読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
帰宅部活動記録 くろは
2017年08月09日 (水) | 編集 |


放課後を目一杯楽しみ青春を謳歌するをコンセプトとした「帰宅部」の活動を描いた学園ギャグ。

高校に入学したばかりのヒロインは特に入る部がないため帰宅部になるだろうと言ったところ、自分も帰宅部に「入る」つもりだと宣言したクラスメイトと共に半ば強引に「帰宅部」に入ることになる。帰宅部=部に入らないを逆手にとって帰宅部という部が存在するという設定のもと、展開される変わり種部活ギャグ。
ちなみに部のコンセプトは、放課後を目一杯楽しみ青春を謳歌するというもの。人の話を聞かない我が道を行くタイプの先輩方、方向性があっちこっちの飛びまくり脊髄反射で話を進めているような感覚を覚えるハイテンションな会話劇。ツッコミの吹き出しや字体を変えて強めのアピール?があるのも特徴か。
部室からほぼ出ず不毛なやりとりを交わすかんじで青春を謳歌というより青春の無駄使いと言った方がいいという・・。女子達のトークギャグはけっこう面白い。正直、初見は取っつきにくく、時間があるときにゆっくり噛みしめて読むと面白さが出てきたんだけど。
絵は正直にいうとちょっと微妙。ヘタではないのだが拙さというか堅さを感じるというか。とはいえこの主題では違和感は少ないと思うので良し。ただキャラの正面の絵とか、デジタルで同じ元絵をコピー・若干改変・縮小・拡大してるところがある?と思うことしばし。全部じゃないけど。失礼なこと言ってすみません;

くろは
ガンガンコミックスONLINE / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ギャグ・学園 / 好み度:★★★☆☆
彼女とカメラと彼女の季節 月子
2017年08月07日 (月) | 編集 |


女子達の暗黙のルール内に収まり学校生活を送ることに安心と退屈を感じていた女子は、その枠に入らないカメラ好きのクラスメイトの女子が気になり始める。
主人公は女子高生。クラスメイトとも馴染みソツのない学校生活を漫然と過ごしていた。そんな中、クラスの輪に入らない美少女の同級生が気になり、昼休みにそっと後をつけると振り向かれ、彼女の持つカメラで突然撮られる。
そんなきっかけから、美少女の趣味であるアナログカメラを通して徐々に親しくなっていく。クールな美少女、かと思ったが柔らかく笑う彼女に魅了されたシーンが印象的。その一方で主人公は野球部員で人気者の男子にアプローチされ、反発しながらもやりとりが続く。題名から想像した内容に反し、カメラに特化しただけの話じゃなかった。青春群像っぽい話だった。
自分が興味のあることしか関わらない女子、周囲と合わせる生き方から変化が出てくる主人公、他者から自分への興味というものに疎い野球男子。主人公とカメラ女子のやりとりは百合っぽい雰囲気があるような。実際そうだとはやし立てられる場面もある。
家庭環境の違い、学生が終わる次の段階の道の選択、カメラ少女との関係、男子との関係、などなど人間関係や自分自身のこと、生活環境様々な要素が丁寧に綴られていく。端々にリアリティのあるエピソードを置きつつきっちりドラマがある。絵空事ばかりじゃなくて身近に感じるものがあるというか。
あと1巻終盤でカメラ少女と野球男子にけっこう深い接点があることがわかりいろんな意味で続きが気になる引きだった。青春ものの中では地味におすすめしたい作品。

月子
モーニングKC / 講談社
ジャンル:青年・青春 / 好み度:★★★★☆
ガンナーズ 天王寺キツネ
2017年08月06日 (日) | 編集 |


謎の侵略軍プロゥブからの侵略から半世紀を経て戦況は膠着状態。自衛官育成と人間型兵器・メルカバの操縦士・整備技術者育成を担う高等専攻学校に通う男子の物語。
謎の軍による侵略を受けている仮想日本が舞台。日本側はレイバーの軍用機みたいな人間型兵器で対抗している状況らしい。主人公の男子は自衛官や人間型兵器の操縦者や整備士を育成する軍事学校に通う学生。在学中に戦況が悪化し、学校内にある兵器で戦う展開になる。
リアリティのある架空世界でのミリタリーものなのだろうが、主人公の死亡した妹に神様が憑依して共に戦うみたいなファンタジー設定もある。主人公巻き込まれ型に近いが、置かれた環境に加え来て欲しくないけど来たみたいな状況だから混乱が存外少ないとこが読みやすかった。設定や要素が盛りだくさんだが各々の要素には物語においてきちんと役割があるようなので把握しやすくはある。
余談だが題名から銃ものかと思ってた。うぽってが柔なら剛の話なのかなと。まあ当たらずとも遠からずかもしれないが。

天王寺キツネ
角川コミックスエース / 角川書店
ジャンル:少年・ミリタリー・ドラマ / 好み度:★★☆☆☆
ごきチャ るい・たまち
2017年07月25日 (火) | 編集 |


人間の友達が欲しいゴキブリの少女ごきチャは、ゴキブリが居ない北海道へ旅立つ。ゴキブリ擬人化コメディ4コマ。

人間社会の隅っこに生息し嫌われ者ナンバー1の害虫の種族だが人間と仲良くなりたいと思っている健気な少女が主人公の4コマ。
ぶっちゃけゴキブリの擬人化なわけだが大きさは現実と同じくらいで人間にはふつーにゴキブリの風貌のよう。人間に嫌われ姿を見つけられては殺されにかかる中、なんとか生き延びている状況。そんな彼女は同種族のいない北海道なら友達が見つかるかもと、北海道行きの船に乗る。
北海道でも別の方向性で命の危機を感じたり、以前と同じように退治されそうになったり、同系別種の仲間と知り合ったりする日常アドベンチャー?コメディになっている。主人公当人が可憐で健気なのでその種が嫌いな人にも読める・・かな?個人的には妙に癒やされるキャラで楽しめたのだが。都会の中でのミニマム生物の視点の描写という点でもちょっと興味深い内容だった。
虫なのに掃除が出来るファンタジーはともかく、何よりあれだけ殺虫剤攻撃を受けて生存していることに驚異を感じる(笑)現実にいるとリーサルウェポンか研究者の究極の素体だな(笑)

るい・たまち
まんがタイムKRコミックス / 芳文社
ジャンル:4コマ・コメディ / 好み度:★★★★★
Good night! Angel 柊ゆたか
2017年07月17日 (月) | 編集 |


親元を離れ念願の一人暮らし、普通の高校生活に期待に胸を躍らせる少女の正体はプロの殺し屋。可愛くスタイリッシュだけどちょっと残念なヒロインと周囲の面々の日常を描いたコメディ4コマ。

主人公は親元を離れて念願の一人暮らしを始めた女子高校生、その正体はクールなプロの殺し屋。仕事ぶりはクールで業界でも優秀さは有名、なのだが日常生活ではドジっ娘属性の残念女子、という設定。お仕事完了時に決め台詞が題名になっている模様。
トモダチゼロから脱却するため高校デビューを望み、新しい一般人の友人が出来る一方で、母親から送られた仕事の相棒や同業者がやってきて、てんやわんやの大騒ぎ、というかんじ。
同級の女子との交流、仕事絡みのゴタゴタとエピソードには暇がない。人物描写の切り口、絵柄と全体的にシャープな独特の作風。主人公のオンオフのギャップと百合なノリが特徴かな。個々の人物の絵面は綺麗なんだけど、全体で見ると若干画面がごたついている印象も受ける。ストーリーものでもいけそうな構成なのと登場人物が多いためかも。

柊ゆたか
まんがタイムKRコミックス全3巻 / 芳文社
ジャンル;4コマ・コメディ / 好み度:★★★☆☆
くだみみの猫 中山幸
2017年07月11日 (火) | 編集 |


ある理由で引きこもりの対人恐怖症だった巫女の少女は、巫女としての修業と引きこもりの原因を取り除くため、式神の男子とともに巫女による魔物退治?を担う診療所に住むことになる。巫女と魔物を巡るファンタジードラマ。

この話では巫女という魔物を祓う能力を持つ人間が存在し、巫女はパートーナーとも言える式神がいる。巫女は言霊という名の特定の文言を式神に発し、式神は言霊により力を得る、つまり巫女が式神を使役して魔を祓うという構図。
それを踏まえて、主人公の少女も巫女。なのだが災厄をもたらすというクダの耳が生えたため、人目を避け引きこもり生活を続けてきたが、その状況を打開するため、診療所という名の施設に向かう。主人公は、その施設で巫女としての段階を高め、巫女として働き、自分の中のクダを祓おうという目的がわかる。
完璧に快適な住環境、特殊な存在とのバディ活動、主人公と同じ境遇のコンビたちとの共同生活といった設定のいくつかには他作品を彷彿とさせるのは否めないが、個人的にはさほど気にならないというか、そういう定型なのだと思えば違和感はなかった。
主人公と式神の男性の関係は、引きこもり時代からずっと一緒、式神はやたら主人公をいろんな意味で縛りたがる、ので式神の力(やる気といっていいかも)を引き出すのは、自分を拘束して良いと言うことという・・。
契約により式神が主人公にいろんな衣装を着せ、顔を真っ赤にしてあたふたする主人公を堪能するというマニアックな図式ができている。主人公の難儀さを鑑みればあ個人的にはまり好ましくないパターンなのだがこの場合は可愛いなあという感想。まあ羞恥といってもバカップルのプレイぽいからなのだろうか。うーん上手く言えない。
同居コンビと仲良くなったり学校に通ったりと危なっかしいけど楽しい学園生活と、巫女としての退魔の仕事と成長を描きつつ、クダ耳に関わる伏線や、頻繁に発生する魔の元凶も登場する。構成は悪くない。個人的には絵柄やキャラ描写が愛らしく好みだった。

中山幸
MFコミックス アライブシリーズ / メディアファクトリー
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆
恋は光 秋★枝
2017年07月08日 (土) | 編集 |


恋をする女子がキラキラと光って見える男子大学生は恋を探求する女子に恋をする。恋とはなんぞやを主題にしたキャンパス青春恋愛群像劇。
主人公の男子大学生は、昔から特定の女子の周辺にキラキラしたものが見える体質。昔はそのキラキラがなんなのかわからなかったのだが、現在は恋する女子が光って見えることがわかっている。そんな中、主人公は同じ大学の生徒で恋を探求しているという女性に惚れるのだが・・というはじまりかな。
片恋の相手は、現代人らしからぬ、昔の深窓の令嬢もしくは二世代前の淑女といった風情。恋というもの知りたいという彼女に惹かれて交流を始めるがその方法はアナログってのが妙にツボだった。相手との成就が主題かと思ったがどうもそれだけではない模様。
昔なじみで主人公の体質を知り、かつ主人公に片思いをしているはずの女子は、気さくに主人公と語る相手であり、主人公の体質というか光る条件の考察やら主人公の恋愛もろもろの相談のやりとりが印象的。また恋多きタイプで人の彼氏を奪いたがる女子にアプローチされたりもしている。
話が進むうちに、光っている女子の条件は、単純に恋をする女子というわけではなく明確な条件が不明瞭になってくる。いや条件は恋をする女子で合ってはいるのだろうが、恋の形ってのは一通りじゃないし様々なきっかけで始まるだろうしということなのだろうか。にしても、主人公が好きな幼馴染み女子は光らず、打算で主人公に近づく女子は光る・・うーむ。
複数のヒロインを登場させ、各々違うパターンの恋愛観やらやりとりやらを描く青春群像劇みたいな構成になるのかな。
ゆえにわりと複数の要素が混在で展開されていてなかなかに読み応えがあるし、恋愛ものなのにかなり理詰めっぽい著者のカラーが健在なのも良かった。続きが気になって次が読みたくなるし、1巻1巻丁寧に読みたい話でもあると思う。

秋★枝
ヤングジャンプコミックス / 集英社
ジャンル:青年・恋愛 ・ドラマ / 好み度:★★★★☆
からかい上手の高木さん 山本崇一朗
2017年07月07日 (金) | 編集 |


からかう女子とからかわれる男子のやりとりを中心とした思春期学園コメディ。
中学生くらいの男子と女子を描いた学園もの。このあたりの年頃って精神面においては、女子は早熟で男子はまだまだお子様という印象があるのだが、それを体現したような話。
主人公の男子は同じクラスで隣の席の可愛い女子にからかわれてばかりで見返して自分も女子をからかってやろうとするもいつも相手が一枚上手でやられっぱなし。たまに勝ったと思ってもそれは実は女子がゆずっている、というのも女子は男子が好き、という。
好きだからからかっちゃう、かまっちゃう、相手の好意がくみ取れずからかわれてむきになる、思春期あたりの、甘酸っぱく、当人達は真剣だけど端から見るとほのぼのする心情の描写がリアル。
特殊な設定もなくどこまでもリアリティのある構成や演出は秀逸。

山本崇一朗
ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル / 小学館
ジャンル:少年・青春 / 好み度:★★★☆☆