次女、そんな姉たちの尻ぬぐい的に掃除や家計を担うしっかり者の三女。彼女らと周囲の人間の様々な出来事、悲喜こもごもを描いたご近所物語的内容。姉妹達もだが周囲の人間も地味にパンチがある。絵柄が個性的というか、漫画より小説の挿絵に似合いそうな絵柄というか。ある種の日常漫画だがどこか茫洋としているというかサブカル系雑誌に掲載されてそうな内容というか。複数巻。



2014-9
キリングバイツ1(ヒーローズコミックス)
村田真哉 隅田かずあさ
アラクニド・キャタピラーと同じ原作者の漫画。前作は昆虫?だったけど今回は動物ってことかな。冴えない青年は謎の少女に廃棄場に連れてこられ、そこで獣人同士の賭け試合に遭遇する。特定の動物の運動能力を持つもの同士のバトルアクション。バトルは迫力があるし普通に見応えはある。絵もわりと好きなんだけど主題にあまり興味が持てないんだよなあ。ドラマ的な伏線もあるだろうが異種動物特性の戦いが前面に出る話なのかな・・。続きを見てみないとわかんないけど。複数巻。



2014-1
あいの結婚相談所 1 (ビッグコミックス)
加藤 山羊
元動物学者という変わった肩書きの所長が営むのは高額な入会金を代価に100%の成婚率を謳う結婚相談所。所長は狂言回しで相談に来る婚活男女のドラマを描くオムニバス。相談者には譲れない確固たる条件を提示させその条件に完全に見合う相手を所長がマッチングしモニター越しにやりとりをするというもの。結婚は契約であり恋愛は必要ないという主旨から。極端ではあるが理にはかなってるんだよなあと思う。元動物学者なので様々な動物・昆虫の生態の語りがあり、それが各々の話のカップルと呼応する構成。1話1話が短いのでまだるっこしい人間描写が少なくまくおさまる終わり方が多い。少なからず世知辛さも感じるエピソードもあるけど多彩さがあるのは良い。絵は正直馴染めないタイプなのだが読むのには問題ない。設定や話運びの意外性と主題のブレなさは秀逸。複数巻。★★★☆☆



2013-12
デモクラティア 1 (ビッグコミックス)
間瀬元朗
プログラム研究をする大学院生とヒューマノイド研究をする工学部男性が出会い、双方の研究分野を活かして、ネット世論を反映した行動をする機能を持ったヒューマノイドを造り上げるのだが。いわゆる集合知で判断をするロボットを軸とした話だが、ロボットをより完成形に導く展開というよりネット世論の暴走とそれを止めようとする主人公、という図式のサスペンスドラマが主体みたい?題材としてはタイムリーで考察に良い題材だと思う。話運びも人間描写もとても丁寧だし絵柄にもそれが見て取れる。物語としては秀逸だと思う。個人的に無知な部分がほとんどの難しい分野なのでただ読むのみで自分自身の感想が出せないという;複数巻。



2013-7
まんがでわかる物語の学校 (単行本コミックス)
大塚 英志 野口克洋
題名通り、漫画において、ストーリー(物語)をつくるためのノウハウを詰めたハウツーもの。漫画の作画技術の本はわりとあるけど物語の組み立て方の本ってわりと少ない?わりと本気のレクチャー形式のようで、物語を本格的に作りたいというか趣味でなく仕事にしたい人向けかも知れない。読み手専門なので作り手側としては使えるのかわからないが真面目で濃い内容だと感じた。



2013-4
病室で念仏を唱えないでください(1) (ビッグコミックス)
こやす珠世
病院付の僧侶兼救急医の青年を主人公に救急センターを舞台にした医療漫画。理事長の方針という設定なのだが実際いるのだろうか。理事長にも考えがあってだし主人公にも明瞭な思いはあるのだが理解されにくく、ゆえに主人公は自分の見方と行動を変えていく。僧侶であり医者である主人公の成長の話でいいのかな。精神面の話ばかりではなく治療シーンなども丁寧に描かれている。他の医療漫画とは違う観点、僧侶の目から見る医療が描かれていくところが特徴なのだろう。複数巻。



2012-5
UN‐GO 敗戦探偵・結城新十郎(1) (角川コミックス・エース)
「UN‐GO」製作委員会 山田J太
坂口安吾の小説を元にアレンジしたスタイリッシュなパラレル未来ミステリ。同名アニメコミカライズでいいのか?ある戦争の戦後の日本。敗戦探偵と呼ばれる青年が謎多き助手と共に奇妙な事件の謎を解く。推理は真っ当、助手は人外?で一度だけ容疑者に真実を口にさせることが出来る能力を持ち、人のある感情?が好物らしい。アニメ視聴後に読了。アニメではよくわからなかったところも明瞭になったし、作画は綺麗で絵面を堪能出来た。複数巻。★★★☆☆


刃蕾 警視庁生活環境課特別指定奇病対策係 上
一智和智
都心で身体の一部が刃物のような凶器となり他者を殺傷する奇病が発生し、事件を起こした罹患者の対応にあたる課に所属する女性刑事と、元捜査一課の生真面目新人男性のポリスアクションサスペンス。エンタメ性もあるし作画も質が高い。グロい絵面も多いが剣などが出てくる派手で見栄えのするオカルトアクションと、女性警官の過去を含めた人間ドラマもわりと濃い。1巻のみで終わりみたい?ちょっと消化不要気味だが打ち切りだったのかなあ。


はつにゅ~ (アクションコミックス)
相田麻希
著者初単行本らしい。同僚同士の話や浪人生と家庭教師にやってきた憧れの先輩の話とかメイドカフェのオーナーとメイドとか様々なシチュエーションのH短編集。全11話くらい。レーベル的にがっつりHがメインだし短編なのでストーリーはほとんどない。読者層のニーズなのだろうがB級AVのような展開ばかりで個人的に合わないもののほうが多かった。双子美人と片方の恋人の男性の話は共感は全くないが話としては面白かったかも。幕間の著者のインコの話が一番良かったという(笑)表紙の絵には惹かれたが本文の絵は印象が違っててその辺も残念だった。昔の作品ばかりだったのかもしれないが。


ノア-NOAH-
如月謙一
男子高校生の部屋に突然美少女型新世代ロボットが運び込まれる。マッドサイエンティストなキャラの研究者が開発したそのロボット・ノアのモニタリング対象に選ばれノアと生活することになるが・・という定番のはじまり。学園ドタバタラブコメの後、ロボット設定を活かすためか市街戦が展開されていってちょっと唖然とする。アクション描写は秀逸だけど。プログラムであろうがノアの一途さの描写は印象的。主人公の過去とノアのモニタリングに選ばれた理由といった伏線があり、両親も一枚噛んでる設定は良かったのだが中途半端で終わった感がある。あれ?続刊表記・・?けど出るの?


2012-04
真夜中のこじか 1 (ビッグコミックス)
あおきてつお
夜間専門の小児科を舞台にした医療ドラマ。主人公はかつて弟を夜間小児科の医師に救われたことから小児科医師になった女性。恩師の病院に就職するも医療現場の現実を知ることになるが。題名のこじかは、主人公が幼少期に小児科をこう読んだことから。治療シーンと医療体制の問題と人間ドラマのバランスが良い。主題をきちんとかみ砕き門外漢でも読みやすい構成しているように思う。作画は医療ものではちょっと珍しいタイプの絵柄かも。ナースサイドの話だとわりと見かけるけど。個人的には線画がはっきりしていて好みの絵柄。複数巻。


短文感想
2017年08月05日 (土) | 編集 |
2014-06
黒崎くんの言いなりになんてならない(1) (別冊フレンドコミックス)
マキノ
地味女子が高校デビューし、学内でも人気の王子系イケメンに恋するが、ひょんなことから王子と友人の強面無愛想男子に目をつけられる?展開に。憧れの存在よりも近づきたくないタイプの男子と反発しながらも親密になっていくパターンだろうな。ヒロインがトラブルに首を突っ込むタイプなのもあって、恋愛・学園生活・女子との関係など次々と様々なエピソードが展開されていく。アクティブな恋愛漫画、決して優しくないがここというところで味方になる男子に萌えるなら推奨。優しい気質の男子も交えた三角関係ぽい展開もあるのかな。基本は王道だが退屈せず読めるところは良い。複数巻。


世界の端っことあんずジャム(1) (デザートコミックス)
桐島りら
父親の代わりにマンション管理の仕事をする女子は、店子の青年の持ち物を壊したことから弁償代わりに使いっ走りをすることになる。その青年は普段は茫洋としているが実は大人気バンドのカリスマボーカルだった。音楽を絡めた家主と店子の恋愛模様ってところか。音楽絡みの出来事や主人公の過去の伏線でエピソードが多い分退屈はしない内容。だが要素が若干多すぎて読みづらくもある。全容がぼんやりでも把握できれば楽しめる内容だとは思う。複数巻。



2014-6
あとかたの街 (BE・LOVEコミックス)
おざわゆき
昭和19年戦時下の名古屋。国民学校高等科に所属する少女が主人公。当時の一般家庭の家庭ルールや当時の周辺の状況をごく平凡な少女の視点から描く。米軍の空襲で疎開を余儀なくされるまではわりとのんびりとしていて年頃の女子の関心は今と変わらなかったりする。このあたりは身内と同じパターンだな。ほんと焼け出されてから終戦まで終わってみれば短かい期間だったけどあの頃が不安と忙しさで大変だったつってたなあ。どことなくほっこりとする柔らかい絵柄が好ましい。複数巻。


2014-3
いまにほ (マーガレットコミックスDIGITAL)
藤末さくら
主人公のクラス内の複数のグループに所属する女子。ハブられるわけではないが親しいといえる友人はないタイプ。主人公の父が急逝し、死後不倫をしていたことが発覚、相手女性の長男は主人公が秘かに憧れていた相手であり次男はクラスメイトだった。そして死んだ父は幽霊として世にとどまるが父が見えるのは主人公のみ。父は主人公が「いい女」になるようアドバイスをすると宣言する。件の兄弟と、兄への興味がきっかけで仲良くなる女友達、幽霊の父を交えてのちょっと見かけない展開で続きが気になる。でも若干要素盛りすぎな印象も。巻数次第では問題ないだろうけど。複数巻。



2013-11
こももコンフィズリー 1 (花とゆめコミックス)
南マキ
父の会社が倒産し貧乏暮らしになり家計のためバイトを余儀なくされた元金持ちのお嬢様は、世間知らずと生来の気位の高さからどのバイトも1日でクビにされてしまう。そんな中、彼女の前に現れたのは、金持ち時代に傍若無人な扱いをしていた使用人の息子で現在は天才パティシエとなった男子だった。男子は、立場が逆転しているのもあるが幼少期と違いドS気質になっていた。ヒロインに辛くあたるが、幼少期の恨みでというよりヒロインが社会生活をきっちり出来るようにさせるためのスパルタっぽい。とはいえヒロインに対する独占欲は強くS気質も天然の模様。良くも悪くもお嬢様気質だが本来は素直で良い子のヒロインと、若干歪んだ気質だがヒロインに対する気持ちはまっすぐ(たぶん)な男子のラブコメといったところか。絵は可愛くドタバタ演出も可愛らしい。複数巻。★★☆☆☆



2013-7
百鬼恋乱(1) (なかよしコミックス)
鳥海ペドロ
他者には見えない人以外の何かが見える純朴な女子高生は、美しい着物姿の兄弟と出会う。彼らの目的はある条件の花嫁を探しにきた鬼で、どうも主人公がそれにあてはまるようで・・?という話。和風オカルトファンタジー恋愛もの。妖怪を巡る事件に遭遇・解決しつつ、天使な気質の幼い印象の少女と危険な香りのイケメンの恋愛も展開する構成のよう。妖怪の造形が無駄にクオリティが高い。今まで見た中でも上位に入る気持ち悪さ(褒め言葉)。余談だが主人公が設定年齢のわりに幼い印象なのには意味はあるのだろうか。複数巻。



2013-04
小学生のヒミツ(1) (なかよしコミックス)
中江みかよ
小学生高学年の女子達の友情や恋愛のお話。初潮や身体の変化、異性への意識の変化など第二次性徴を迎える女子たちの悩みや思いなどが展開される。現実ではこの話のように友人に離せぬことも多いだろうし参考程度にはなると思う。多分。低学年層向けの絵柄と演出のごく普通の少女漫画ではあるが、ある意味当事者のためのレクチャー漫画でもある・・のか?それにしてもこの年代の男子は本当にガキなタイプばかりが登場するがリアルでもそうなん?複数巻。



2013-03
さくら十勇士 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
上田倫子
剣道女子は戦国時代にタイムスリップし真田幸村と出会う。本能寺の変を言い当てたため神の子として幸村に囲われるが・・というはじまりの戦国恋愛もの。キーアイテムの櫛とかタイムスリップの妙の定番もきっちりあるし、ヒロインが剣道の達人とか祖父が幸村マニアゆえにそれなりの知識もあるなど、主題以外の話をさくっと進めるための潤滑要素もぬかりなく。ジャンルの王道の手順を踏んでいるので読みやすいが定番故の退屈さもあったりする。正直十勇士でタイムスリップものするのには無理があると思うのだが。複数巻。

短文感想
2017年08月05日 (土) | 編集 |
2016-04
サツリクルート 1 (裏少年サンデーコミックス)
吉宗 MITA
4つの財閥が支配し配下の系列会社に序列をつけ、就活は下位から上位へ向けて常に行うものとなり、就活に失敗すれば死が待つ社会が舞台。所属する財閥が解体され後ろ盾を失った青年は悪魔と契約し就活に挑み、のし上がろうとする。就活を舞台にしているが中身は突き抜けた設定の不条理ゲーム。相手の土俵でいかにゲームをクリアし野望を叶えるか、というのがミソなんかなあ。就活というリアルな舞台だが設定も展開もキャラ造形もぶっ飛んでいて唖然とする。まあリアリティがあると問題かもしれない。悪魔と契約して・・という要素もあったりするがチートではなくかなりしょぼい。主人公は前経歴から自信家で頭も切れるので突き進むが転けることもわりとあったりで浮き沈みがすごいがなんのかのと進んでいる。複数巻。



2014-2
クロックワーク・プラネット(1) (シリウスコミックス)
榎宮祐 暇奈椿 クロ 茨乃
ラノベ原作ギミックファンタジーアドベンチャー。無数の歯車によって再構築・維持された地球。機械好きの男子高校生は空から降ってきた超技巧自動人形と出会う。落ちた際の修理の手際と音の判別の能力からかなり高いスペックを持っている。技術者2人の男性と自動人形の女性2人が後に歪んだ世界を修理するテロリストになる模様。1巻目は彼らの出会いと世知辛い世界情勢を描く。引きの演出もうまい。絵は細部まで描きこまれて美しい。歯車の絵面は圧巻。複数巻。





2012-8
NightWalkers 1
あかざわRED
ナイトウォーカーと呼ばれる人外が闇世界を牛耳る日本。人間の魂は純粋であるほど高値で取引される。で、いじめられっ子の童貞で平和主義傾向の主人公はその純真さゆえ死神の少女に狙われたところを堕天使が介入するというはじまり。中二的な設定と台詞の応酬と絶え間ないバトルアクション。萌えとお色気要素ももちろんあり。アニメにすると映えるタイプの絵柄で画面は見応えがあるが正直読んでいて疲れる。そのわりにキャラ描写が薄っぺらい。価値ある主人公の魂を巡ってゲスキャラが所有権を巡り画策やら奪い合いやらという構図のよう。価値が下がるからHすんなと名言されたり主人公の振り回されっぷりがちと不憫。冒頭からとばしまくりで置いてけぼり感が強いが設定を一気に出すためならば巻が進めば落ち着いてくるのだろうか。複数巻。


B.A.D.4コマ (角川コミックス・エース・エクストラ)
綾里 けいし kona
ラノベのB.A.D.4コマパロディ漫画。本編コミカライズと同じ描き手ぽい?内容的には本編のパロディというより本編のキャラを使ったひょっとしたら在ったかも知れない日常ネタが多いかな。一応冒頭にキャラ紹介があるがふわっとしすぎてあまり参考にならない。4コマオリジナルとおぼしきキャラもいる。本編の続きがふわっとでもわかるかな~と思ったけど期待してはいけないことだった。4コマものとしてはごくごく普通。絵はやっぱり可愛い。箸休め的に楽しめる作品。


キャタピラー(1) (ヤングガンガンコミックス)
村田 真哉 匣咲 いすか
アラクニドスピンオフ。時系列的には過去の話。芋虫の名と能力を持つ殺し屋の女性によるハードボイルドアクション。主人公を含めアラクニドに登場したキャラが多数出てくる。登場人物がほとんどゲスいというか悪人そのまんまなかんじ。主人公の見せ場は印象的で惹かれる。本編よりは世界観が知れているためか読みやすくなっている。複数巻。1巻作画者の急逝に伴い別の人が引き継いだ模様。