読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
なめこ文學全集 他短文感想
2017年11月22日 (水) | 編集 |
2012-11
なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学 (1) (バーズコミックス スペシャル)
小鳩 まり
ゲームやキャラグッズで人気の「なめこ」を登場人物に、著名な文学作品を漫画化するというコンセプト。「なめこ」は菌類キャラなので「んふ」としか言わない設定なのだがこの作品でも台詞はなめこ語?のみ。それでは話がわからないので物語の進行は原作の文を抜粋したト書きという構成になっている。絵はめっちゃ綺麗。コミカライズとして十二分な質といえる。どんな話か知りたいけど原作小説を読むのは億劫・・という人には良いかもしれない。幕間にも丁寧な文学作品の解説もついている。ただ昔の小説ってあらすじだけ追うとそれがどうしたって内容もままあるなあと。文章(文体)を読んでこそ楽しめるってことも多い気がする。複数巻。★★★★☆


すぱクラ!(1) (角川コミックス・エース・エクストラ)
高野 うい
温泉大好きJCが、温泉同好会を立ち上げた先輩達と共に放課後温泉ライフを満喫?する4コマ漫画。出オチな内容だが、女子たちのキャッキャ学園コメディと裸体を出すコンセプトを充実させるためのちょい強引さは嫌いじゃない(笑)ちっぱいコンプレックス、セクハラ受難と無駄にスペックが高いセクハラ担当とDIY能力値の高い部長、天然美人と不憫担当の顧問・・と4コマに映えるキャラ設定と動かし方は巧い。絵柄もキャラ描写も可愛くほんわかとする。ネタ出し大変だったんじゃ・・と思うことしばしば。1巻表記があるが続編はないのかな。★★☆☆☆


幕末ヱイリアン(1) (ドラゴンコミックスエイジ)
すたひろ
幕末の日本を舞台に岡田以蔵を主人公にした時代劇SFアクション、でいいのかな。冒頭からガンガンくる展開、なのだが何度読んでも目がすべる・・;意欲作という印象は受けるのだがすごいな・・という感想しか出なかった。この題材はなんとなく青竜の神話を思い出すなあ。わっくわくする熱い展開なんだけど話をどうまとめるんだという不安も多分にあった。殺陣の迫力は見応えあり。複数巻。


東京カラス 01 (サンデーGXコミックス)
宮下 裕樹
コザキコースケの原案・キャラデザを著者が漫画にした作品。実在する都市伝説の霊障が起こす奇っ怪な事件・現象を解決する「都市伝説研究会」のメガネ女子の物語。主人公は退魔のような仕事をするが霊が見えない、というのがミソの1つ。対峙する事件に巻き込まれた人間に対しての主人公の冷たさ、そして主人公自身も冷遇されている構図がちょっと世知辛いというか嫌な方向でリアリティがあるというか。崖っぷち系というか殺伐としたシリアスともコメディともつかない独特のこの雰囲気って著者のカラーでもあるんだけどね。巻が進めばこのどこか落ち着かない雰囲気も変わるかもしれないが。オカルティックでどことなく垢抜けた状況描写は好み。複数巻。★★☆☆☆


正しいコドモの作り方!(1) (少年サンデーコミックス)
もりた毬太 黒田高祥
タイムリープSF学園ちょいHコメディ。スペック完璧の幼馴染みの女子に秘かに片思いする冴えない男子は、未来から来た男子転校生から、自分の子孫が未知のウィルスキャリアで世界を滅亡させる要因となることを告げられる。それを回避するには件の幼馴染みとの子をなすことだというが。ターミネーター的背景お色気展開が自然になる設定を加えた学園コメディ。主人公の子種が鍵となるため複数の女子に迫られるのとともすれば命の危機がセットという話を膨らませやすくかつ王道の展開に。構成・作画とも安定した質。複数巻。


不器用な匠ちゃん 須河篤志
2017年11月22日 (水) | 編集 |


高い技術力を持つ歯科技工士の女性は、女子力は低くガールズトークも苦手。そんな彼女は、自身の技巧系趣味を見知らぬ相手に知られるがそれがきっかけで造形趣味の会に参加することになる。

主人公は歯科技工士の女性。手先が器用で彼女が作る義歯は調整なしにハマるほど。仕事は出来るが女子力というか他者との交流は苦手。趣味はフィギュア製作、とはいえ武器のミニチュアが本命で人形はおまけという。このあたりは人間に興味はなく手先が器用というキャラ設定によくあっている。
その秘密の趣味を出会ってすぐの人間にに知られ身構えるものの、笑われもせず。というのも相手も造形の趣味があった、というわけで。そんなこんなで造形趣味を持つ会に参加することになる。
男女四人で行われる趣味のサークル活動を舞台にした恋愛人間ドラマコメディといったかんじか。
主人公は趣味の話が出来る友人が出来て歓喜するとともに、会に誘った男性に初恋ともいえる気持ちを抱くがメンバーの女子も彼が好きなようで・・と三角関係?的な構図になる。主人公は不器用な上に居心地のよい場所を失いたくないのとで、生まれたばかりの恋情を無くそうとする描写がせつない。
好きなことを語り合える時間を共有できる、最高の環境ってうれしいよなあとしみじみ感じるし、恋愛が絡むとやっかいなのもリアリティがある。造形関連の蘊蓄+恋愛が主軸のお話かな。キャラの動かし方が好み。特に主人公のキャラが可愛いなと感じる。

<すがあつし>須河篤志
MFコミックス / メディアファクトリー
ジャンル:青年・恋愛 / 好み度:★★★☆☆
喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ
2017年11月19日 (日) | 編集 |


高校時代からの付き合いで同棲8年目のカップルの日常を描いた物語。
生活を共にする恋人以上夫婦未満のふたりの、あるあるなエピソードを、彼女側の視点と彼氏側の視点両方の側面から描いた構成が興味深い。
諍いも憤慨も双方の視点を描くことで片方が一方的に悪いってかんじじゃないのが面白い。些細な言動で相手を傷つけていて傷つけたことに気が付かないちょっとした価値観の違いは別の人間である以上当然あるわけだもんなあと感じる。穏やかな時もあればぶつかるときもあるふたりだが、なんのかのと幸せカップルな雰囲気があるので安定して読める。
何年も同棲してて結婚は?という話が出てくるのも鉄板かね。

日暮キノコ
ゼノンコミックス / 徳間書店
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★★★
湯淺くんは友達がいない他短文感想
2017年11月19日 (日) | 編集 |
2012-11
湯神くんには友達がいない(1) (少年サンデーコミックス)
佐倉準
題名から、周囲に疎まれ系ぼっちの話かと思ったけど違う方向性だった。野球部エースでモテる要素満載だが、周囲のことを汲まず我が道を行くタイプなのが災いして、周囲が積極的に主人公に接触しないパターンみたい。そんな中、転勤族だった転校生の女子が絡み、話が展開していく。意識せず状況が転がる構成、主人公の変な人観察にシフトしていく・・のかな。学園コメディとしてはちょっと珍しい作風かなと思ったがキャラ描写は王道でなじみやすい。 複数巻。★★★☆☆


赤パン先生! 1 (ビームコミックス)
安永知澄
題名から教師視点の学校ものかと思ったら違ってた。主人公は小学4年の少女で、この時期あたりから芽生える様々な感情と成長を描いたお話。叙情的というか日常を切り取った感があるというかな内容。で、題名の赤パン先生とは赤い水着を着た水泳の臨時教諭?のことで、主人公は彼に淡い気持ちを持っているというわけだが、先生を含めた主人公の家族や周辺とのかかわりを描く内容になっている。題名と内容が乖離している印象を受けるが巻が進めば寄っていくのかな。とはいえさりげなくもリアリティのある描写はこのレーベルらしいクオリティ。複数巻。★★★☆☆



2012-10
青春ぼっこ (角川コミックス・エース・エクストラ)
シロ太
着ぐるみで育った女子や武術マニア女子、斜めベクトルな女性教諭など、ナンセンスま設定をくっつけたキャラたちによるシュール学園コメディ4コマ。意外性に特化した設定とネタの力技で繰り出すコメディ。ついてこれる人だけついてこい的ナンセンス系コント、もしくは深く考えなくていいスイーツ系ギャグというかんじ。絵が可愛く無駄な線がないので4コマとして読みやすく暇つぶしにもってこいのタイトル(ほめてますよ)。一応ボケツッコミ構成だがツッコミ役も読み手から見るとボケという・・。良い(笑)


ヴァーミリオン(1) (角川コミックス・エース)
佐藤 敦紀
ある手順を踏んで門を作るとそこから鬼ないし妖が湧き出る術があるという設定のオカルトファンタジーバトルもの。鬼狩りの組織に属する主人公の男子は、鬼の娘とバディを組み、鬼の力を借りて鬼を殺す話でいいのかな。正直、話もキャラ設定も定番すぎるほど定番。なのだが、漫画を描きなれているのか物語にするっと入れるし人間描写はけっこううまいと思うし絵も好み。複数巻。★★★☆☆


悪の教典(1) (アフタヌーンコミックス)
貴志祐介 烏山英司
学校内人間ミステリサスペンス小説原作。
問題児が多く集められたクラスの担任である男性教諭が主人公。学校内の生徒同士の問題もあるが教師や親も癖が強い人間が多い状況。主人公は人当たりがよく学校内のトラブルを潤滑に解決する。が、決して聖人君子ではなく、手段を択ばない狡猾なサイコパス気質の人間。デスノとかアニメのサイコパスみたいな、頭脳明晰な闇を持つ人間が自分の理想を求め計算高く立ち回るかんじ。ある面から見れば正しいとも言えなくもないが手段が完全に犯罪だし、目指すところも結局己の欲だしで、後味が悪い展開なのだが、目が離せない。サスペンスなのだがなんかホラーに近い。サイコものといっていいのか。 複数巻。



2013-2
バチカン奇跡調査官 黒の学院 (怪COMIC)
作:藤木 稟
同名小説コミカライズ。キリスト教総本山・ヴァチカンの奇跡調査官の二人の青年が調査に向かった先で遭遇する事件を描くミステリサスペンス。奇跡調査とは、ヴァチカンに寄せられる奇跡と思われる事柄が本当に「神の奇跡」か認定する仕事のことで主人公の二人は調査官としての能力値は高い。。絵柄的にも話運びも読みやすく原作のイメージにもあっているように思う。※アニメ化前のコミカライズだがこちらのほうが好きだなあ。複数巻。★★☆☆☆



2016-02
絶対ナル孤独者1 (電撃コミックスNEXT)
川原 礫 シメジ
謎の地球外生命体から球体の形を取った特殊能力を埋め込まれた少年が主人公。主人公と同様に力を得た人間は他にもいて、球体の色によっては凶暴な行動を起こす者がおり、主人公はある事件から人類の敵と戦う側の組織に入る展開になるのかな。あと球体が付与する能力は当人が願いに答えているらしい。一捻りある設定と話運び、主人公を取り巻く微妙な人間関係とか抑圧的なキャラがいるのとかは、ああ原作者のカラーだなあと思った。作画のほうは絵が達者で読みやすく、キャラの動かし方も巧いと思う。複数巻。★★☆☆☆



2016-07
VECTOR BALL(1) (週刊少年マガジンコミックス)
雷句誠
登校の道すがら拾った謎のパズルを解く男子が通う学校は奇妙で不可解な事柄が続いていた。パズルを解く男子は異変を解決したいと思っていた中、一人ぼっちで異変を食い止めようとしていた男子と遭遇する。学校内が舞台の、ファンタジーアクションというかんじ。冒頭の主人公を取り巻く学校内の生徒達の行動描写は奇妙なノリで見ていると不安定な気持ちになるよ。著者ってこんな作風だったんかね;当人達は真面目にチャラけてるわけでもないのにナンセンスに見える描写・・。これギャグととっていいのか?正直ついて行けないノリなのだが目が離せない内容だった。複数巻。★★☆☆☆

原始バカ一族 他短文感想
2017年11月15日 (水) | 編集 |
2012-10
口寄せ蓮治捕物帖 (バンブーコミックス)
黄島点心
父を捜して放浪する少年とオウム。少年がウクレレを弾けばオウムから死者の言葉が紡がれる。いわゆる口寄せ能力を持つ少年の話。少年とオウムが行く先々で遭遇する受難や事件を描くホラーミステリドラマ。ざっくりした絵柄は主題にあっており、著者らしい世知辛さというかやるせない展開も多いがミステリ要素も含まれており物語としては秀逸な内容。ちょっと中途半端に終わってる印象を受けるが続きはないのかな?★★☆☆☆



おれのキングダム(1) (ビッグコミックス)
楠桂
人並みに可愛い彼女が欲しいと望む、ごく普通の冴えない声が小さい男子専門学生は、ひょんなことから自分の声が女性を良いなりにできる能力があることを知る。この声は、会ったことのない石油王の父親ゆずりらしい。周囲の女性たちのみならず父親に縁のある女性も登場するハーレムコメディ系。女性作家が描いているのもあるだろうが、H系でも男子主人公はどこまでも女性にとっていい意味でヘタレであり、展開も女子キャラに優しいと感じる。まあ思い込みが激しい女子が多いのも特徴なのだが。絵は変わらず達者で絵面的にはえろいが寸止め展開が多い。いろいろ設定を盛り込んでコメディとして楽しめる構成。複数巻。★★☆☆☆



後遺症ラジオ(1) (シリウスコミックス)
中山昌亮
表紙の絵からして恐怖というより不気味なタイプのがっつりホラー。基本ショートショート系な内容。エピソードが繋がっているものもランダムに散らしているタイプ。不条理で不可解で不気味で不明瞭。恐怖を魅せるためのきっちりした構成じゃないあたりが不安をより煽るというか、生理的な分野での不快感がすごいというか。この構成はやっぱすごい。題名にあるようにラジオの周波数が各エピソードについているので、無作為にピースを並べて読み手側が繋げていく妙もあるのかもしれない。複数巻。



旭お嬢様と嘉島くん : 1 (アクションコミックス)
琴慈
進級が危うい貧乏男子学生は、お金持ちのお嬢様に男性恐怖症の克服を頼まれる、というラブコメ。特化した要素としてお嬢様は容姿も気質も可憐だが超怪力を持っており、一方主人公の男子は大抵の事故でも大丈夫な超絶な防御力を持つという設定がある。要はとっさにお嬢様が主人公をたたいたりしても主人公のダメージが少ないから選ばれた、ということで。脇には主人公を敵視するお嬢様のメイドなどお約束の美少女を配置したりと無難な仕上がり。美少女系絵師の人らしく絵はとても美麗。ストーリーは可もなく不可もなくだが個人的にはキャラ描写は好みな方だった。複数巻。



原始バカ一族 : 1 (アクションコミックス)
蓮古田二郎
原始時代を舞台に、一族というか集落?の生活を描く日常?コメディ。脳天気というかシンプルというか大らかな内容。まあ原始時代を舞台にしているが現代ネタといっても問題ないエピソードが多いかな。人間はいつの時代も(平和なら)かわんないということか。素で面白いがおっさんネタも多いかなあ。レーベルとしては順当だが。続刊として「原始バカ一族人間っていいな」も刊行。★★☆☆☆



2015-5
わたしの小鳥先生 1 (バンブーコミックス)
水月とーこ
低身長コンプレックスの青年と天真爛漫な少女は6才差の幼馴染みで従兄弟同士。二人はこの春から同じ高校の教師と生徒になるところからはじまるほんわか学園ラブコメ。ヒロインの、従兄の教師への気持ちの変化を軸になるのかな。従兄のヘタレというか間の抜けたというかなキャラもよくできているように思う。教師と生徒のラブコメというより幼馴染みラブコメ色のほうが強いかな。著者の作風である淡くも可愛らしい雰囲気が良いタイトル。複数巻。★★★☆☆



2016-1
アースロコロッサス 1 (コミックフラッパー)
東裏友希
度々仏像の白昼夢を見る男子中学生は、ある出来事から謎の少女と共に戦うことになる。いわゆるロボットで戦うわけだがそれが仏像という変わった設定。SFアクションの範疇かしら。ごめん実際は微妙に設定が込み入ってるんだろうけど理解しきれなかったorz。話のとっかかりの学校のクラスメイトたちとの関係の描写は主人公の不実な気質を表現するためか。絵は線画がざっくりしたタイプで味はある。複数巻。

デストロ246
2017年11月13日 (月) | 編集 |


ある実業家に雇われた外国人女性の殺し屋二人、横浜の女子高生ヤクザと懐刀の二人の女子、冷静沈着なある組織の殺し屋・・と、様々な壊れたアンダーグラウンドの女子たちの戦いの物語。
どこか壊れてたり突き抜けてたりする危ない女子高生たちの刺激の強いクライムアクションストーリーといったところか。
超人的な身体能力をもって繰り出されるアクション、女子らしい危うさと無邪気さと狡猾さが十二分に描写された内容。容赦のない対応、マフィアものらしい会話ややりとりを女子高生たちの絵面で堪能出来る。
メインキャラたちはいうに及ばず脇女性キャラもなかなかに曲者ぞろいかもしれない。
刺激的でシビアな展開が連綿と続くがメインキャラたちの死亡とか辛い展開ってのはあまりないようで、その点では個人的に好みなんだな。

高橋慶太郎
サンデーGXコミックス / 小学館
ジャンル:青年・アクション・クライムサスペンス / 好み度:★★★★☆
トウキョウ・D 祀木円
2017年11月12日 (日) | 編集 |


過去の内戦下で製造され、終結後も未だ都内に潜伏する戦闘用ロボットの回収を任務とする警視庁内の極秘チームが存在する。その部署に配属された刑事は、自分を護る人間型警備ロボットの青年とリスの着ぐるみを着たマスコットのような小ぶりなロボットSHIMAと出会う。
内戦終結後にロボットのマスターが都内に潜伏せよという命令を未だ守るロボットたちが回収されていない現状。見目が麗しいなどの理由から金持ちの好事家などに匿われている場合がほとんどということでなかなか居場所が特定できないのが理由のよう。
表紙にいるリス着ぐるみを着たロボットSHIMAを見るに、「しゅんにゃん」のスピンオフ作品といっていいのかな?ロボット製作会社も同じ企業みたいだし。先にしゅんにゃんを見るとちょっとギャップに驚くとともにマスコットみたいなロボットがハードボイルドなキャラにしっくりきているのも驚く。
設定だけ見るとハードボイルドだけど絵柄と作風とロボットはみな美形とかマスコット的なキャラもいたりで若干ゆるめなノリ。アクションや陰謀とかというよりロボットたちの存在意義とか、それを見るちょっと間の抜けたというか裏表のない感のあるキャラの主人公との関わりなどを含めたドラマのほうが肝だからか。
思ったより構成とか設定はよく出来ていると思う。主人公の捜査における役どころとか当人がそれをよくわかってなかったところとか。まあSHIMAが可愛いの一言に尽きる話でもあるかもしれない(笑)

祀木円
KCITAN(KCx)全2巻 / 講談社
ジャンル:少女・ドラマ・ハードボイルド / 好み度:★★★★☆
魔女の心臓 matoba
2017年11月10日 (金) | 編集 |


喋るランタンとともに旅する少女の目的は妹を探し出すこと。冷たい寓話のようなファンタジー。
少女の姿をした不老不死の魔女は喋るランタンとともにある目的で旅をしている。その先々で出会う人との物語。
思わせぶりな人物のドラマ演出とファンタジー寓話のような怜悧な世界観。どす黒い展開、悲しい結末だけでなく優しい話もあり、一辺倒ではない物語の作り込みが良かったし、どんでん返しっぽい構成も興味深かった。当初キャラや雰囲気のみで酔わせるタイプの話かと思ったのだが、予想外に良かったというのが正直な感想。絵はとにかく美麗。繊細な筆致に描き混まれた画面はそれだけで見応えがある。
やっぱり読んでみないと作品の良さはわからんもんだなとしみじみ思った一冊(高飛車な言い方ですみませんorz)
余談だが話す無機物と少女の旅っつーとキノを思い出す。

matoba
ガンガンコミックスONLINE全8巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★★☆