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青春のアフター 緑のルーペ
2017年08月20日 (日) | 編集 |


片想いで告白したが手ひどくフラれた直後文字通り目の前で消えてしまった少女が16年後に当時の姿のまま現れる。少女を忘れきれないまま16年生きた青年だが同時に同棲する彼女もいる。少女と青年とその彼女の奇妙な同居生活がはじまるが・・。

高校生のとき。主人公と少女はゲームを通して傍目からつきあっていると勘違いされるほど交流があった。事実主人公は少女が好きなのだが、少女のほうは他の快活な男子のことが好きだったのだ。それを知った主人公はそれでも少女に告白をし手ひどくフラれる。そしてその直後少女は文字通り目の前で消えてしまい行方不明となる。
それから16年たち、主人公は社会人になり出来同棲する彼女もいる。ただ今はだれも居ない少女の家の管理などをしており完全に縁を切っていないというかな状態。そして彼女と同棲を機に気持ちを切り替えようとした矢先、目の前に件の少女が当時の姿のまま現れる・・という身も蓋もない展開に。
青春の恋心が風化する前に物理的に蘇り、現在もひとりならいいんだけど同棲するほど親密な彼女もおりで、少女は身内がいないから彼女と同棲する住処に少女も住むことになるという・・。ゲームという共通の趣味があるなどさほど衝突もないが・・・。
少女のタイムスリップの妙、ADVゲームの選択肢のごとくどの選択をとるのか、生々しい人間心理描写と人間模様が描かれていくのだろう。泣き笑う登場人物の絵面にはなかなかに心を締め付けられる。苦い、どこまでも苦い。アフターと書いて後始末と意味づけるのか。良い題名。
最初のタイムスリップで再会したときの少女の台詞とそれに答える主人公の台詞の残酷さがいろんな意味でインパクトが強かった。終始こんな展開が続くのか。登場人物の行動も心理も、嫌悪は全くないが汲み取れないことばかりで多分読み進めても共感は覚えられないだろう。だが読みたくない類ではなく、未知の世界を知りたい欲求という意味で興味深い作品だった。

緑のルーペ
アクションコミックス / 双葉社
ジャンル:青年・恋愛ドラマ / 好み度:★★★☆☆
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