読んだ漫画の適当感想ブログ。現在2011年~2016年発行タイトル対象。
2010年以前発行分の感想は本舎の漫画感想に、2017年以降分は漫画感想2017~にあります。
お友達からはじめましょう。 他短文感想
2017年10月25日 (水) | 編集 |
2013-7
お友達からはじめましょう。: 1 (ZERO-SUMコミックス)
乙 ひより
高校に入学した主人公の女子は友達がほしいが引っ込み思案な性格な上、美人ゆえに悪目立ち?して同性にやっかまれ孤立してしまう。が、裏表のない気質の同級生と仲良くなる。そんなヒロインのエピソードと平行して、彼女の双子の弟の話も展開していく。状況は違えど姉弟による各々の友達作りを主題とした学園もののよう。めんどくさい話かなと思ったが、壁はあってもポジティブに進んでいく話で明るく楽しく読める内容だった。何度もいうが年を経ると前向きな話のほうがいいよなあ。★★★☆☆



2016-1
大家さん引退します。 主婦がアパート3棟+家2戸、12年めの決断! 大家さんシリーズ (本当にあった笑える話)
東條さち子
ローンで物件を購入してアパート経営のエッセイの続き。資金繰りやらリフォームやら店子のことやらトラブルエピソードしかない印象。業者の対応のひどさは地域によるものなのか単に運が悪いのか。前作を知らない人のための概略もあるが正直全体的に読みにくい構成。引退といいつつ売れた物件はすべてではなく、新天地?で再出発的な行動に。ここまでくると著作のネタのためにやってるのかと思ってしまう。案外海外のほうが水が合うかもしれないが・・。



2013-10
Re:まりな 1 (ジェッツコミックス)
原田重光 瀬口たかひろ
父が死に天涯孤独になった男子高校生の前に美人が現れるという青年系ラブコメ。彼女は未来の男子の嫁で、四十路で死を迎えつつある彼の未来を変えにきたらしい。とっかかりが王道すぎるなあと思ったが存外ドラマ性は強い。主人公にとっては未来の自分とはいえ今の自分に惚れての行動ではないという複雑な心情とか彼女側の事情とかけっこう読み応えがあった。



謎解きドリル 河添太一
2017年10月25日 (水) | 編集 |


ベクトル斜めな設定と切り口で描く素っ頓狂で正統な女子高生探偵コメディ。
主人公は女子高生、なのだが女子高生探偵という肩書きに固執するあまり3度目の高校三年生を迎える19歳。唐突に遭遇する事件に首を突っ込む様式美はよしとして、当人はかなりのおっちょこちょいで自己顕示欲が高く精神年齢が子供というかおつむがちょいゆるめ。実際の推理は助手の役どころの別の女子高生が的確に進めるというグダグダな展開。
ヒロインと助手の関係も微妙なところが印象深い。助手のヒロインに対する扱いはぞんざいというか、言葉は丁寧だけどけっこうディスっているというか。かといってヒロインを毛嫌いしているわけでもない・・この関係をどういうんだっけか。ブラックジョークのような人物同士のやりとりに推理・探偵もののいい意味でふざけたパロディを加えた内容。ヒロインの自由な発言ぷりも特徴か。個人的にはイラっとくることもあるけど味もあるのも確かで(笑)個性が強いキャラに目がいくが推理要素は、突っ込みを入れたくなるようなザルな事件のようでミステリとしてはわりと巧く作られている印象。

河添太一
ガンガンコミックスONLINE全3巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ミステリコメディ / 好み度:★★★★☆
うしろのカノジョほか短文感想
2017年10月22日 (日) | 編集 |
2014-6
うしろのカノジョ (1) (ぶんか社コミックス)
佐野妙
社会人となったヒロインのもとに、大学三年の時に自分探しの旅に出たルームメイトの女性が幽霊?になって帰ってきた、という変形ルームシェア4コマ漫画。まじめであたふたする主人公と幽霊?になっても能天気で好き放題の親友の女子同士の友情コメディ・・かと思ったら幽霊女子のほうは友情以上がある?若干百合要素も入ってるっぽい。離れていた間に変わったこと変わっていないこと、いろいろ含めて基本ふたりの掛け合い会話劇がメインかな。著者の作品なので好感が持てるキャラだしネタも良い。ドタバタコメディに見せてちょろっとしんみりする要素も混ぜてるとこも同じく。巻末には森田さんは無口コラボ漫画あり。 複数巻。★★★☆☆



2014-10
五時間目の戦争 (1) (カドカワコミックス・エース)

瀬戸内の離島の中学生たちを描いた青春物語。なのだが、週一回の割合で選ばれた学生が、正体不明の敵を迎え撃つ戦地に赴かねばならないという世界設定。金曜日の5時間目の時間割の戦の文字、疎開してきて早々に出兵される者、なぜか出兵不適格の幼馴染の男子と女子。1つ1つの場面と描写が印象的。素朴な絵柄。田舎の中学校のごく普通の風景と、登場人物たちの置かれた状況のシビアさと緊迫感と心情描写が刺さる秀作。 複数巻。



2014-11
天使の3P!(1) (電撃コミックスNEXT)
蒼山 サグ てぃんくる
引きこもり気味で自分の作った曲を配信している男子は、自分の曲が好きだという人物と待ち合わせをすることに。相手は音楽活動をする3人の少女だった。ロウきゅーぶと同じ著者のラノベ原作らしい。主人公以外のヒロインは幼女がほとんど。作画はキラキラとしたかわいい絵柄で申し分ない。音楽関係に興味はないが物語は追っていきやすくキャラにはまれば楽しめる。複数巻。



2015ー12
夢喰い探偵―宇都宮アイリの帰還―(1) (月刊少年マガジンコミックス)
義元ゆういち
幼少期病院で出会った病弱な少女と高校で再会する男子高校生。当時自身が少女を元気づけるため自分とともに名探偵になろうと言った言葉を少女は覚えていて、学内で起こる事件を解決する探偵となる展開。ヒロインが周辺で起こる不思議な事件に首を突っ込み男子を引っ張りまわす構図の学園青春ミステリもの。推理ものというか探偵ものとしてはお約束かつ王道な構成でミステリの質も良い印象。ヒロインの推理のひらめきが体調とリンクしている設定なのかな?事件解決エピソードを重ねつつ、女子の体調の動向が。というか高校生が探偵役の青春ミステリというのもあってか殺人など不穏な謎はないみたい。 複数巻。★★★☆☆



2015-3
IT’S MY LIFE(1) (裏少年サンデーコミックス)
成田芋虫
早期退職した元騎士隊長の三十路男性は、郊外にマイホームを構えカントリーライフを満喫しようとしたところ、彼の家に迷い込んだ魔法少女と遭遇する。剣と魔法のファンタジー世界観なのだが妙に所帯じみた話という印象・・。ほのぼのというよりドタバタ感が強い。とにかくエピソードの手数が多いというか一時たりとも落ち着かないというか。目まぐるしい展開が見ごたえがある。朴念仁のおっさんと可愛い幼女の疑似家族ものは最強(笑) 複数巻。



2013-3
ANDOL(1) (バンブーコミックス WINセレクション)
八色
歌うことが大好きな天使のヒロインはたびたび人間界に降りてカラオケで歌を満喫していた。そんなところに、自分が育てたアイドルに逃げられ崖っぷちの芸能マネージャーの女性がヒロインを見初めヒロインは芸能界入りする、という4コマ漫画。天使が芸能活動という内容なのだが芸能活動ネタよりもこの話の天使の輪っかの多機能ぶりが印象に残る話だった(笑)設定からしていろいろとゆるめなので気負いせずに楽しめる内容かと。 複数巻。



2013-11
高橋さんが聞いている。 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
北欧ゆう
現役女子高生アイドルのひそかな趣味は、クラスの委員長男子と地味男子の二人の会話を盗み聞きすること、というコンセプトの学園コメディ。ストレス解消のための秘密の趣味なのだが、アイドルたる自分が盗み聞きをしていることがばれないようにする緊張感と二人の頓珍漢な会話に突っ込みたいけど突っ込めないジレンマを経て、盗み聞きの成果によりヒロインのアイドル活動に何かしらのプラスになるというオチで終わるパターン。1エピソードが比較的短くくどく感じる前にオチる絶妙さ。読み手側の肝はヒロインが盗み聞く会話の内容なのだが、ワンパターンンにならず手数も多いあたりはけっこうがんばっていると思う。キャラはわりと立っていて画面構成もうまく漫画を描きなれている感はある。面白いか否かは感性が合うかどうかなんだろうけど。 複数巻。



2013-12
俺が妹と結婚しているのはないしょだ
綾乃れな
実家が神社の男子高校生は祈願の神事のため旧家の令嬢と結婚することになるが、というファンタジー設定込みの定番のハーレムH系コメディ。積極的な可憐なお嬢様・主人公を敵視するメイド・神の化身の幼女など一通りそろっている。ラッキースケベ系でこれといった特徴は見られなかった。絵が少々不安定なのか表紙と本文の絵柄の印象が違いすぎる。妹婚と書いてシスコンと読むのはちょっと座布団をあげたい(笑) 複数巻。



2016-11
かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。(1) (B's-LOG COMICS)
友麻碧 Laruha
生前奔放な祖父の借金の肩代わりに、妖怪による妖怪のための宿の当主の嫁として浚われた女子の話。妖怪ファンタジーと宿屋とおいしいごはんが主題のよう。嫁、といっても宿のほとんどの妖怪たちからは歓迎されず借金を嫁入り以外で返すため、宿の離れの食事処が勤め処になりそうな展開。主人公は幼少期から妖怪が見え、知覚された妖怪と穏便にすますため彼らの好む料理を与えるのが常だったという設定で料理要素を絡めているみたい。この手の話ではよくあるが、主人公の立ち位置が理不尽すぎるな;それでも自分の場所を確立するための奮戦が見どころなのだろうが。絵は美麗で女子も男子もキレイどころで花盛り。 複数巻。



2016-11
誰が賢者を殺したか? 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
奈々本篠介 三雲ネリ
過去に世界規模のサイバーテロを起こした集団のハッカーの一人が殺された。自然主義の清教徒(アーミッシュ)の村に住んでいた少女の父だったのだが、父を殺した犯人を捜すためFBIと行動を共にすることになる。過去のサイバーテロ事件とハッカーの死をめぐる近未来サスペンス活劇。攻殻みたいに生体と仮想空間が直でつながる技術が一般化した時代でサイバーネットワークが主題となっている一方で文明と乖離した生活を営んでいたヒロインがカギとなっているかんじ。絵はメリハリのある線画なので読みやすくはあるがアクション方面の魅力は薄い。謎解きのほうに重きを置いて読むには向いているかんじ。1巻の引きはなかなかにインパクトがある。 複数巻。



2012-10
でじまんっ! (1) (カドカワコミックス・エースエクストラ)
久遠 まこと
デジタル漫画研究部を舞台にした4コマ青春部活コメディ。同人誌制作・イベント参加・締め切り地獄などオタ系部活コメディの定番ネタに加え、デジタルで漫画を描くときの小ネタや方法などもけっこうあった。アナログ作画の部の人間も登場し、デジタルとアナログの比較も楽しめる。正直キャラの記号っぷりはすごいが4コマなのでちょうどいい塩梅だし、各々描く漫画ジャンルの分散も良い。当初はなじめなかったが読み終わるころには愛着も出てきた。個人的にはレクチャーネタ(?)で読み応えがあったタイトル。 複数巻。

プランダラ 水無月すう
2017年10月16日 (月) | 編集 |


ある大戦後のファンタジー世界を舞台にした物語。その世界では人間は何かしらのノルマと言っていいカウントを持ち、その数字が0になると異世界へ落ちるという設定。例えば歩数がカウントだったりする。現実で自分独自のノルマを設定して達成できないと自分独自の罰を想定したりするアレに似ている。こちらはもちろんシビアだが。
その世界設定を下敷きに、母親の遺言である人物を探す可憐で純朴な少女と、女好きだけど振られまくる青年が出会うところから物語ははじまる。著者の話なので既作品同様、Hとギャグとシビアなシリアスと突き抜けるバトルが次々と展開され、話のスケールも大きそう。個人的には、数字カウントが下敷きなだけにシビアさがより感じられるし、1巻目のラストで読む気概がなくなってしまった。続巻をまとめて読めば評価も変わるかもだが。絵は素晴らしくきれい。

水無月すう
角川コミックスエース / 角川書店
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★☆☆☆
銀のニーナ イトカツ
2017年10月14日 (土) | 編集 |


リストラで東京から地方の実家に帰った無職独身青年と、金髪碧眼の小学生の姪っ子の高原の街の日常を描いた物語。
主人公は東京で勤めていたがリストラされその後の職も見つからず田舎の実家に帰ることにした独身の青年。
実家に帰ると銀髪碧眼の少女がいた。その子は北欧留学した際現地の男性と結婚した姉の娘、つまり主人公の姪にあたる。姉夫婦は離婚し姉自身は仕事で海外を飛び回っているため実家に預けられたという。主人公は夏休みの間、姪っ子の面倒を見ることになる。
そんな経緯ではじまる叔父と姪の疑似家族的スローライフ物語といったところか。まあ血縁関係があるので疑似ではないのだが。シビアな家庭環境設定がない分ほのぼのに徹して読めるところが好み。
家庭環境から実年齢より聞き分けが良いというか大人な姪だが、主人公に懐いたのか我儘を言ったりする。しょぼくれた青年と幼い美少女の図は地味に好物。
状況的に落ち込み気味な主人公は姪っ子との交流で徐々に元気が出てくるってところもいい。

イトカツ
アクションコミックス / 双葉社
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆