読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年1月以降発行タイトル対象。
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帰宅部活動記録 くろは
2017年08月09日 (水) | 編集 |


放課後を目一杯楽しみ青春を謳歌するをコンセプトとした「帰宅部」の活動を描いた学園ギャグ。

高校に入学したばかりのヒロインは特に入る部がないため帰宅部になるだろうと言ったところ、自分も帰宅部に「入る」つもりだと宣言したクラスメイトと共に半ば強引に「帰宅部」に入ることになる。帰宅部=部に入らないを逆手にとって帰宅部という部が存在するという設定のもと、展開される変わり種部活ギャグ。
ちなみに部のコンセプトは、放課後を目一杯楽しみ青春を謳歌するというもの。人の話を聞かない我が道を行くタイプの先輩方、方向性があっちこっちの飛びまくり脊髄反射で話を進めているような感覚を覚えるハイテンションな会話劇。ツッコミの吹き出しや字体を変えて強めのアピール?があるのも特徴か。
部室からほぼ出ず不毛なやりとりを交わすかんじで青春を謳歌というより青春の無駄使いと言った方がいいという・・。女子達のトークギャグはけっこう面白い。正直、初見は取っつきにくく、時間があるときにゆっくり噛みしめて読むと面白さが出てきたんだけど。
絵は正直にいうとちょっと微妙。ヘタではないのだが拙さというか堅さを感じるというか。とはいえこの主題では違和感は少ないと思うので良し。ただキャラの正面の絵とか、デジタルで同じ元絵をコピー・若干改変・縮小・拡大してるところがある?と思うことしばし。全部じゃないけど。失礼なこと言ってすみません;

くろは
ガンガンコミックスONLINE / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ギャグ・学園 / 好み度:★★★☆☆
桃栗三年ほか短文感想
2017年08月09日 (水) | 編集 |
2012-5
桃栗三年 (RYU COMICS)
亀井薄雪
プラモ好きの女子大生と遅筆の中年小説家。古いぼろアパートの住人で隣同士。ふたりの喧嘩腰なやりとりや交流を描いた話。ご近所日常漫画的な内容だが、茫洋としたノリの悪友関係のふたりのような展開が特徴。むろん二人だけでなく友人や編集など周辺の面々も登場する。よくあるほのぼの日常系でなく、ちょっと世知辛くだらだらっとした雰囲気は今ではちょっと珍しいかも?もうちょい続いてもよさげだったがまあラストはいいかんじに絞められている。★★★☆☆


サディスティックフルロマンス 1巻 (バンチコミックス)
高槻ナギー
ごく普通の男子高校生が未来から来た美少女に余命一年を宣告された上に下僕に認定される。少女は未来で人類を滅ぼす危険人物を抹殺するためにやってきたらしいが・・。えーと全裸で下着の付け方がわからないと言うハニートラップで主人公を下僕にし、唐突に頭を撃たれ死亡、しかし命が3つあるので復活という冒頭から飛ばしまくりの展開。しかもミーハー心からあっさり命のストック使い切って、という・・。ターミネーター設定をねじりきってぶんぶん振り回しているような内容。トンデモというかナンセンス系ハイテンションな展開に唖然とする。が主人公の余命とか少女の使命とかちゃんと伏線収拾できんの?とか続きをどう動かしていくのか興味が尽きない話でもあった。複数巻。★★☆☆☆


戦乙女と屋根の下 (1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)
玉岡 かがり
人間界で戦死者の魂を探す戦乙女は現代日本の剣道道場にやってくる。道場の長女が対象のはずだったが手違いで違うことがわかり他の魂を得るまでその道場に居候することになる。北欧神話のおっかない設定が話のきっかけだが話自体はほのぼの萌えのほんわかしたエピソードが続く。道場の姉妹もキャラが立っているし戦乙女もとてもミニマムというかお子様気質で愛らしい。後に次々と癖があったりなかったりする他の戦乙女たちもやってきて賑やかに。ほんのり北欧神話設定を活かしつつの日常コメディというかんじ。絵も余分な線がなく4コマ向き。お姉ちゃんほんわか気質だけど実はヴァルハラに持って行けるほどの達人じゃないんだろうか・・。複数巻。★★★☆☆


ナイショのマンガ家となりのゆとりさん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
佐伯イチ
成人漫画家の女子大生に恋心を抱いた同じ大学に通う男子は、ひょんなことから彼女のなんとなくアシスタントになる、という4コマコメディ。ヘタレ系というかヒロインに異性として意識してもらえない主人公のキャラが見所の1つか。ヒロインの親友の女子や女性担当編集者など脇のキャラは濃い。題名通り漫画家業あるあるであろうネタをギャグ仕立てにしたネタが多め。漫画家とのラブコメという点でも特化したものはない。版型に対し4コマ2列は読むにはちと厳しい。単にこちらの眼が衰えてるだけなんだろうが;複数巻。



2012-06
俺の屍を越えてゆけ 1 (B's-LOG COMICS)
日の出ハイム ソニー・コンピュータエンタテインメント
同名S・RPGコミカライズ。平安時代。貴族の息子は父の使いで訪れてある屋敷に赴き、屋敷の住人である3人の青年と出会う。彼らは朱点童子から受けた呪いを解くため、人知れず鬼と戦う一族だった。その呪いとは寿命2年、子孫が残せない呪い。なので神と交わることで血をつなぐという設定。オリジナルの第三者を物語の視点に置くことでゲームの主人公たちを描く、というかんじ。コミカライズとしては良い構成。ゲーム世界観の概要を知るにはいいかも。キャライメージけっこう違うけどね。ゲームパッケージほどじゃないけど(笑)血脈を繋げていくシュミレーション要素はやりこんだよなあ。なつかしい。複数巻。★★★☆☆



2013-2
トラップホール(1) (FEEL COMICS)
ねむようこ
落とし穴という題名通り選択した先がドツボで大変なしっぺ返しを喰らうを繰り返す女性の話。三十路直前に婚約を破棄され相手は同じフロアの同僚なだけに居づらくなり心機一転上京する。上京を誘ってくれた昔なじみの男性と深い仲になるも実は既婚者、彼の妻に裸一貫で追い出され、周囲にも疎まれ、とまあ踏んだり蹴ったりな展開。確かにヒロインに迂闊なところもあったかもしれんがどうしろと、と思うよ。不憫続きだがここからどう展開していくのか目が離せぬ。複数巻。



2013-3
妻は、くノ一 (カドカワデジタルコミックス)
風野 真知雄 作画;黒百合姫
同名時代小説コミカライズ。長崎藩士の青年は、娶った妻が突如居なくなり手がかりを探して江戸へ向かう。江戸で寺子屋で教師を務める傍ら、ある人物の困り事に知恵を貸したりするうちに妻はくの一で自分と夫婦になったのもお役目の一環だったことを知る。その事実を知っても藩士は妻を愛しているし、妻側も仕事絡みの出会いだったが藩士を慕っている。主人公の思慮深く聡明な人柄は好ましいし、妻の仕事っぷりは見事。藩士の出会う事件、妻のお役目の話を綴り、二人の立ち位置が幸せでない微妙なものというのがわかるところで終了。続刊表記がないので続きは原作でということなのだろうか。絵はとても丁寧な筆致でデッサンもしっかりしていて読みやすく好ましい。余談だけど頭目のパワハラにイラッとくるよ。★★★☆☆