読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
BL漫画の短文感想
2017年09月08日 (金) | 編集 |
2013-02
甘くないのがかわいくて (あすかコミックスCL-DX)
志々藤からり
表題作他、こんなに近くで・いまさらだけど言わせてよ・君の花が咲くまでを収録した短編集。表題作は父親がオーナーの喫茶店で働く青年と、超無愛想な雇われ店長の話。店長の愛想のない接客にハラハラするが実は不器用で照れ屋なだけとわかりそのギャップに惹かれる、というはじまり。積んで崩して離れて近づいてな王道BL展開。考えるより動くタイプの年下攻と普段無表情だけど相手と対峙するときは表情が顕著な受というシチュが萌え所か。メリハリがないともとれるけど安心感があるというかほんわかとした気持ちで読める。他作品は、酔った勢いで致した後から始まる恋の話、淡い相思相愛だったの幼馴染みと再会する話、初恋の家庭教師と再会する話など。同時収録作も王道で読みやすかった。やっぱ変に凝らない設定の話のほうが好みなのかな~。



2013-01
恋は育って愛になる (あすかコミックスCL-DX)
木下けい子
何年かぶりに田舎の故郷で肥料の営業活動をすることになったリーマンは、立派な農家になった幼馴染みと再会する話。東京から2時間通っての営業、久方ぶりの田舎のノリについて行けないものの、農家青年と交流しながら徐々に馴染んでいく。元ヤンキーの農業青年と、かつて美少年今は凡人の営業マン。設定も展開も物語として読みやすかった。農業ネタや嫁取りなどリアルな設定の元、BL世界ならではの展開も多くいろんな意味で楽しめた。著者のキャラ描写はなんか柔らかくて好き。悪役な立ち位置のキャラもなんか憎めないところが良い。


BL漫画短文感想
2017年09月08日 (金) | 編集 |

2014-09
ふぁみりーしゅみれーしょん!! (バンブーコミックス Qpaコレクション)
松吉アコ
海外出張の姉の息子を一時預かることになった大学院生と、数年ぶりに再会した幼馴染みのリーマンの話。家計など諸々の理由で、大学院生とその甥っ子の家にリーマンも同居することになる疑似家族系BL。学生時代にぬきっこしたりしたりもした二人が子育てに四苦八苦するうちにふたりの距離も縮まりってかんじかな。甥っ子が可愛くて子は鎹的立ち位置、親代わりの二人が仲良すぎてちょっとさみしくなっちゃうエピソードがたまらん(笑)全体的にほのぼのと明るいお話で好みだった。同時収録はミクロ単位でキミがスキ!!理系男子ものだが好きな相手の細胞が挟まれたプレパラートが宝物って・・フェチすぎるだろう・・。面白可愛いけど。等身は高めで裸の絵の均整も上手いかな。キャラの表情が可愛い。BL描写のほうも好みっす。


いとしの絶対君主さま (バンブーコミックス Qpaコレクション)
加村カロ
家出少年の主人公は男前男子小学生に拾われる。小学生の保護者の青年が経営するホストクラブのホストとして働き、自分を拾ってくれた男子小学生を慕うもののある事件から避けられ続け出会わなくなった。そして七年後、成長し高校生となった相手は潔癖症となり主人公を覚えて居らずそっけない。だが変わらず主人公は再会を喜び慕い続ける。うーん・・主人公が最初っからブレずに絶対的な好きを貫く話・・なのか?著者が描きたい場面を描きたい気持ちが一人歩きしてその前後の場面構成が適当すぎてものすごく読みづらい。絵柄も線画も好みだしBL描写は魅力あるしシチュエーション的には萌えるところもある。がそれを相殺するほどに物語としての体がなさすぎる。著者の初作品と言うことで次はもうちょい精査した内容を望む。



2013-11
アンタの犬になってやる! (あすかコミックスCL-DX)
真山ジュン
アンタの犬になってやる!・好きすぎてどうしよう・見つめないでください・花の名は、君を収録したBL作品集。表題作は目つきが悪いのが災いして鳴かず飛ばずのモデルが、有名アパレルのモデルに抜擢され社長の専属モデルのためのスパルタ教育を受ける話。社長の事情を知り奮起するモデルが可愛い。他は建設現場の従業員いわゆるガテン設定の話や大学生同士の話、庭師と坊ちゃまの話など。等身の高い怜悧系な絵柄だがコミカルなノリが存外多くデフォルメキャラ描写も多い。愚直で愚鈍なところがあるがそこが愛おしいキャラが見所。



2013-07
なんでお前とキスしてるんだ? (あすかコミックスCL-DX)
南条つぐみ
表題作ほか理想の恋じゃないけれど・それは愛のせい・虜にさせて・レンアイツインズを収録したBL短編集。表題作は、若干おバカなリーマンと彼が敵対心を持ち常に勝負を挑むクールで有能なリーマンの話。キャラは魅力があるが社会人設定のわりに学生みたいな稚拙な行動に若干引っかかる。このジャンルでそれを言ってはおしまいだろうが。誘い受けだったり、攻側が悶々としているけど受側も好き好きな態度で読み手側からは相思相愛そのものだったりする話ばかりかな。短編かつ最後にBL描写を入れる関係で終始順当な流れのものばかり。とはいえ素直に楽しめる内容ばかりなので好みが合えば良い作品集。個人的には著者の作風は好み。



2011/9
背中にキス (あすかコミックスCL-DX)
梅太郎
背中にキス・汗と吐息と夏休み・抱いてサヨナラを収録したBL作品集。表題作は、目的のためにはかっこわるいことも平然とする先輩と彼に憧れる主人公のリーマンBL。他は、中退した学校が募集したバイトに入り、かつて片恋だった教師にきちんとフラれようとする男子の話、姉を弄んだ男性に復讐するため相手の職場に入り込むが相手はとてもそんな人物に見えず逆に惹かれて・・という話。そこそこ頁数があるからかドラマ性というかストーリー性がわりとあって読み応えがあった。主人公が受側でいろいろと思い悩むモノローグが見所かな。絵柄は面長の等身が高いタイプ。



2012-6
育メンだって恋します。 (あすかコミックスCL-DX)
三島 一彦
生真面目保育士と朗らか育メンBLの子は鎹系BL。一見チャラく見える父親が実はしっかり者というギャップに保育士が惹かれ、その父親が熱で倒れたのをきっかけに距離が縮まる展開。育メンがリーマンだろうけど可愛い系キャラなのはBLならではか。全体的にほわっとファンシーな雰囲気。育メンのほうが攻なのか・・。この著者は攻のほうがキャラが立っている。同時収録は、かつて相思相愛なのだが教師と教え子の関係で世間体を気にして振った相手が新任教師として同僚になる話。わりとシリアスめかな。登場人物の心情の停滞描写は好みが分れるかも。



2012-02
そして僕らは恋をする (あすかコミックスCL-DX)
おおやかずみ
天涯孤独の便利屋の青年は、生前懇意にしていた顧客で占い師の老女の「居場所をあげる」という遺言から彼女の死後の住まいの管理をしていた。そんな中、その家を購入したという青年が現れる。正体不明のその青年と主人公は同居することになるが。亡き占い師がつなぐ縁から始まるBL恋愛もの。同居する中で互いを知り気持ちを育んだりあて馬的な男性が登場したりとお手本のような恋愛もの。美麗な絵柄。ちょっと間抜けな主人公と、謎があるけど基本柔らかい気質のイケメンのやりとりは萌える(笑)なんのかのと優しいお話だった。PNはひらがなオンリーになってるなあ。ジャンルによって変えてるのか全部変えたのか・・。★★☆☆☆



2012-05
泣キ顔ミマン (バンブーコミックス 麗人セレクション)
猫田リコ
中学時代の野球部先輩と再会する新任教師の話。先輩とは同僚ということになる。中学時代に部でいじめを受けていた主人公。先輩はいじめに荷担していなかったが、先輩に自分のみっともないところを見られた気恥ずかしさなど当時を思い出すため避けていた。だがそれでも徐々に打ち解けていき、その中で先輩の心情を知る、という展開。センシティブな文法で描かれる不器用者同士のBL。情景描写の多用と静かな会話場面、じわっとくる雰囲気が好み。余談だが人物の姿勢がリアルな猫背っぽいのは珍しいなと思った。長い長い旅を経て、そして朝が来るは、7年前1年間先代の愛人だった青年が先代の七回忌で、現当主の青年と再会する話。愛人の青年は当時の記憶が曖昧で当主は当時少年で、という状況。ぼやーっとしたせつない系BLかな。こちらも妙な色気というか雰囲気がある。親族達の、愛人の青年に対する現在の態度というかオチがものすごく印象的だった。多分作品中一番の印象の深さ(笑)★★★☆☆



2015-02
ゼロ距離 (あすかコミックスCL-DX)
高城 リョウ
学生時代に常にキスされ絡まれ周囲から誤解を受けるなど散々な目にあった先輩の結婚式の招待状を受けた主人公が事故に遭いタイムスリップする。で自分はコビトサイズになり過去の自分と出会い先輩に関わらないよう助言するが・・。オカルトとタイムスリップとスイーツといろんな設定のごった煮。相思相愛だったけど1周目は選択間違ってたよ的な話でいいのか?BL的には萌え所満載なのかもだが話運びや設定が稚拙過ぎて個人的にいまいち。絵は美麗。巻末の4コマ漫画を見るに、オカルト部というシリーズの話の1つ・・なのかな・・??



2014-05
青春偏差値 (あすかコミックスCL-DX)
高城 リョウ
美形過ぎて恋愛対象外に認定され続けてきた教諭は、男子生徒に告白されるも信じられず返事をせずうやむやにしたことがあった。時がたち、校内の恋愛成就の祠に祈ったところ、同僚の教師となったかつての男子生徒との運命の出会いが起こる。相手と面と向かうと制御できない主人公に相手は迫ってくる・・・というかんじの教師同士同僚BLもの。BLのトレンドなのかもしれないが作風が全く合わなかった。等身の高い美麗な絵柄なだけに余計にギャップが激しい。主人公の幼ない思考展開と行動はどうしても興ざめる;主人公の設定も相手との再会シチュエーションも好みなんだけどなあ。じたばたする様子はちょっと可愛いけど。まああくまで嗜好の問題なので;